巨人戦スポーツ解説

プロ野球の巨人戦の解説です。

2017年3月29日。 PL学園、大阪府高野連に「脱退届」受理される…名門の歴史に幕

2017-03-29 18:11:54 | Weblog
      2017年3月29日
#為替、111.18円。111.29円。111.17円。ユーロ、120.19円。120.36円。120.05円。
#ダウ、2070150ドル。+150.52ドル。ナスダック5875.14。+34.76。
#前場、19197.35円。-5.52円。後場、19217.48円。+14.61円。
日本のお寺。
興正寺(こうしょうじ)(京都市下京区)3/29済
興正寺(こうしょうじ)は、京都府京都市下京区にある浄土真宗の寺院。山号は円頓山(えんとんざん)。西本願寺の南隣に位置する。
かつて西本願寺の脇門跡であったが、明治9年(1876年)に真宗興正派として独立した際に、同派の本山となる。住職は門主の華園家。本山だけあって大伽藍であるが、壮大な西本願寺の南に隣接しているため、一見西本願寺の伽藍の一部と見まがう。また西本願寺の御影堂があまりに大きいため、興正寺の伽藍が比較的小さく感じられるが、実際には堂々とした規模である。
歴史[編集]
承元元年(1205年)専修念仏は禁止され、浄土真宗の宗祖である親鸞は越後に配流されたが、建暦元年(1211年)に赦免された。
寺伝によると、親鸞は赦免された翌年の建暦2年(1212年)に京都に帰り、山城国山科郷に一宇を創建し「興正寺」と名づけたとし、その後、親鸞はこの寺を弟子の真仏上人(第2世)にまかせ、阿弥陀仏の本願をひろめるため関東行化に旅立ったとされる。順徳天皇から聖徳太子にまつわる「興隆正法」の勅願を賜り、これより寺号を「興正寺」とし真宗念仏宣布の根本法城としたという。しかし、真仏は親鸞が関東教化に遊行した際に下野国(現在の栃木県)に建てた専修寺を任されているなど、親鸞が山科に興正寺を建てたとするには根拠に乏しく、一般的には越後より直接関東方面へ旅立ったとする説が有力である。
興正寺の寺伝では、第7世了源によって事実上創建されたとみなされるが、実際には、京都の五条西洞院にあった親鸞の住坊を元亨元年(1321年)頃に、了源が移転するなどして寺院として開いたのではないかと言われている。
嘉暦3年(1328年)前後、了源は、教化活動の拠点を旧仏教の盛んな京都に移すべく寺基を洛東の汁谷(渋谷)(しるたに・しぶたに、現在の京都国立博物館の辺り)に移し、光明本尊・絵系図・交名帳を用いて西日本一帯の布教活動に力を入れた。この頃「阿弥陀佛光寺」の勅号を後醍醐天皇より賜る。この寺号は、後醍醐天皇が東南の方向から一筋の光が差し込むという夢を見たという場所に、興正寺の盗まれた阿弥陀如来の木像が出てきたという霊験に由来し、これを縁に山科より洛東渋谷に寺基を移したとも言われる。
その後、佛光寺は益々隆盛となったが、それとともに天台宗・延暦寺の弾圧が強まった。第13世光教の時には応仁の乱に巻込まれ諸堂を焼失。さらに文明13年(1481年)には、14世を継ぐべき経豪(後の蓮教)が本願寺の蓮如に帰依し、山科西野に再び「興正寺」として創建、有力末寺と共に当時山科にあった本願寺に帰参した。当時あった48坊のうち42坊が本願寺に帰属した。残された佛光寺は経豪(蓮教)の弟の経誉が継ぐが、寺勢は急激に衰え、代わって本願寺が台頭するところとなる。
蓮教は蓮如と力をあわせて念仏弘通に奔走したが、天文元年(1532年)8月、山科本願寺と共に兵火にかかって興正寺は焼失。
永禄12年(1569年)、興正寺に本願寺顕如の次男顕尊が入寺し、石山本願寺の脇門跡に任ぜられる。天正13年(1585年)第15世蓮秀は幸いにつつがなきをえた真影を供奉して、天台宗の寺があった大阪天満の地に、広大な堂舎を配した天満本願寺と共に真宗興正寺として法燈をかかげた。
天正19年(1591年)第17世顕尊の時に、豊臣秀吉による都市計画の一環で、本願寺と共に寺基を再び洛中の七条堀川に移す。この寺地には時宗市屋派本寺の金光寺があった。
このように蓮教以来、興正寺は本願寺と行を共にしていたが、明治9年(1876年)、第27世本寂(華園摂信)は興隆正法の実を挙げるべく、真宗興正派として独立した。ただし本願寺派に残留した興正寺末寺も少なくなかった。本堂は起工から128年の年数をかけ、日光東照宮の本廟・知恩院の三門とともに、日本三建築の一つと称せられた壮大華麗な大伽藍であったが、明治35年(1902年)11月、不慮の火災により、本堂その他ほとんどを灰燼に帰する不幸が起る。第28世本常(華園沢称)は直ちに再建の工を起こし、明治45年(1912年)、現在の両堂大伽藍が同寺地に完成した。


スポーツ、

1. 選抜高校野球。順々決勝。
第1試合
履正社(大阪)対盛岡大付(岩手)8:30
8対1で履正社勝利。
見どころ
履正社はエース・竹田が、前回の登板で2安打に抑え完封。盛岡大付の左腕・三浦瑞も、2回戦では9回を4安打1失点と快投を見せた。両校とも打線が強力なだけに、今日はどのような投げ合いが繰り広げられるか注目したい。

先発、
【履正社】竹田 祐3年右腕。
【盛岡大付】三浦 瑞樹3年左腕。
【履正社】
1番右石田 龍史3年右右2番二溝辺 冬輝3年右右3番三安田 尚憲3年右左
4番左若林 将平3年右右5番一浜内 太陽2年右右6番投竹田 祐3年右右
7番中筒井 太成2年右左8番捕片山 悠3年右右9番遊西山 虎太郎2年右左
【盛岡大付】
1番中植田 拓3年右右2番左林 一樹3年左左3番三大里 昂生3年右左
4番遊比嘉 賢伸3年右左5番一須藤 颯3年右左6番捕松田 夏生3年右右
7番右臼井 春貴3年右右8番投三浦 瑞樹3年左左9番二小林 由伸3年右右

戦評
履正社が準決勝進出。履正社は5回表、竹田の適時二塁打などで一挙5点を先制する。続く6回には、安田の適時二塁打が飛び出しリードを広げた。投げては、先発・竹田が9回1失点完投。敗れた盛岡大付は、4回まで無失点に抑えるも、5回以降に投手陣がつかまった。
バッテリー
【履正社】
竹田 - 片山
【盛岡大付】
三浦瑞、臼井、鈴木 - 松田
本塁打、履正社
盛岡大付、植田(7回裏ソロ)
第2試合
報徳学園(兵庫)対福岡大大濠(福岡)
8対3で報徳学園勝利。
見どころ
報徳学園は、西垣がここまで16イニングを投げ無失点と好調を維持している。今日も制球力を武器に、チームをベスト4入りに導きたい。福岡大大濠・三浦は、今大会ここまでの全試合を完投。秋の公式戦も1人で投げ抜いたエースの頑張りに打撃陣も奮起し、試合の主導権を握りたい。

先発、
【報徳学園】西垣 雅矢3年右腕
【福岡大大濠】徳原 世羅2年右腕
【福岡大大濠】
1番遊久保田 有哉3年右右2番右平野 孝太朗3年右左3番捕古賀 悠斗3年右右
4番一東 怜央3年右右5三稲本 侑星2年右左6中仲田 慶介3年右左
7二斎藤 友哉3年右右8左樺嶋 竜太郎2年右右9投徳原 世羅2年右右

報徳学園
1遊小園 海斗2年右左2中永山 裕真3年右左3二片岡 心3年右左
4捕篠原 翔太3年右右5一神頭 勇介2年右右6三池上 颯3年右右
7左長尾 亮弥2年右左8右岡本 蒼3年右左9投西垣 雅矢3年右左

バッテリー
【福岡大大濠】
徳原、西、古賀 - 古賀、矢野
【報徳学園】
西垣、池上 - 篠原
本塁打、福岡大大濠
報徳学園、岡本(8回裏ソロ)
第3試合
健大高崎(群馬)対秀岳館(熊本)
9対2で秀岳館勝利。
見どころ
健大高崎は今大会2本のグランドスラムを放っている山下に注目。チームを5年ぶりとなる準決勝進出に導くため、今日も勝負強さを発揮したい。秀岳館の投手陣は田浦、川端を中心に安定感がある。自慢の投手力で、好調の相手打線を抑えたい。

先発、
【健大高崎】伊藤 敦紀3年右腕。
【秀岳館】端 健斗3年左腕。
【秀岳館】
1番遊半情 冬馬3年右左2番二竹輪 涼介3年右左3番一木本 凌雅3年右右
4番三広部 就平3年右右5番左石井 卓弥3年右左6番右山下 竜哉2年右右
7番中藤本 舜3年右左8番捕幸地 竜弥3年右右9番投川端 健斗3年左左
【健大高崎】
1番遊安里 樹羅3年右左2番左小野寺 大輝3年右左3番一山下 航汰2年右左
4番三渡口 大成3年右右5番右高山 遼太郎2年右左6番二大越 弘太郎2年右右
7番中今井 佑輔2年右右8番投伊藤 敦紀3年右左9番捕大柿 廉太郎2年右右

戦評
秀岳館が3季連続となる準決勝進出を決めた。秀岳館は1回表、木本の2ランで先制する。4回には3者連続適時打で4点を加え、リードを広げた。投げては、先発・川端が9回を2失点13奪三振に抑える好投。敗れた健大高崎は、投打がかみ合わず、ベスト4入りはならなかった。
バッテリー
【秀岳館】
川端 - 幸地
【健大高崎】
伊藤、竹本、小野 - 大柿
本塁打
秀岳館、木本(1回表2ラン)
健大高崎

第4試合
東海大福岡(福岡)対大阪桐蔭(大阪)
4対2で大阪桐蔭勝利。
見どころ
東海大福岡はエース・安田が、2回戦で投げては完投、打っては3安打を放つ活躍を見せた。今日の試合でも、投打にわたる活躍に期待したい。大阪桐蔭は、山田が今大会8打数6安打5打点と存在感を放っている。好調のバットで、チームを2年ぶりのセンバツベスト4へ導けるか。

先発、
【大阪桐蔭】徳山 壮磨3年右腕。
【東海大福岡】安田 大将3年右腕。

【東海大福岡】
1番中有安 晟真3年右右2番二大鶴 悠斗3年右左3番捕北川 穂篤3年右右
4番左遠藤 秀斗3年右左5番三星野 光紀2年右左6番一佐田 健介3年右右
7番右古賀 丈士3年右右8番遊橋本 尚樹3年右右9番投安田 大将3年右左
【大阪桐蔭】
1番左藤原 恭大2年左左2番一中川 卓也2年右左3番中根尾 昂2年右左
4番右山本 ダンテ武蔵3年右右5番捕福井 章吾3年右左6番三山田健太2年右右
7番二坂之下 晴人3年右右8番遊泉口 友汰3年右左9番投徳山 壮磨3年右右

戦評
大阪桐蔭が4強入りを決めた。大阪桐蔭は5回裏、泉口の適時三塁打で先制に成功する。そのまま迎えた7回には、山田の適時打などで2点を追加した。投げては、先発・徳山が9回を2失点に抑え完投。敗れた東海大福岡は、打線が終盤に追い上げを見せるも、あと一歩及ばなかった。
バッテリー
【東海大福岡】
安田 ―北川。
【大阪桐蔭】
徳山 ―福井。

2. イチローは今回のWBCをどう見たか?真の世界一決定戦に絶対必要な条件。
Number Web 3/28(火) 17:01配信

マーリンズがキャンプを行なうフロリダ州ジュピターにて。開幕に向けて、準備は上々である。 photograph by Getty Images
 WBC米国優勝から一夜明けた3月23日。

 フロリダ州ジュピターのキャンプ地クラブハウスでいつもよりちょっぴり熱く語るイチローの姿があった。

 「クルーズ(ドミニカ共和国代表)は『この大会が本当のワールドシリーズだ』と話していた。そんな選手が出てきたり、感情を理性でコントロールできないでプレーしている姿を見たら、MLBが大切に育てようと思ったら、絶対にそういう大会になり得る可能性を感じた大会だった」

 イチローが話す“そういう大会”とは、言うまでもなく真の“世界一決定戦”だ。

 過去3大会も世界一になりたいという思いを強く持ち、国のために懸命に戦った選手は多くいた。その気持ちが勝った証しが日本の連覇であり、前回のドミニカ共和国優勝だった。

 だが、今大会はイチローの言う通り、過去3大会に比べ明らかに各国の選手たちの熱量は高かった。
強豪国の選手の意識が、ガラッと変わっていた。
 米国で主軸を務めた2年連続二冠王・ノーラン・アレナド(ロッキーズ)は、一塁へ執念のヘッドスライディングを見せた。

 ワンプレーに一喜一憂し、雄叫びを上げる選手はどの国にもいた。

 まるでポストシーズンの10月のような戦いを3月のスプリングトレーニングの時期に見ることができたのである。

 各国の選手の意識の変化は疑いようがなかった。
「米国のために出場したい」という選手だけで戦う。
 今回、初優勝を果たした米国チームはジョー・トーリGMとジム・リーランド監督のMLB通算4095勝監督コンビが選手と個人面談を行い「米国のために出場したい」と直訴した選手だけで戦い、悲願を果たした。

 これこそ、イチローが求める理想のスタイルだった。

 確かに選手たちは所属球団から高額なサラリーをもらっている。その責任をシーズンで果たすのが大前提であることは言うまでもない。

 スプリングトレーニングの時期にWBCで全身全霊を傾けたプレーが怪我に直結する可能性は低くない。出場辞退する選手が多いのは仕方のないことでもある。

メジャー生活16年間でたった一度の故障者リスト入り。
 '06年と'09年。イチローは自らの意思で出場した。

 日本の世界一のために尽くしたいという強い思いからだ。

 同時に3月の全力プレーがシーズンに影響を及ぼさないという自信もあった。そして、出場選手全員の強い思いで日本は連覇を果たした。

 だが、イチローには代償もあった。

 '09年の大会終了後、極度の精神的疲労から出血性胃潰瘍が見つかり、開幕から8試合を欠場した。

 後にも先にもメジャー16年間でたった一度の故障者リスト入り。

 以降、イチローが日本のために出場していない理由はここにあると個人的には思っている。
20年後、30年後なのかはわからないけど……。
 話は少し外れてしまったが、今回繰り広げられた真剣勝負がイチローには嬉しかった。

 「(大会が)徐々に前に進んでいる感じはありますね。アメリカの選手だって(WBCが)いいスプリングトレーニングだったなんて言う人はもういないでしょ。

 20年後なのか30年後なのかわからないですけど、本当にこの大会に出たいと言う奴が集まって本当に純粋に(世界一を)決める大会に将来的にはなって欲しい。それはずっと思っていることだけど、プロのベストのチームが集まって、そうなって欲しい。

 その可能性を感じられた。客観的に見ていてね」
WBCは「真の世界一決定戦」になり得る!
 WBCは真の世界一決定戦になり得る――。

 その将来性に大きく期待を寄せたイチローだったが、それだけでは終わらないのが彼らしいところ。課題を見据え、提言することも忘れなかった。

 「結局、主催している側にその思いがなかったら、単なるビジネスとしてしか捉えていなかったら……達成できない可能性がグッと上がってしまう。MLBはビジネスが上手いですから。

 そういうことを度外視して、本当に世界1位の国を決める大会になり得るものだということを認識して欲しいですよね」

 今大会終了後、WBCの主催者は大会史上初めて100万人を上回る108万6720人の観客を集め、関連商品の売り上げも前大会よりも50%伸びたことを発表した。

 ワールドシリーズがMLB最高峰の戦いならば、WBCは国別世界一決定戦。

 ともに主催はMLB。

 
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僕の野球人生、将来も過去も含めて、あれがすべてを打ち消してしまう可能性のある打席だった。
WBCとオランダ内野陣。中心は、イチローの記録に迫った男。
「人と比較せず自分の中で少し頑張る」イチローが野球少年に送った人生訓。

2.ハリル「最も難しいのはこれからだ」、W杯最終予選 タイ戦後の会見

 サッカー日本代表は28日、埼玉スタジアム2002でワールドカップ(W杯)アジア最終予選タイ戦に臨み、4−0で勝利した。日本は前半8分に香川真司、19分には岡崎慎司が代表通算50ゴールを決めて2−0で試合を折り返すと、後半12分には久保裕也が2試合連続ゴールを記録。38分にセットプレーから吉田麻也が4点目を奪うと、41分に与えたPKはGK川島永嗣が防ぎ無失点で試合を終えた。

 試合後の会見でヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「素晴らしい勝利だった。しかし不満を抱く点もあった」と切り出し、「今日の対戦相手がより高いレベルの相手だったら、まったく違った展開になっていたかもしれない」とコメント。最終予選の残り3試合に向けて「われわれは今、いい位置につけているが、最も難しいのはこれからだ」と気を引き締めた。

 日本は6月7日にホームでシリアと親善試合を行い、6月13日にはアウェーでイラク代表との最終予選を戦う。
集中力やハードワークが足りなかった
 素晴らしい勝利だった。しかし不満を抱く点もあった。相手は非常に意欲的に質の高いプレーをした。われわれは素晴らしいスタートを切って2−0と点差を開くことができたが、そのあとプレーが止まってしまった。相手はその時間帯にわれわれのスキを突き、チャンスをたくさん作った。後半にも2得点を挙げることができたが、(川島)永嗣が素晴らしい功績を残してくれた。非常に喜ばしいことだ。私は彼を信頼していたが、それを裏付けてくれた。ブラボーとたたえたい。われわれは今、いい位置につけているが、最も難しいのはこれからだ。

──プレーが止まったということだが、単純なパスミスも目立ったことについて。

 うれしくない点だ。少し気を抜いたのか、ハードワークが足りていなかった。フラストレーションを感じさせるパスのクオリティーになる時間帯があった。今日の対戦相手がより高いレベルの相手だったら、まったく違った展開になっていたかもしれない。こういったところからも、われわれは教訓を得ないといけない。

──昨日の会見で「チームの強みはコレクティブ」ということだったが、今日の試合は個の力に救われたのでは?

 私は批判の素を提供したのかもしれない(苦笑)。いずれにせよ4−0で勝つことができた。私の発言を批判のために利用してもいいが、4−0で(試合を)終わらせることができた。このような発言をする監督は珍しいかもしれないが、私は選手たちを祝福したい。

 ただハイレベルを求めた場合、集中力やハードワークが足りなかった。このような内容になってしまうとつまずくこともあるから、ここからしっかり教訓を得る必要がある。しかし試合のほとんどの時間帯は、選手をたたえるべき内容だった。素晴らしいプレーがあり、美しい得点もあった。もちろん私も監督として、集中力とハードワークを続けさせないといけないという教訓を、この試合から得ることができた。少しでも気を抜くということも、なくしていかないといけない。

──就任依頼、デュエル(球際の競り合い)の大切さを共有してきたが、今日の試合では3対1の場面でもボールを取り切れずにチャンスを作られる場面があった。その要因は何か?(大住良之/フリーランス)

 今日の試合はパーフェクトとは言えない内容だった。経験不足やコンディションが十分でなかったし、ゲームマネジメントも欠けていた。あまりにも簡単なパスミスがあった。そしてプレッシャーがかかるところでのデュエルも目指していたが、タイにも技術があった。サウジアラビア戦でもオーストラリア戦でも(見せたような)、タイの技術を無視してはいけない。

 今日は何人かの選手に疲れも見えた。少しプレッシャーを感じている中で、未熟さが出てしまった選手もいたかもしれない。中盤ではボールとエリアのコントロールができなかった。攻撃の組み立てをするときは、選手同士の距離が開いていて連動することなく止まっていたため、ボールをつなぐことが困難だった。

 ただし私にとっても選手にとっても、教訓を得ることができた試合だった。今後もトレーニングをして、さらに向上しないといけない。(W杯最終予選の)今後の3試合は、さらに難しいゲームになる。よりよいコンディション、特にフィジカルコンディションを上げて、さらに集中力も高めていかないといけない。選手たちにはロッカールームで「また6月にやりましょう」という話をした、選手によっては、クラブでの立場や状況の改善をしていかないといけない。(最終予選は)最終ストレートに入ってきている。3試合のうち1試合目はアウェーでのイラク戦で非常に難しいゲームだ。しっかり準備して、挑んで結果を残せば、W杯への道は大きく開かれると思う。

久保には「さらなる進化を期待したい」

2試合連続ゴールを決めた久保を「質の高さ、決定力の高さを見せてくれた」と評価し、さらなる進化に期待を寄せた【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】
──今まで「ストライカーがいない」と嘆いていたが、今日も久保が素晴らしいゴールを決めた。彼は探していたストライカーの資質があると思うか?

 久保はこの2試合で質の高さ、決定力の高さを見せてくれた。(UAE戦とタイ戦で)素晴らしい2ゴール、さらにアシストも見せた。私が彼を起用しようと思って使ったが、彼自身が裏付けしてくれた。守備も含めてたくさん走ったので、最後は少し消えかかっていた。それもあって私は、彼にフィジカルコンディションを上げるように要求している。代表のサイドのポジションは、アップダウンが激しいので(フィジカルコンディションを上げないと)役割を果たせない。

 若くて、このようなプレーができる選手を発見できたので、さらなる進化を期待したいし、成長を続けてほしい。岡崎が点を取ったことも喜ばしい。(香川)真司もそうだ。それが自信につながる。この大会はまだまだ続くので、意欲的に続けないといけない。

──ボランチに入った酒井高徳の評価について。それから長谷部誠が不在の中、守備的MFとセンターバックを含めてどういった底上げを期待しているか?

 高徳は(所属クラブの)ハンブルガーSVではあのポジションでプレーしている。ただクラブでは、完全に守備的な役割だ。代表ではボールリカバリーと後ろからのビルドアップを担っていた。この組み合わせは初めてだ。(山口)蛍のような選手は、攻撃ではさらに期待している。簡単な場面でのパスミスがあったので、前半は少し恐れながらプレーしているように見受けられたが、後半は良くなった。

 この守備的MFというポジションでは、長谷部や今野(泰幸)など今はプレーできない選手がいる。もちろん初めての組み合わせなので、すぐにハイレベルでプレーすることは期待できなかった。2人とももっとできたかもしれないが、私は満足している。

──試合後に本田圭佑と話し込んでいたようだが?

 彼のことをしっかりサポートしているが、クラブの中での彼の状況を改善してほしいということだ。できるだけ長い時間、試合に出てほしいということだ。他にもいろいろ話したが、ここで話すことはできない。いくつかのアイデアを授けたが、それは彼と私の間での話だ。いろいろなことを考えているが、それが実現することを期待したい。

──こういう状況でハーフタイムの修正が難しかったと思う。選手を変えずにどういう指示を出したのか(田村修一/フリーランス)

 ハーフタイムにはたくさんの修正を加えた。まずストッパー2人(吉田と森重真人)、サイドバック2人(長友佑都と酒井宏樹)、中盤の2人(山口と酒井高)、真司のポジションのところもそう。ほぼすべての選手に、後半のやるべきことを考えると修正点があったということだ。

 後半に入ってからは、より形が整ってきたし、コントロールもできていた。しかしカウンターからPKを与えてしまった。そのような場面もあったが、技術的なミスは減ったしゲームマネジメントもできるようになっていた。(前半は)集中力の問題であったので、1人1人に指示をした。

 このようにネガティブなこともたくさん言ったが、今日は4−0で勝った試合だった。4−0でこういう(ネガティブな)発言をする監督は少ないと思う。選手たちはしっかりと良い評価をしてあげるべきだ。行動、そして効果的なプレー、そういったところで彼らはしっかり合格点を付けることができる。皆さんもポジティブなこととネガティブなことを書くと思うが、それが絶対値にならないようにお願いしたい。4−0で勝っているのだから。

 これからまた集中していくし、発展していくと思う。UAE戦と違って、ゲームマネジメントがあまりできなかったかもしれないが、スペクタクルな試合になると思ったのか、少し気を抜いてしまったところがあった。ハイレベルで求められる厳しさが足りなかったのかもしれない。

※質問者に関しては、掲載許諾の確認が取れた方のみ明記しています。記名のない方は確認が取れていない方ですので、拒否されている訳ではありません。

【関連リンク】
【試合詳細】日本vs.タイ
【日程・結果・順位表】W杯最終予選
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4. <選抜高校野球>「無謀なエース心中」一石を投じる機会に
毎日新聞 3/28(火) 20:23配信

公式戦初登板が甲子園のマウンドとなった滋賀学園の光本=阪神甲子園球場で2017年3月28日、三浦博之撮影
 第89回選抜高校野球大会第9日の28日、引き分け再試合となった2回戦2試合があり、ベスト8が出そろった。1日挟んで臨んだ「延長十六回」のマウンドに、4校中3校が甲子園初登板の投手を起用した。投手の負担軽減が叫ばれているとはいえ、この指導者の決断には驚かされた。

 「使うからベンチに入れている」。健大高崎の青柳監督も、滋賀学園の山口監督も同じことを言った。継投が基本の健大高崎には過去の反省がある。2012年センバツに初出場で4強入りしたが、エースが肩を痛め、夏の群馬大会でほぼ投げられなかった。これを機に複数投手制を敷き、大会中は帯同する理学療法士の意見で登板の可否を決めている。「『行けるか』と聞くと、高校生は『行ける』と言ってしまう」と青柳監督。

 滋賀学園はエースの神村が腰の違和感で投げられず、ほぼ実績がない投手が登板した。山口監督は「(エースと)心中系の高校野球で、こういう経験ができて良かった。今後も続けたい」とプラスに捉える。

 一方、三浦が2回戦2試合で326球投げた福岡大大濠の八木監督は、相手の滋賀学園の継投に「投手層が厚く、勉強させられた。日ごろから投げさせないといけない」と話す。

 連投や再試合が起こると、必ずタイブレーク制導入の話題になる。だが、今より早く決着がついても、その後の試合でもエースを連投させれば、負担は変わらない。結局、指導者が考え方を変えなければ、根本的な解決にはならない。今回の再試合2試合が「無謀なエース心中」の考え方に一石を投じる機会になってほしい。【安田光高】

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次の対戦は… 選抜高校野球トーナメント表
初戦では… 逃げずに熱投192球 滋賀学園・棚原
滋賀学園に4年前から沖縄勢、主力に成長

5. 中日、今シーズンの注目ポイント、最下位からの逆襲の雰囲気あり
ベースボール・タイムズ
ゲレーロ、ビシエドで長打力解消

大砲としての期待が掛かるゲレーロ【写真は共同】
 4年連続のBクラス、昨季は5位に5ゲーム差をつけられての最下位と、落ちるところまで落ちた感のある中日。谷繁元信前監督に代わって昨季途中から指揮を執る森繁和監督にとっては厳しい状況だが、逆に言えば後は上昇するのみと、思い切ったチーム改革に挑めるシーズンでもある。

 昨季はチーム本塁打が89本と、リーグワーストだった長打力不足の解消に期待できる新戦力がゲレーロだ。キューバ出身のゲレーロは、15年にドジャースで106試合に出場して11本塁打を記録した大砲候補。オープン戦でも3本塁打を放ってその片鱗を見せつけた。昨季、衝撃的な活躍をしたビシエドとのキューバコンビは、他球団の脅威になりそうだ。

 昨季は2ケタ勝利、規定投球回数がともにゼロだった投手陣では、ドラフト1位で柳裕也を獲得した。新人王候補の呼び声も高かった柳だが、キャンプ中に右ひじ周辺の炎症で離脱したこともあり、開幕1軍は難しい状況だ。新外国人選手では、抑え候補としてアラウホとロンドンを獲得したが、オープン戦では結果を残せておらず、バルデス、ジョーダンらとの外国人枠争いとなる。

 野手では、大学球界屈指の内野手と評価されたドラフト2位の京田陽太が、評判通りの実力を見せている。オープン戦の終盤にはショートのスタメンで起用が続いていており、堂上直倫を差し置いての開幕スタメンもありそうな勢いだ。
鈴木、溝脇、石岡ら若手が急成長
 キャンプ、オープン戦では新加入の選手よりも、むしろ2年目以降の若手選手の台頭が目に付いた。最も目立った活躍をしたのが、投手では鈴木翔太、野手では溝脇隼人の2人だ。高卒4年目の鈴木は、オープン戦5試合で防御率1.69と好投して一躍、先発ローテ候補に躍り出た。溝脇も高卒でプロ入りした内野手で、オープン戦では主にセカンドで起用され、打率3割5分0厘を記録して課題と言われた打撃面での成長を見せている。

 他にも2年目の石岡諒太が豪快なスイングと俊足で内野の一角を狙う活躍を見せ、遠藤一星もビシエドのファースト起用で外野のスタメンに食い込む可能性が高い。昨年までのレギュラー格だった高橋周平や福田永将が、不振や故障で開幕1軍が微妙な状況となっているが、それ以上の新戦力の台頭が見込めそうな気配はある。

 オフの最大の懸念材料だった大島洋平と平田良介のFA流出を阻止し、さらに単年契約だったビシエドの契約延長にも成功した。加えて、先発陣では吉見一起の完全復活が期待できそうな状況で、大野雄大との左右のダブルエースはレベルが高い。3番手以降も若松駿太、小熊凌祐が有力で、又吉克樹の先発転向も決まっている。リリーフ陣も田島慎二と岡田俊哉の左右の二枚看板は健在で、祖父江大輔、三ツ間卓也に、実績組の浅尾拓也、岩瀬仁紀と層が厚い。絶対的なストッパーが確立できれば、最下位からの逆襲も期待させる雰囲気はある。
オープン戦成績
5勝11敗3分(12チーム中9位)

チームトップ
打率:遠藤一星 2割3分1厘
本塁打:ゲレーロ 3本
打点:ゲレーロ 10打点
安打:大島洋平 20本
四球:ゲレーロ 10
盗塁:遠藤一星 7

防御率:大野雄大 2.05
勝利:浅尾拓也、吉見一起、小熊凌祐、バルデス、柳裕也 1勝
セーブ:鈴木翔太、アラウホ、 1セーブ
登板:田島慎二、アラウホ 8試合
投球回:大野雄大 22回
奪三振:大野雄大 17
過去5年のシーズン成績
2016年:6位 58勝82敗3分
2015年:5位 62勝77敗4分
2014年:4位 67勝73敗4分
2013年:4位 64勝77敗3分
2012年:2位 75勝53敗16分

ベースボール・タイムズ
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6. 阪神、今シーズンの注目ポイント、「超変革」2年目の飛躍なるか!?

FA移籍の糸井がキーマン

走攻守でチームをけん引したい糸井【写真は共同】
「超変革」のスローガンのもと、金本知憲監督の船出となった昨季の阪神。大きな期待を背負ってスタートしたシーズンだったが、結果は4位に終わり、CS出場も逃した。試行錯誤の中での積極的な若手起用が、2年目の飛躍につながるのか、指揮官も含めて注目の1年となる。

 新戦力の目玉は、何と言ってもオリックスからFA加入した糸井嘉男だ。ヒザの故障から復調した昨季は、打率3割6厘をマークし、自己最多となる53盗塁でタイトルを獲得した。今年は右ヒザ関節炎の影響で、キャンプでは別メニューでの調整が続いたが、オープン戦の終盤には元気な姿を見せており、金本監督も「数字以上の効果を期待している」とキーマンであることは間違いない。

 新外国人選手としては、投手のメンデス、野手のキャンベルを獲得した。だが、現状では2人とも開幕1軍もままならない状況となっている。昨年固定しきれなかった抑え候補として期待されたメンデスは、調子が上がらず3月中旬に2軍落ち。鳥谷敬とサードのポジションを争うはずだったキャンベルも、左手首腱鞘炎を発症して開幕1軍は微妙な状況だ。
原口の「4番・一塁手」もある!?
 新人では、ドラフト1位の大山悠輔が一時は正三塁手候補の声も上がったが、3月中旬に2軍落ちが決まり、開幕1軍は難しい状況となった。逆にキャンプ、オープン戦で評価を上げたのが5位の糸原健斗で、内野の全ポジションを守れるユーティリティー選手として、1軍枠に食い込みそうだ。その他、投手では2位の小野泰己が先発の5、6番手としてローテ入りも視野に入れる。

「超変革」で積極起用された若手野手の中で、レギュラーの座をつかみそうなのが北條史也と原口文仁の2人だ。北條は長年、ショートを守った鳥谷をサードへ押しやり、今季はさらなる飛躍が期待されている。原口はもともと捕手であるが、打撃力を買われてファーストとしての起用が濃厚。適任者のいない4番抜てきの声も挙がっている。

 さらにルーキーイヤーから存分に働いた高山俊が、今年もオープン戦で12球団トップタイの4本塁打をマークするなど、さらなる大ブレークの気配を漂わせている。その他でも、江越大賀、中谷将大、板山祐太郎らが生き残りをかけて激しい競争を続け、梅野隆太郎を中心に坂本誠志郎や岡崎太一らによる正捕手争いも見どころの一つだ。

 投手陣は、先発がメッセンジャー、藤浪晋太郎、岩貞祐太、能見篤史の4人が当確。その他にも頭数はそろっている。不安材料と言える抑えを固めたいところ。オープン戦では、セ・リーグで最高位となる4位と好調をキープした。金本監督が期待する若手の成長で「超変革」が進んでいくのか。重要なシーズンとなる。
オープン戦成績
10勝6敗2分(12チーム中4位)

チームトップ
打率:北條史也 2割8分3厘
本塁打:高山俊 4本
打点:中谷将大 14打点
安打:高山俊 21本
四球:上本博紀 9
盗塁:上本博紀、鳥谷敬 3

防御率:メッセンジャー 3.00
勝利:マテオ、秋山拓巳 2勝
セーブ:ドリス 3セーブ
登板:松田遼馬、桑原謙太朗、岩崎優、マテオ 8試合
投球回:メッセンジャー 18
奪三振:岩貞祐太 16
過去5年のシーズン成績
2016年:4位 64勝76敗3分
2015年:3位 62勝80敗1分
2014年:2位 67勝75敗2分
2013年:2位 73勝67敗4分
2012年:5位 55勝75敗14分

ベースボール・タイムズ
プロ野球の“いま”を伝える野球専門誌。年4回発行の『季刊ベースボール・タイムズ』を含め、全国の番記者からプロ野球のホットな話題・情報を届ける。毎年増刊号として発行される選手名鑑『2017プロ野球プレイヤーズファイル』は2月18日発売!今年はさらに充実した内容にスケールアップ!
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7. PL学園、大阪府高野連に「脱退届」受理される…名門の歴史に幕
スポーツ報知 3/29(水) 14:31配信

PL学園の「KKコンビ」桑田(左)と清原
 春夏合わせて甲子園で7度の全国制覇を誇るPL学園(大阪府富田林市)が29日、大阪府高野連に脱退届を提出し、同日受理された。昨夏の大阪府大会を最後に休部していた同校はこの日、野球部の奥正直克部長が脱退届を提出した。

【写真】この日は登板することなく報徳学園に敗れ、ベンチ前で感慨深げに球場を見渡す福岡大大濠・三浦(カメラ・渡辺 了文)

 同校は大阪府高野連の浅田建会長宛てに、正井啓一校長名で「貴連盟への非加盟の件」と題した文書を提出。その中で「本校は諸事情により平成27年から硬式野球部の新規部員を募集を停止しました。昨年夏の大阪府大会終了後に3年生部員が引退して部員がいなくなり、以後事実上休部の状態となっております。現在のところ部員募集の再開の予定は立っておりません。(中略)平成29年度から部員募集再開が決定するまでの間、貴連盟への非加盟を決めさせて頂いた次第です」と説明している。

 PL学園は昨夏の大阪大会2回戦で東大阪大柏原に逆転負けを喫した。1957年以来、59年ぶり2度目の初戦敗退。多くのプロ野球選手を輩出した名門校は、栄光の歴史にひと区切りを迎えた。

 かつて全国的人気を誇った野球部は、13年3月に発覚した暴力事件をきっかけに、15年度から新入部員の募集を停止。来年度も部員受け入れの予定はなく、3年生12人の引退後は休部状態だった。
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ニュース、
1. 栃木スキー場雪崩 「典型的な発生地形」 専門家ら予測可能性指摘
産経新聞 3/29(水) 7:55配信

那須温泉ファミリースキー場(写真:産経新聞)
 「雪崩が発生しやすい典型的な地形だ」。高校生ら8人が死亡した栃木県那須町の雪崩事故をめぐり、28日に現地を調査した専門家らは、事前に雪崩の発生を予想できた可能性を指摘した。県警は同日、業務上過失致死傷容疑での捜査に本格的に乗り出しており、雪崩の発生をどの程度予測できたのかが、今後の焦点となりそうだ。

 この日、防災科学技術研究所雪氷防災研究センター(新潟県長岡市)は調査員3人が現場を調査。その結果、事故後に積もった深さ30センチの雪の下に柔らかい雪の層を発見した。結晶同士の結合が弱く崩れやすい性質で、地表近くの固い雪の層の上を柔らかい雪の層が滑る「表層雪崩」が起きたとの推定が強まったという。

 当時、生徒らは深い雪の中を進む「ラッセル」の訓練のため、ゲレンデを外れた沢状の地形を登り、傾斜が緩やかになった台地状の場所で休憩していたところ、山側の急斜面で雪崩が起きたとみられる。捜索現場に入った那須山岳救助隊の高根沢修二副隊長(67)は「現場はくぼ地のようになっていて、そこに向かって雪崩が発生したようだ」と証言する。

 28日に現地調査を行った「日本雪崩ネットワーク」の出川あずさ理事(56)も、この地形に着目する。山側の急斜面は30度以上あり、風を遮るものがなく、樹木が少ないなど雪崩の発生条件がそろっていた。「講習を受ければ分かるような教科書通りの危険箇所。むしろもっと大きい雪崩が起きた恐れもある」という。

 調査では、「デブリ」と呼ばれる雪崩後の雪の塊も確認された。デブリから判断すると、今回の雪崩は幅約50メートル、厚さ40~50センチの雪が、約100メートルにわたって崩れた規模と推定された。雪崩は約200メートル上から急斜面を下ったとみられる。

 今回の雪崩では那須町付近に雪崩注意報が出され、登山時には新たに約30センチの積雪を観測していた。県警はこうした事情を踏まえ、教員らの「予見可能性」を解明することになる。出川理事は「雪山の安全の基本は雪崩が起きやすい場所を避けること」と述べ、講習会のルートに疑問を呈した。

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スキー場のコース外で遭難 救助費用はいくら請求されるか