「暦便覧」には「陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以て也」とあります。
梅雨の真っ盛りで長雨が続きます。
北半球では昼が最も長く、夜が最も短くなります。
烏柄杓(カラスビシャク)が発芽する頃です
今日聴いたジャズ・・・
” GENE BERTONCINI WITH BILL CHARLAP AND SEAN SMITH ”
本作は、バートンシーニ(g)、ビル・チャーラップ(p)、ショーン・スミス(b)、三人による1996年のライブ盤。
先日書いた、バートンシーニのジョビン集と同じく愛聴盤にしている一枚。
とても洗練され、調和のとれた上質なアルバム・・それぞれが控え目に絡み合い、それでいてひとりひとりの音色を
十分に味わえる趣向に仕上がっている。
冒頭にショーン・スミスのオリジナル ” JAPANESE MAPLE ”を演奏しているのはGOOD IDEA!だと思う。
また、2、3、8はメドレーとして演奏され、そのほかは、コール・ポーター、、ラフマニノフ、、ジョニー・マンデル、、
リチャード・ロジャースたちの名曲で構成されている。全12曲。
どの曲も馴染み深いもの、愛着のある曲ばかりで聴きやすい。
穏やかな雰囲気の中にも、「CHELSEA BRIDGE」でのスミスによる弓弾き、「MY FUNNY VALENTINE」
「ALL THE THINGS YOU ARE」の2曲ではミディアムテンポに展開され、アルバムにアクセントをつける意味でも
成功していると思う。また、ラフマニノフの「YOU CAN’T GO HOME(AGAIN)」は大好きな曲で、チェット・ベイカーの
リーダー作でのこの曲を真っ先に思い出す。「EMILY」はジム・ホールが”FIRST EDITION”でも演奏している曲で、
どちらを聴き比べても、それぞれに味わいがある。
1・JAPANESE MAPLE
2・MEDLEY: a)LALLABY OF THE LEAVES b)SUMMER NIGHT
3・ELLINGTON / STORAYHORN MEDLEY:
a)LUSH LIFE b)CHELSEA BRIDGE c)IN A SENTIMENTAL MOOD
4・DREAM DANCING
5・YOU CAN’T GO HOME
6・EMILY
7・MY FUNNY VALENTINE
8・MEDLEY a)SOPHISTICATED LADY b)ALL THINGS YOU ARE
GENE BERTONCINI(g)
BILL CHARLAP(p)
SEAN SMITH(b)
1996年10月29、30、31日録音・・・