そらから。

からっぽの話を、好きなだけ。

はじめてのケンカ 3

2005-07-02 | 君との話。
サークルに行ったも、身が入らない。頭は上の空、ただただ凹んでいる。
 じっと、電話が来るかもと思ってケイタイを持っている。
 塾が終わる時間になっても、君からの連絡は来ない。
 はぁ。
 今日、君から連絡するつもりはないのかもしれない。
 そう思うと、いつも連絡をくれるのは君からばかりだと思う。
 そんな事を考え出すと、私は君からの連絡に頼ってなかったかと。
 そう思ったら、泣けてきた。
 もう、愛想をつかされてしまうかもしれない。
 それは嫌だ。
 だって、好きだ。
 そう、なんか強く思った。

 電話してみる。15回くらいコールしても出ない。こんなこと、まずない。

ゆきちゃんに、言ってみる。
「あのね、けんかしちゃったの。電話しても出てくれないの」

「いいから、もう一回電話しなさい!んで、今日よくしゃべれなかったから、夕ご飯食べようって言いなさい!」

そう言われて、もう一度、電話。あ、出ないー・・、あ、出たーーーー

私「ああのね、今、どこ?」
君「塾の近くの駅」
私「あのね、あともう少しでサークル終わるよ」
君「だから、俺は行かないって」
私「うん…」
君「じゃ、またね」
私「うん」

電話終了―――。つめたぁつ。怒ってる!
「ゆきちゃーん、またね、って切られたぁ」
「いいから、貴方、練習終わったら、すぐ彼氏の家に行きなさい!なんのために、自転車があるの!」
「は、はい!」
「告白のときも、私達と言ったとおりにしてよかったでしょ!いいから、今日、会いにいきなさい!」
は、はい!先生!(泣)

というわけで?、私は、練習終わったら、全力疾走で(サークルの人々がまだ片付けている中)、1人自転車で町を下る。
なんか、不思議な気分だった。
泣きそうだけど、すっきりしている。
君に会いたいと、ただ思った。
不安感は、あんまりなくて、会えればいいと、そう思った。


 自転車を飛ばす。君の家の前。電話をココで始めてかける。
「もしもし?」
 あぁ、なんか寝起きの声。
「ふぇあ、あーゆー?」(何でココで私はふざけちゃうかな…)
「あいむ いん まいほーむ」
「みーとぅー」
「へっ!?マジで?家の前に居るの?」
「うん」(ピンポーン鳴らす)
 30秒ほど、出てこない君。
 で、出てきた君は、スーツのズボンに、前が全開のシャツだった。

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