疲れて、二度寝したので、更新が遅くて恐縮(笑)。
てんで、どうしようと思って思い出したのが、8月上旬の
足利花火大会の日に聞いた風間幸造さんの「夏の終わり
にバンドの区切りとなるライブ」をするという言葉、「もしかし
て、今日じゃない」と思い出してメールをすると、「今日!」と
いうので、「行かない時は、3年も4年も行かないのに、1月
に2回は多いね」と思いながら、故郷、足利を目指す。
でも、目標が決まると気分も好転して、よいモードになっ
た。すると、ナンかよい話を舞い込むの。
17号に出て、蓮田で右折。「そろそろガソリン補給でも」
と思ってスタンドに入るとスタンドの人が話かけてくる。
「バイクで楽器を運ぶの大変じゃないですか?」
「慣れているからそうでもないよ。でも、どうして」と言うと、
「自分はベーシストなんですけど、移動がバイクなんで、結
構、大変ですよ。フルフェイスのメットを被ったりすると首が
上げられなくなる」
なんて言うから、つい、「どんなベースつかっているの?」
とか、「どんな音楽をやっている?」なんて話をしてしまい、
挙句、上尾の「サウンドトラベル」という店のセッションデー
にまで招待してもらった。
もう、この時点で、「穴」は、半分以上埋まってしまった。
金もほどほどにあればいいし、友達も、そんなに沢山はい
らない。波長の合う音楽のわかる友達と音楽のできる環境
があれば、といつもながらの結論が頭の中で一杯になった。
てんで見たのが、足利のジャズの店、「オーネット」の三中
オーガスタ・ロダン・レゲエバンドの演奏(バンド表記って変
わったよね。笑)。演奏は、いつものようにボブ・マレーの曲を
中心とするものだったけれど、とても新鮮だったのが、もう高
校生の頃から見てきている風間幸造さんと中村もとおくんの
いつもと違ったイメージの演奏。
風間幸造さんがボーカルをとる曲は、いつものトーンなのだ
けれど、新メンバーのアイコ・エリナ嬢がボーカルをとる曲は、
2人して控えた「大人の演奏」をしているのだ。両者とも音楽
キャリアは長いし、「フュージョン・ブーム」などという時代も、
どこかで意識しながら音楽活動をしてきた世代なので「やれ
ばテクニカルな事、リリカルなプレイもできるはず」と知りつつ
も(特に、もとおくんは高中正義をコピーしていた経験もある位
だからさ。笑)、ステージでは、いつも「ロックンロール」の人
だったのだ。
あの抑えたプレイは、新鮮だったな。ステージ上で譜面を
見たりしてた。今まで見せてもらった事のない引き出しを存分
に見せてもらったのだ。
路上音楽情報紙「ダダ」編集発行人・青柳文信
http://pub.ne.jp/solo_solo/
追記・下のベースを演奏しながら歌っているのが風間幸造さん。
吉祥寺の曼荼羅で演奏していた人は懐かしいのではないでし
ょうか。志木市の人達には、この前きたベースのおとしくんと一
緒にバンドやっていた人で、「ジャマイカ・ボンボヤージ」という
歌の作者という説明がよいでしょうか。
さらに、ここに集まる昔の渋谷「屋根裏」を愛する人には、セク
シンのギターの人と説明しておきましょう。
青柳さんは、もうだいぶおっさんになってきてしまって、心から
「先輩」と言って誇りに思える人ってなかなかいないのだけれど、
この人には「先輩」と呼んでも何の抵抗もない、そんな人です。
追記2・ガソリンスタンドのベースの人、ありがとう。楽器を持った
人を見ると、「つい」という性格は、同じかもしれません。サウンド
トラベルのセッションデー、ホームページで予定を確認して、都合
のよい日に行ってみます。ぜひ、ギターで遊んでください。