Soulful Bigover

「自由」と「ロマン」を求めて、creativeなアウトドアライフをめざす。

「思い出のある山」(滋賀・岐阜県境 土蔵岳 山行記録)

2011年02月28日 | Mountain winter
思い出とともに祝杯

(山行後の自宅にて 2011.2.27撮影)
 
2月最後の週末は所属山岳会「岳連やまっこ」の冬山合宿に参加した。
山は滋賀・岐阜県境に位置する土蔵岳。
そう、あの土蔵である。(僕にとっては土壷(ドツボ)山?)
あんまり乗り気しない計画だったが、今一度山容把握のためもあって、これに参加した。

記録
 山域     滋賀・岐阜県境 土蔵岳
 目的     「岳連 やまっこ」雪山合宿
 日程     2011年2月26~27日 
 メンバー   参加メンバー計5名
 場所     登山口 座標 N35°36′08″/E136°20′21″ 
         *地図閲覧サービス(ウォッちず)HP参照
 ルート概況  ・最大標高差565m  ・総歩行距離 6.0km
        ・行程時間 9.0時間
        ・ルート状況  積雪期・一般ルート
        ・山行形態   日帰り(ビバーク装備有り)
                トレック登山

トレース図


 行程     2/26(土)晴れ
         10:20  自宅発→木之本平和堂にてM家と集合→岐阜県揖斐川町→
               八草トンネル北口 駐車(1:30着)
               ・メンバーが揃うまでM家2名と山談笑
         15:30  ベースキャンプ設営(メンバー5名で幕営)
               ・広場(田んぼ?)で8人豪華テント設営
               ・僕は食当、ソーセージ、豚汁、ビール、酒・・・・夜宴は続く。
        2/27(日)曇り
         03:00  起床~テント撤収(-5°)
         05:30  入山 登山口(443m)    
               ・スキー組と別れて行動
               ~末端尾根登高~
               ・急登の残雪は氷化とザラメの混在する雪(1~2mの積雪)
         07:10  650m 
               ・最初の休息(スキー組と合流する)
               ~ノートレースの尾根~880m~
               ・起伏のある尾根をいく、以外に時間がかかる。
         11:10  土蔵岳(1008m)登頂(5°)
               ・展望良の山頂を感嘆、3名で健闘を称え合う。 
               ~往路下降~
               ・地図で地形を確認しながら、腐りかけた雪に足を取られないよう
                注意しながら下降する
         12:35  850m小ピーク~往路下降 
               ・尾根末端は傾斜きつく、悪い。
         14:30  登山口(440m)下山
               ・ベースで待っていてくれた2名と合流、うまいコーヒ飲んで登頂成功を祝う
         15:30  駐車場→自宅着(16:30) 
               ・昨夜の余った酒で祝杯、オツなナオライだ。

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今回はメンバー中には、冬山初心者もいて、
それに合わせて僕も歩行組での山行だった。
26日は、PMに八草トンネル北口で現地集合して、この付近にテントをはって幕営。
そして27日早朝起床し、3名パーティーで土蔵岳めざした。

久々にわかんはいて、壷足で上原谷を南西に巻く尾根を辿る。
天気は下り坂で曇天ではあったが、幸い風はなく、穏やかな一日となった。
視界も良く、800mを越えてくると、南方に見える金糞岳や奥美濃の美しい山々をみせてくれた。
予定通り11時に3名元気に登頂を果たし、そして往路を下山した。

今回は歩行での登山だったので、この山の山容もかなり把握することが出来た。
実際地図で見るより地形は複雑で、この山に入山する折は、やはり周到な準備が必要だと再認識した。
それにも増して、上原谷の開けた白銀バーンは大変魅力的で、山スキーでの再来訪を心に誓わせた。

同行のメンバーも本格的な冬山を堪能出来たようだし、僕の目的も満足いく成果が出せた。
この山の悪印象「壷」的な意識も、この日の山行でほぼ解消。
僕の頭の中でいいイメージにして「蔵」に納められそうである。

参加して良かった。



650mよりの奥美濃の山々


疎林の尾根をわかん登高


900m付近より見た目標の土蔵岳


ちょっとした悪いギャップも有り、慎重にこれらを越えていく


山スキーヤーには魅惑的な上原谷のオープンバーン


秀峰「金糞岳」、ピークより奥深い山々を堪能する


650mまで下降、麓も見えてホッとする
しかし、まだ雪質悪い急斜面の尾根を30分ほど降りねばならない
慎重に、慎重に・・・
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「うれしくて仕方ない一日」(鈴鹿湖東 綿向山 山行記録)

2011年02月22日 | Mountain winter
『樹氷』

(綿向山山頂にて 2011.2.19撮影)
 
”チ~ム Bigover” は2月19日、湖東にある鈴鹿の綿向山へ雪見山行を行なった。
久々に同行した岳友MAさんと、時間を忘れ語り合いながらの山行だった。
天気は快晴、期待していた山頂付近の樹氷も100点満点で、なんだかうれしくて仕方ない一日となった。

記録
 山域     湖東 綿向山
 目的     雪山ピークハント
 日程     2011年2月19日(土) 
 メンバー   MAさんと”チ~ム Bigover” の計3名
 場所     登山口 座標 N35°0′59″/E136°18′52″ 
         *地図閲覧サービス(ウォッちず)HP参照
 ルート概況  ・最大標高差756m  ・総歩行距離 7.6km
        ・行程時間 6.0時間
        ・ルート状況  積雪期・一般ルート
        ・山行形態   日帰り(ビバーク装備有り)
                トレック登山

トレース図


 行程     2/19(土)
         05:00  自宅深夜発→マーガレットステーション集合→滋賀県日野町→西明寺 駐車(6:30着)
               ・早朝ということでもないが、よく冷え込んだ朝だった
         07:00  入山 登山口(360m)    
               ・麓に雪はない
               ~林道~葛籠折れ道~
               ・残雪は氷となっている
         08:30  アザミ小屋 
               ・東屋のような小屋、雨露は十分しのげるいい小屋だ
               ~五合目小舎~
               ・この小屋でアイゼン装着
               ・行者堂辺りから夏道を分けて急登の尾根に取り付く
               ・氷化した雪面にアイゼンが軋む音がここち良い
               ・美しい樹氷も見られる
         10:10  綿向山(1110m)登頂(-5°)
               ・快晴、展望良の山頂を感嘆 
               ・湯沸かしして、ラーメン食べてのんびり休息
               ・無線でCQ出して、三重県名張固定局と交信
         11:10  下降開始
               ~往路下降~
               ・後続登山者続々とくる
         12:00  アザミ小屋 
               ・あえて大休止、世間話に花が咲く
         13:00  登山口(360m)下山
               ・晴れてはいたが終日氷点下で寒い山中だった
         13:30  駐車場→自宅着(16:30) 
               ・いい山行後にはビールが最高である。いい祝杯である!

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アザミ小屋
 この辺りから山腹にも積雪が見られるようになる(20~30センチ)


五合目小舎
 赤い屋根が印象的なかわいらしい小屋


綿向山山頂より
 樹氷と鈴鹿遠望


綿向山山頂より
 雨乞岳/鎌ケ岳を望む

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「スタイル」(マキノ周辺 三国山 山行記録)

2011年02月14日 | Mountain winter
雪尾根

(三国山東尾根にて 2011.2.13撮影)
 
”チ~ム Bigover” は2月13日、マキノ周辺にある三国山へ山スキー山行を行なった。
冬型の気象が強まる中、低山ながら厳冬の雪山を楽しんだ。

記録
 山域     マキノ周辺(湖北) 三国山
 目的     雪山ピークハント
 日程     2011年2月13日 
 メンバー   ”チ~ム Bigover” の計2名
 場所     登山口 座標 N35°30′33″/E136°2′38″ 
         *地図閲覧サービス(ウォッちず)HP参照
 ルート概況  ・最大標高差657m  ・総歩行距離 7.5km
        ・行程時間   7.0時間
        ・ルート状況  積雪2m(新雪15センチ) トレース無し・天気 曇り/晴れ/吹雪、
        ・山行形態   計画日程2日間(内予備日1日)(ビバーク装備)
                山スキー登山

トレース図


 行程     2/13(日)
         04:00  自宅深夜発→彦根IC→木之本IC→マキノ→滋賀県高島市マキノ町→白谷 駐車(5:40着)
               ・早朝起床すると自宅前はうっすらと雪化粧、今日の山行に期待が持てる
         06:20  入山 マキノ林道入り口(220m)    
               ・雪がちらちら降る中、意を決して出発
               ~林道~
               ・稜線は風が強いようで。上空からゴウゴウと風音が聞こえる
         07:30  林道折り返し(430m) 
               ・ハンド弱層テスト、新雪15センチ際立つ弱層は検知出来ず一安心
               ~林道~
               ・発泡スチロールのようなパウダー踏んで、調子を上げる
         08:40  黒河峠WC前(580m) 
               ・この辺り地形が複雑、コンパスで方向確認
               ~東尾根~
               ・風で新雪が吹き飛ばされ、ガリガリ斜面が露出している
                クトー付けてシール登高
         10:30  ピーク手前雪原(820m) 
               ・吹雪の中森林限界を越える
                風の当たらないピーク手前の雪原で大休止、でも寒い!
         11:00  三国山(876.3m)登頂 
               ・少し晴れ間が覗いた時にピーク到着(ラッキー)
               ・赤坂山から来たという徒歩2人パーティと出会う、この人たちも早い。
               ~東尾根滑降~
               ・ピークからの斜面はパウダースノー(爽快!)、後は尾根の堅い斜面を慎重に滑降
         12:10  黒河峠WC前(580m) 
               ・湯沸かしして、ラーメン食べてのんびり休息
               ・赤坂山に行くというパーティに出会う、『いまから???』
               ~林道滑降~
         13:30  マキノ林道入り口(220m)下山
               ・無事下山をカミさんと讃えあって、早々に撤収
         14:00  駐車場→マキノ→木之本→自宅着(16:30) 
               ・晩ご飯の買い物して、装備整理して、自宅でのんびりくつろぐ

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○共同装備 ツェルト(2人用2張)・細引きロープ10m2本(スリンング2、カラビナ2)・標識布
      ファーストエイドキット・アルコールストーブ(燃料0.3L)・ガスストーブ(ガス小1缶)・
      コッフェル・救急/緊急用品・ラジオ・ハンディ無線機・GPS簡易端末器(Nコード)・高度計
○個人装備 ザック(50L前後)・靴(プラブーツ)・シュラフカバー・ゴミ袋・ヘッドランプ・地図及コンパス・
      筆記用具・テルモス・食器・水筒・ナイフ・ホイッスル・カメラ・時計・ロールペーパー・靴下・
      防寒具(冬用)・替下着・予備電池・マッチライター・身分証明書/健康保険書・山岳保険書
      冬山装備(冬用上下着、上下ヤッケ、防寒帽子、目出帽、サングラス、ゴーグル、手袋、オーバー手袋、
           スパッツ・アイゼン(6本)・ピッケル)
      山スキーセット(ツールセット含む)・スコップ・ゾンデ・ビーコン
○食料計画 行動食料(1食分/人+予備食1食分/人)・水(1日当り1.5L/人)・嗜好品
”チ~ム Bigover” の計画書装備表より


合わせると結構な荷物になる。
一人15kg前後かな? 30Lのザックにはちょっと入り切らない量である。
この僕の装備しつらえは、最近の「ライト&ファースト」の流れから言うと逆行するスタイルかもしれない。
これらは、ほとんど山行中使わない事の方が多い。
しかしながら、たとえ日帰りであっても、僕はこの装備を離せない。
冬山では、一歩山に入ればシュミレーションにない状況の変化が起こり、不測の事態が発生する恐れがある。
現に、今回のような近場の低山山行でも、いろんな状況に遭遇した。
終日続く氷点下の気温、ブリザード、ガリガリに凍った急傾斜の雪面、深いラッセルが必要な積雪・・・。
こんな厳しい状況下で自分を防御してくれる装備が、上記に挙げた物もの達だ。

人間は、野生動物のように食料を現地調達出来ないし(泥水も飲めない)、裸で屋外で活動出来ない。
毛皮のない皮膚は保温力ゼロ、視力聴力も弱く、生身で外敵からの攻撃も防げない。
そして、地面を裸足で歩く事さえ、僕たちは出来なくなってしまった。
過保護な現代社会で生活する人は、動物としては最低最弱な生きものに成り下がっている。

そんな’か弱い’この体を、自然の脅威から守る術を持たなければ、僕たちは山で過ごす事は出来ない。
その為の「ライト&ファースト」なのか、それとも僕のような「重装備」なのか、
そのスタイルは、各人自らが決めればいいと思う。
しかし、山に入ったら必ず生きて帰る、その為の準備と技術/体力の鍛錬は、
山登りをする者の責任であると認識すべきであろう。

「スタイル」とは、姿や格好のことを言うのではない。
その人の”山に対する生きざま”であると思う。
自分の「スタイル」を確立する為には、まだまだ『切磋琢磨』である。

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登山口にあるヘッドランプに照らし出された道標
 

傾斜の緩い林道を黙々と行く


黒河峠手前にあるWC
 今年の積雪の多さを物語る屋根に積もった雪


三国山ピークより 赤坂山方面


三国山ピークより 東尾根方面
 これから滑る尾根の地形を地図と目視で観察


黒河峠にて
 尾根の滑降を終えてラーメンランチで雪山を楽しむ

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映画鑑賞

2011年02月06日 | Portable Weblog
五日の土曜日、久しぶりに週末を映画を見て楽しんだ。

昼までの仕事を片付けて、PMよりKO-WALLで一汗かく。
クライミングは全身運動なので、体の隅々まで気持いい。
そのあと大津のイオンモールまで足を運んで、食事して、ワーナー・マイカルへ。
ここで「ねこばん3D とび出すにゃんこ」を鑑賞する。
ねこと伊武雅刀ワールド満載のいい映画だった。

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