つれづれなるままに聴いたジャズ

  よるの雨の音は

さびしい胸にともしびのように

   ともる



 

夏至

2015-06-21 11:52:54 | ジャズ


  「暦便覧」には「陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以て也」とあります。


  梅雨の真っ盛りで長雨が続きます。


  北半球では昼が最も長く、夜が最も短くなります。


  烏柄杓(カラスビシャク)が発芽する頃です




   今日聴いたジャズ・・・



  ” GENE BERTONCINI WITH BILL CHARLAP AND SEAN SMITH ”




   本作は、バートンシーニ(g)、ビル・チャーラップ(p)、ショーン・スミス(b)、三人による1996年のライブ盤。


   先日書いた、バートンシーニのジョビン集と同じく愛聴盤にしている一枚。


   とても洗練され、調和のとれた上質なアルバム・・それぞれが控え目に絡み合い、それでいてひとりひとりの音色を


   十分に味わえる趣向に仕上がっている。


   冒頭にショーン・スミスのオリジナル ” JAPANESE MAPLE ”を演奏しているのはGOOD IDEA!だと思う。


   また、2、3、8はメドレーとして演奏され、そのほかは、コール・ポーター、、ラフマニノフ、、ジョニー・マンデル、、


   リチャード・ロジャースたちの名曲で構成されている。全12曲。


   どの曲も馴染み深いもの、愛着のある曲ばかりで聴きやすい。


   穏やかな雰囲気の中にも、「CHELSEA BRIDGE」でのスミスによる弓弾き、「MY FUNNY VALENTINE」


  「ALL THE THINGS YOU ARE」の2曲ではミディアムテンポに展開され、アルバムにアクセントをつける意味でも


  成功していると思う。また、ラフマニノフの「YOU CAN’T GO HOME(AGAIN)」は大好きな曲で、チェット・ベイカーの


  リーダー作でのこの曲を真っ先に思い出す。「EMILY」はジム・ホールが”FIRST EDITION”でも演奏している曲で、


  どちらを聴き比べても、それぞれに味わいがある。




   1・JAPANESE MAPLE

   2・MEDLEY: a)LALLABY OF THE LEAVES b)SUMMER NIGHT

   3・ELLINGTON / STORAYHORN MEDLEY:
     a)LUSH LIFE b)CHELSEA BRIDGE c)IN A SENTIMENTAL MOOD

   4・DREAM DANCING

   5・YOU CAN’T GO HOME

   6・EMILY

   7・MY FUNNY VALENTINE

   8・MEDLEY  a)SOPHISTICATED LADY  b)ALL THINGS YOU ARE




    GENE BERTONCINI(g)
    BILL CHARLAP(p)
    SEAN SMITH(b)



    1996年10月29、30、31日録音・・・

  
   

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