蕎麦遺産

未来の世代に引き継ぐべき「蕎麦」に関するあらゆる情報を調査し、「蕎麦遺産」として登録しています。

かんだやぶそば(千代田区神田淡路町)の「かきそば」「せいろうそば」

2011年10月01日 | 蕎麦屋(都内)
【平成23年10月某日 調査・登録】
 こちらの店「かんだやぶそば」は、明治13(1880)年創業の老舗蕎麦屋です。幕末の名舗「団子坂蔦屋」の淡路町店を創業者の堀田七兵衛氏が譲り受けて営業を始め、明治時代の後期に団子坂本店が廃業したため、藪蕎麦本店の看板を受け継いで、今日に至っているとのことです。板塀に囲まれた店内には庭があり、料亭風の店構えの中、ゆったりと美味しい蕎麦をいただけます。
 《前回のこちらの店の調査・登録:やきのり・刺身湯葉・せいろうそば・かきそば・生そばばんじゅう等



 こちらは「せいろうそば」です。青みがかった蕎麦は、清涼感と新そばの青みを出すために、創業者の堀田七兵衛氏が、そばもやしの青汁を打ち込んで作ったものだそうです。
 厳選された国産玄そば(主に長野、青森、北海道、茨城産)の最上級粉を挽いて、外一(そば粉10に対して小麦粉1の割合)で毎日数回に分けて木鉢で練り、製麺されています。
 そばつゆは、昆布・鰹節で濃厚な出汁をとり、濃口醤油・味醂などで味が調えられています。



 季節限定の「かきそば」は、小ぶりながら旨味が濃縮されたプリプリの牡蠣とワカメが入り、潮の香りが満載された逸品です




 仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。


★かんだやぶそば
  所在:東京都千代田区神田淡路町2-10
  電話:03(3251)0287
  品代:せいろうそば(1人前)700円、かきそば1,300円


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