Soulful Bigover

「自由」と「ロマン」を求めて、creativeなアウトドアライフをめざす。

「登るために」な二日間

2014年11月10日 | Mountaineer

(神戸にて 2014.11撮影)

今週末は山関係で忙しく動いた。
11/8(土) 北小松の岩場でフリークライミング~
      旧比良山岳センターで岳連理事会~合同委員会
11/9(日) 神戸での近畿地区山岳連盟の合同登山技術研修会
密度の濃い二日間で、頭も心もいっぱいいっぱだ。

記録                          
 日時    11月8日(土) 曇り
 場所    北小松の岩場(大津市)
 メンバー  H君、Mさん、OさんとBigoverの4人
 ルート   try ×4
        内RP(グレード/★数はbigoverのきまぐれ)
        〇 空高く  5.9

 日時    11月8日(土) pm5:00~
 場所    比良げんき村宿泊棟
 目的    滋賀岳連 理事会~合同委員会
        〇 滋賀岳連の今後のあり方など討議

 日時    11月9日(日) 
 場所    神戸登山研修所
 目的    近畿地区山岳連盟の合同登山技術研修会(主幹 大阪府岳連
        滋賀岳連 指導委員会より5名参加
        〇 公演 日山協の現状と方向性の説明を含めた登山公演
                        (日山協登山部 西内博氏)
        〇 研修 「ビレイシステム」
              主にセカンドビレイにおけるデバイスロック解除脱出法について


○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

感動あり、落胆あり、失望あり、習得あり、収穫あり、
希望あり
と盛り沢山な週末だった。


     
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自然界との付き合い方

2014年09月30日 | Mountaineer
合掌

(御嶽山にて 2014.7撮影)


”チ~ム Bigover” は、主管する【岳連山塾】13の準備も兼ねて、前日より北小松に入る。
クライミングと飲み会と研修会と、中身の濃い二日間を過ごす。

記録                          
 日時    9月27日(土) 晴れ
 場所    北小松の岩場(大津市)
 メンバー  KUさん、KTさん、H君、Mさん、Sさんと”チ~ム Bigover”の計7人
 ルート   try ×3
        内RP(グレード/★数はbigoverのきまぐれ)
        〇 休日はクライミング  5.9

滋賀岳連【岳連山塾】13
 日時    9月28日(日) 晴れ
 場所    比良げんき村(大津市)
 報告    滋賀岳連HP

○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

ここの岩場の看板ルート「スローダンサー」が登りたくて、悪アプローチを上がる。
アップを終え目標のルートをオブザベする。
久々の5.11台のオンサイトトライだ。
しかし、出だしの一本目のクリップまでが悪く、粘る間もなく失敗に終わる。
それでも何度かテンションしながらムーブを作って次に備える。
(次のトライでは出だしが出来ず、結局ワンテンで終えた。ちょっと惜しかった)

休憩中、ネットで御嶽の噴火のニュースを知る。
映像などで大惨事である事を察した。
御岳山は、ほんの二ヶ月前に登ったばかりの山であり、
いちばん犠牲者が出たであろうルートだった。
何とも言われぬ心境となる。
今更ながら、自然界への畏怖の念を忘れてはいけないと肝に銘じる。

噴火の犠牲となられた方のご冥福をお祈り致します。
”合掌”


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教えて行くべきこと(【岳連山塾】山行報告)

2013年02月25日 | Mountaineer
雪洞作成研修の模様

(土蔵岳下部にて 2013.2撮影)
 

”チ~ム Bigover” は岳連事業の【岳連山塾】5にスタッフとして参加した。
この日は終日風を伴った降雪がある冬山らしい天候。
そんな中で、冬山技術を習得したいと思う岳人達が、一日かけて雪にまみれて冬山の自然を学んだ。

記録
 2/24(日) 【岳連山塾】(第5回 冬期登山)
  目的 積雪のある山での登山技術の習得
  主催 滋賀県山岳連盟       主管 指導委員会(CL bigover)
  日時 2013年2月24日(日)8:30~15:00
  場所 揖斐周辺(土蔵岳下部)
  対象 ・冬期登山初中級者
     ・雪上での登山技術の基礎を習得したい方及び再確認したい方
     ・雪山での登山を楽しみたい方(山スキー対象外)
     ・この研修をお手伝い頂ける方・等々
  内容 ・ワカン+アイゼンでの登下降歩行
     ・冬期におけるロープワーク
     ・雪洞設営 弱層テスト 等々
  山行時間  6.5時間
  参加    講師 3名  塾生 9名  計12名

滋賀岳連HP【岳連山塾】5報告

○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

今年、湖北の里に雪は無い。
山も例年より1~2mは少ない。
幸い【岳連山塾】5の山行場所に選んだ揖斐の山には、
麓で1mくらいの積雪があった。
ここで以前山行した事はある。
しかし、その時と積雪量が違う。
今年の積雪量で、この日の研修が上手く行くのか予想出来ない。
雪山山行は雪が少ないと、薮などが出てかえって危険度が増す。 
塾生には冬山の緊迫感を感じ取ってもらいたい。
が、その分リスクは増す。

雪の状態を確認しながら、雪崩れそうな浅いルンゼをロープ付けてトラーバース。
あえて吹雪の稜線で休憩、
冬山で随時行動食・水分を摂取することの大切さと難しさを体験してもらう。
続いて、その稜線でのビバークを想定して、雪洞掘りを実際行なう。
こうして塾生に、冬山で時間をかけて前進していく事の難しさを実体験して頂く。

3時過ぎ、初心者を含める総勢12名が予定を消化して下山。
そして、全員でこの日の無事生還を皆で祝う。
塾生には登山技術の習得だけでなく、山行を終えた時に感じるこんな喜びも実感してもらう。
これは、【岳連山塾】が教えて行くべき大事な仕事だと肝に命じる。


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冬山山岳救助訓練「講習会」

2013年02月08日 | Mountaineer
救助訓練(防災ヘリ隊員)の様子

(ウッディパル余呉にて 2013.2撮影)


2月最初の週末は岳救助訓練/講習会に講師として携わる。
対象は消防警察の救助隊員の方々で、その分講師としても緊張する一日となった。

記録
2/3(日)晴れ
    冬山山岳救助訓練「講習会」
 主催 滋賀県山岳遭難防止対策協議会          
 主管 滋賀県山岳連盟
 会場 長浜市 ウッディパル余呉
 日時 2013.2.3(日)8:00~15:00
 対象 消防/警察等(山岳関係者はオブザーバー参加)
 講師 主任Y氏、他3名
 日程 【事故&遭難に対しての救助活動を体系的に実践(訓練)】
      午前中は基礎訓練を行い、午後は総合訓練
   (シュミレーション)を実施する。
       「積雪期救助の基本的な山の知識」「雪崩対策」
       ・雪崩発生のメカニズムについて
       ・捜索(ビーコン、ゾンデ棒の操作) 
       ・救助(雪崩埋没負傷者の救出)
       「雪上搬送」
        ・雪上での支点の取り方と強度
        ・搬送技術(ストレッチャー等 消防装備)
         ・ヘリコプターによる救助活動(負傷者の吊り上げ訓練)        
        *湖北地域消防本部と滋賀県防災航空隊による訓練 
○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

今年滋賀県内では例年より積雪が少ない。
会場となったウッディパル余呉でも積雪は10センチ程度で、
深い雪を想定した臨場感のある訓練にはならなかった。
しかし、幸い終日天気がよく動きやすかった分、
きめの細かい講習は出来たと思う。
県の防災ヘリも飛来し、要救護者を吊上げての搬送も行ない、
訓練としての格好もついた。
こうした訓練は、継続する事が最も大切である。

講師としての自分も、今後も研鑽を重ねていかねばと思う。



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冬山技術の習得

2013年01月31日 | Mountaineer
事前講習会の様子

(消防学校にて 2013.1撮影)


1月は講習会/研修会に携わる週が続いた。
今週末(2/3)も遭難救助訓練(冬山)にスタッフとして参加の予定だ。
冬山の技術を一つ一つ丁寧に紐解く。

記録
記録
1/18(金)雪
    冬山山岳救助訓練「講習会」事前講習会
 主催 滋賀県山岳遭難防止対策協議会          
 主管 滋賀県山岳連盟
 会場 滋賀県消防学校 東近江市神郷町
 日時 2013.1.18(金)9:10~15:00
 対象 消防等(山岳関係者はオブザーバー参加)
 講師 主任Y氏、他1名
 日程 冬山山岳救助訓練「講習会」の座学及び実技基本講習
        「雪崩対策」
        ・雪崩発生のメカニズム
        ・雪崩ビーコン捜索
        「搬送技術」
        ・支点の取り方
        ・確保技術

1/27(日)くもり
    山岳指導員研修会(積雪期)(兼山岳講習会)
 主催 滋賀県山岳連盟 主管 指導委員会        
 研修 滋賀県山岳連盟
 会場 滋賀県立スポーツ会館 大津市御陵町 
 日時 2013.1.27(日)9:00~15:30
 対象 山岳指導員及び岳連会員
 講師 主任Y氏、他3名
 日程 研修内容  『冬期山岳に於ける自己防御の習得』
           9:00  開講式/オリエンテーション         
           9:30   机上研修1 「冬期登山のリスクを知る」を学ぶ
                「雪崩学」「低体温症」について(Y主任講師)
          12:00  昼食~
          13:00  机上研修2 「冬期登山における保温/断熱」(O委員長)
          14:15  机上研修3 冬山について(全体ディスカッション)
          15:30  閉講式~解散

○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○


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山屋の集まり

2012年12月13日 | Mountaineer
尾形事務局長の演説

(南小松白汀苑にて 2012.12撮影)


12月8~9日にかけて、大津市南小松の民宿で開催された
近畿ブロックの山岳連盟役員会議に出席した。

この会議は、各県の岳連主要役員が年に一度一同に会して、
岳連の山岳活動について相互的な立場で話し合う場である。
僕は、今年度より滋賀岳連の指導委員長となったので、この会議の末席についた。

記録
12/8~9(土日)晴れ
 会議 近畿地区山岳連盟総合会議
 場所 白汀苑(大津市南小松)
 出席 日山協/各岳連役員 40名
 日程 8日PM 全体会議~分科会~懇親会
     9日AM 分科会~全体会議(まとめ)

○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

日本の山岳組織はピラミッド型ではない。
各都道府県の山岳連盟は日本山岳協会の下部組織ではあるが、
それぞれが独立した組織である。
また日本山岳会や都岳連はこの日本山岳協会に属しているのだが、
実はこれらの団体は日本山岳協会の前身である、というちょっと複雑な形態をとる。
なので一般の人には非常に分かりにくい人の力関係や組織形態を内包している。
過去には、山という舞台を離れて政治的にあるいはメンツのために
離合集散を繰り返したという負の経緯もあるようだ。

しかしながら、来年度より「社)日本山岳協会」は「公益法人)日本山岳協会」となる。
これまでは、自分たち向け(内向け)での組織運営で良かったが、
今後はそうしたエゴ丸出しの活動は許されなくなった。

そうした事もあって、協会内でいま組織/体質改革が成されている。
その説明もあって、この会議に東京から尾形好男事務局長も来県され、
会議の冒頭に現状説明と今後の運営について力説された。

尾形さんと言えば日本を代表するアルピニストである。
そんな本物の山屋が、このような政治駆け引きを必要とする仕事に
携わっておられるのを見て少し気の毒に思えた。

会議は2日間、僕は指導/遭対/技術委員会の分科会に出席する。
何せ初めての出席でもあったので、この二日間はおとなしくしていようと思っていた。
しかしその委員の中に、山登りの大先輩であり旧知の岳友でもある方が2名おられ、
その気安さもあって僕も議論に中に加えて頂き、他の皆さんにも受け入れて頂いた。
夕食時の懇親会では夜遅くまで山談義に花を咲かせ、
今まで以上に親交を深めるいい時間を持った。

古い組織にはこれまでのしがらみや対面、個々の意地が存在する。
これらを改編しようとする事は決して容易な事ではない。
ままならぬ事である。
理屈では通らぬそうした障壁を自助に寄って改善していく事は、
相当な覚悟が皆に必要である。

でも、この日会った岳人達のやる気に、すこしではあるが
光明を見た気がした。

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最後の登り

2012年10月22日 | Mountaineer
比良の人工壁 見納め

(比良山岳センターにて 2012.10撮影)


今週末は大津市主催の「チャレンジ比良登山大会」の支援で岳連役員として参加した。
当日は終日快晴、大会も無事終了する事が出来た。

記録                          
 日時    10月20~22日
 場所    山岳センターにて(大津市)
 担当    人工壁にて体験クライミングの指導
○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

先週半ばに腰を痛めた。
腰の筋肉の捻挫、いわゆるぎっくり腰というやつだ。
翌日は、立つ事も困難だった。
今週末は「チャレンジ比良登山大会」の支援、
予定では権現山での登山者チェックが担当だった。
でも土曜日になっても歩行は困難な状態、
山登りはムリということで、急きょクライミングボードでの仕事に変更して頂いた。

この人工壁、完成してより17年が経つ。
建設計画はその2年ほど前より立ち上がっていた。
僕は縁あって当初よりこの事業に関わり、完成後の運営にも深く携わることなる。
クライミングコンペや講習会など数多くのイベントを開催してきた。
そんな中で指導者としてそのノウハウや経験等を積む。
僕は多くの人との関わりも含め、この施設のともで成長してきたのだと思う。
そういう意味で、この人工壁には思い出も多いし思い入れも大きい。

最近は諸事情でこことの関わりも少なくなってしまっている。
今回ここに来るのも1年ぶりくらい。
ボードに触れるのも久しぶりだった。

その人工壁も経年劣化でいよいよ改修が必要との事。
今秋よりしばらく閉鎖され、リューアルも試案されているようだ。(まだ未決定)
そうなると、今あるこのボードに登る事はもう出来ない。
今回は最後のチャンスだったかもしれない。
でも、腰痛でこの日はとても登れる状態ではなかった。

晴天の中「チャレンジ比良登山大会」体験クライミングを首尾よく終えた。
でも、最後の一登り出来ず心が残った。
帰り際、このボードに別れを告げる。


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仕切り直し

2012年07月31日 | Mountaineer
アンカー支点とビレイの模式図

(画像転用 転用HP )



7/28(土)は、僕が企画する滋賀岳連の行事【岳連山塾】を開催した。

記録 
 7/28(土) 【岳連山塾】2「岩稜登攀とマルチピッチでのクライミングシステム」
      目的 岩稜を登りながら登攀力向上とクライミングシステムの習得を目指す
      主催 滋賀県山岳連盟       主管 指導委員会
      日時 2012年7月28日(土曜日)
      場所 京都市大原 金比羅周辺
      参加 スタッフ 4名  塾生 6名  計10名
    山行内容 8:30~17:30 
          ・金比羅の岩場北尾根岩稜帯の登下降(マルチピッチクライミング)
          ・トップロープでクライミング
             滋賀岳連HP【岳連山塾】2報告

○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

今回人にモノを教えることの難しさを、これほど痛感したことはない。

塾の参加した面々は、皆クライミングや山岳に対し真摯な方ばかりである。
山登りに対し人一倍向上心も強く、ひとつ一つの講義に対し一生懸命取り組んでくれる。
主催する側としても、彼らの眼差しからそうした想いをひしひしと感じる。
短い時間の中で、少しでも多くの事をまた内容の濃いものを伝えたい。
そんな想いをお互い持ちつつ講義は進む。
しかし、なかなかうまく噛み合ってくれないのが現実のようだ。

山岳クライミングで最も重要なこと、それは強固なアンカー支点の構築である。
これが出来ていれば、チームが破滅してしまう事例の大半を避ける事が出来る。

その事は、これまでの講習会や訓練などで口酸っぱくなるほど唱えてきた。
でも、受講生が作ったアンカー支点の中に???と思うようなものを見る。
ショックであった。
残念ながら僕のこれまでの指導は、まったく伝わっていなかったとしか言わざるを得ない。

一連の講習や訓練、またこの【岳連山塾】を受講する事によって、
これを受けた者は技術を得たと思うだろう。
しかし「型」で覚えた生半可な技術は、実践で応用出来ない。
運が悪ければ、それが「死」につながる事故につながる可能性もある。

何をどこまで教え指導するべきなのか?
僕は人の生命を左右する技術を指導する「者」である。
そういう「者」であるという自覚を持って、もう一度仕切り直しである。

滋賀県山岳連盟【岳連山塾】の趣旨と案内

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襟を正して

2012年07月19日 | Mountaineer
比良 明王谷での訓練の様子

(大津市坊村にて 2012.7撮影)


7月15日は、消防を対象とした山岳遭難救助訓練(夏期)に、
また翌日の16日は、フリークライマー向けの遭難事故を想定した研修に、講師として参加した。

記録
7/15(日)曇りのち晴れ
    夏山山岳救助訓練「講習会」
 主催 滋賀県山岳遭難防止対策協議会          
 主管 滋賀県山岳連盟
 会場 大津市 葛川坊村町 
 日時 2012.7.15(日)8:00~15:00
 対象 消防等(山岳関係者はオブザーバー参加)およそ40名
 講師 主任Y氏、他3名
 日程 開講式~会場に移動~ロープレスキュー訓練~閉講式~(反省会)
     訓練内容 アンカー支点の構築~4:1システムを使った張り込み索道~
          要救護者の引き上げ~自然石のアンカー作成~

7/16(月)晴れ
    クライミング中の事故と対策
 主催 KO-WALL         
 研修 滋賀県山岳連盟/KO-WALL
 会場 KO-WALL 
 日時 2012.7.16(月)13:00~21:00
 対象 フリークライマー等およそ30名
 講師 主任Y氏、他2名
 日程 開講式~事故の特徴と傾向~事故の流れ/出動要請~搬出~自己脱出~
    事故を起こさないために
         

○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

先月から続いていたクライミング技術講習と遭難救助訓練の日程を、
主催する側としてようやく消化し無事終えることが出来た。
特に6月末からは過密な事業日程に追われ、
十分な準備が出来ぬままに取り組んでしまった課題もあった。
しかしこの間、その度にリーダーのY氏より過分なご指導を受け、
僕自身のスキルはかなりアップ出来たと思う。
そのおかげで特に消防に対しては、現場に合わせた的確な指示が出せたと思う。
当初予定していた講習内容が天候の加減で縮小してしまったが、
参加された受講生(消防署員)は、それなりの成果を得たのではないだろうか。

一方フリークライマー向けの研修は、対象者のレベルやバランスが今一把握出来ず、
教える側として少々戸惑った。
事前の準備も、過密なスケジュールの中にあって決して十分とは言えなかった。
そのことは受講生に対し申し訳無いという想いと、
自分への今後に向けた課題としたい。

いずれにしても、このような研修は山岳での事故を防止し、
またその程度の軽減を目的としたものである。
一岳人として、今一度襟を正して山岳事故防止に取り組んでいきたい。


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言葉の重み

2012年07月04日 | Mountaineer
訓練生の前で「張り込み」設置のデモンストレーション

(比良山岳センターにて 2012.6撮影)


6/29.30は、夏山救助訓練の事前講習会~講師研修とデモンストレーション。
7/1は『滋賀岳連 指導員研修会』。
いずれも主要スタッフとしてこれに関わった。
クライミングの理論と実技、そして指導と中身の濃い3日間だった。

記録
6/29(金)晴れ
滋賀県山岳遭難防止対策協議会 夏山山岳救助訓練(7/15)の事前講習会
 場所 比良山岳センター(大津市)
 メンバー スタッフ4名 受講生 60名弱
 日程 am 室内にて理論講義 pm 屋外でロープワーク等の研修


若き消防署員たちを前に山岳研修する

一旦解散後、関係者4名が坊村Pに集まりミーティング~会食~テント泊

6/30(土)くもり 
滋賀県山岳遭難防止対策協議会 夏山山岳救助訓練 スタッフ研修+実地訓練
 場所   坊村牛コバ付近(大津市)
 メンバー スタッフ8名 
 日程 沢に要救護者を想定してロープレスキューを実践する
    沢から30m上の林道にロープ索道を張り込んで要救護者をロープでつり上げて引き上げた。

7/1(日)雨
滋賀岳連指導員研修会(無雪期)
 場所 比良山岳センター(大津市)
 メンバー スタッフ5名 受講生 8名
 日程 am 室内にて理論講義 pm 屋内でロープワーク等の研修


○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

心身ともに重い3日間だった。
主任講師の山本氏より、三連チャンで指導者としての心構えの指導を受ける。
主任講師の口からは罵声とも取れる厳しい言葉も飛ぶ。
また時にはユーモアーを交えたコミニュケーションもある。

現場では、様々なそして複雑なロープワークでシステムを構築して行かねばならない。
しかしながら、そのベースにあるのは、いつものシンプルなクライミングシステムだ。
すべてはその応用であるから、常にそこにかえりロープを扱うよう心がけた。

本番の訓練では、机上の理論と現場での実践をどう融合させ伝えることが出来るだろうか。
自分の山岳技術の実力が試される。
それにもまして難しいのは、自分が発するひとつ一つの言葉。
人の生命に関わる研修である以上、講師としての責任は大きい。
今更ながらその重み/大切さを痛感する。

いずれにしても真剣勝負だ!


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