創作料理「すなふきん」の部屋 (南紀地磯・鮎釣行記)

南紀田辺市で居酒屋をやっています。夏は鮎釣り、冬場はグレ釣りと
食材仕入れにせっせと南紀の地磯へ通っています。

11月29日、椿地磯、イカ釣り

2016年11月29日 | Weblog
前日に、名人Iプロからメール。
椿地磯、朝5時30分、餌屋集合、とのこと。
もちろん集合します。(笑)

が、何時もの様に遅掛けのお客さんで家に帰って寝たのは2時過ぎ。
Iプロは5時過ぎに家を出ますと連絡が…。
何とか眠い目を擦りながら、Iプロから遅れること30分、磯で合流。

椿の奥、元猿公園の下です。
椿の花のトンネルを抜けて、磯へ出ます。



Iプロは湾奥方向へ、 ボクはその手前沖側に入ります。





今日はアジは七匹。おまけで鯖の子も入ってます。

竿を二本セットして、早速沖側の竿に乗ってきます。
多分小さめ、500g位の感じ。
慎重に寄せて、ヤエンを投入、しっかり乗りました。
磯際で浮かせてタモを入れますが、イカの胴体を半分くらい浮かせたところで針ハズレ。
う~ん、残念。

で、当たりのあった竿の取り込みに邪魔にならない様に、
アジを磯際まで寄せておいた竿を上げてみると、何か付いてる…。

イカが乗っています。(笑)

すぐにヤエンを投入、タモ入れも上手く行き、一匹目ゲット。



名人Iプロも一匹目を取り込んでいます。





二本の竿にアジをセットして、放り込みます。

今度は、左手の竿に乗ってきます。が、寄せに掛かると、
ラインが石を巻いている様で、上手く寄せられません。
最終的には、根掛りでロスト。
ここは正面に大きな沈み根があって、どうしても
糸を巻き易い。

右手の竿を確認すると、「ジジーっ」と勢いよく出て行きます。
ラインの出が止まり、ゆっくりと寄せに掛かろうとしましたが、
これもまた根を巻いていて、寄せ切れず。
イカの活性は高いのに、根が邪魔をして勝負にならない。

アジは後3匹。
両方の竿にアジをセットして、投入。

左手の竿に反応あり。
確認すると乗っています。
これはちょっとマシなサイズ。
根にも邪魔されず、何とか寄せに成功、ヤエンを投入します。
逆噴射でしっかり掛かってる事を確認してさぁタモ入れ、
と思った所へ、朝イチから周期的にやって来るウネリが
ここへ来てやって来て邪魔をする。(泣)

3度目のタイミングで波に煽られ、タモを通り越して
タモの付け根までイカが来てしまいました。
何を思ったか、イカも突然タモの柄が目の前に来たので
思わずタモの柄に抱き着き離れようとしません。
ヤエンは足の付け根にしっかり掛かってるので、
思い切って、タモごとそのままぶり上げました。
磯へ上げてからも、しっかりタモの柄に抱きついたまま。(笑)



その後は、残りのアジも全部乗ってきましたが、根掛りでロスト。
こうなったら、最後の鯖の子に針を打って放り込みます。
片方の竿を片付けていると、すぐにジジーっと乗って来ます。
今日は木っ端グレや赤じゃこでも乗って来る感じです。

竿先で聞いてみると、結構な重量感。1キロはありそうな感じ。
慎重に寄せに掛かります。
が、さすが子鯖、泳ぎが達者で遥か遠くまで出て行っています。
それでも何とか寄せてきますが、やはり大きい型は賢いのか、
鯖を離されます。
しばらくそのままにしているとまた乗ってきましたが、
寄せに掛かると、離してしまい、結局逃げられました。

1投目から最後の鯖まで正味二時間、あっという間でした。

名人Iプロも、何とか最後に3匹目をゲットしてアジ終了。





片付けて磯を上ることに。

しかし、今年の秋イカはかなり当たり年かも。
まだしばらくは通ってみるつもりです。
























11月22日、笠甫 イカ釣り

2016年11月23日 | Weblog
こうなったらリベンジで、2日続けて笠甫へ。
Iプロは先行してマイポイントを色々見て回りましたが、風と波の影響で
やはり笠甫へ。

昨日のポイントにはエギンガーがいて、Iプロはその先のポイントへ。
ボクが遅れて着いた時には、その釣り人と入れ替わりで昨日と同じポイントへ。
Iプロはそのままのポイントで分かれて釣る事に。

Iプロの方は1投目でアタリがあったものの、石に巻かれてバラシた後は
音沙汰なしとの事。

とりえず、昨日と同じポイントで竿を出します。





が、アタリがないまま時間が過ぎていきます。
アジを確認しようと竿を見ると、右手に入っていたアジが左手に。
あれっと思い、竿を上げると見事にアジが食われています。
道糸に反応は無いのに、こんなアタリもあるんですね。

気を取り直して、アジをセットして再開。
しかし、またもや反応なしの時間が過ぎていきます。
が、ボンヤリしている間に、道糸は全く出ていないのに、
右手に入れたアジがまたもや左手に。

竿を上げるとまたもやアジが食われています。( 泣)

その後、あまりに暇なので、呑ませ釣り仕掛けでヒラメを狙います。
というのも、このポイントは結構ヒラメが食ってきます。
名人Iプロも、一度ヒラメを浮かせましたがアジを吐き出されています。

しばらくして、Iプロの友人がやってきます。
隣で竿出し、もちろんイカ狙いです。

こちらはその後も音沙汰なしで終了。
Iプロも一足先に上がり、続いてボクもスゴスゴと引き上げます。

その後、Iプロからの情報で、プロの友人が55㎝のヒラメを釣り上げたとの事。
ヒラメを狙うと釣れず、イカを狙っても釣れずでこちは全く良いところ無し。(笑)

しかし侮るなかれイカ釣り。
しばらくはイカ釣り修行が続きそうです。






11月21日、笠甫 イカ釣り

2016年11月23日 | Weblog
前回の釣果に味をしめて、今日も笠甫へ。
朝5時に家を出るので、Iプロに餌屋で待ち合わせでどうでしょう?と
メールを送って出発。
5時半に餌屋到着、しばらくIプロを待ちます。

が…。

Iプロはすでに釣り場の駐車場に到着してるとのメール。
ただし、ライトを忘れたので、動けずとのこと。(笑)
早速現地に向かいます。

幸い、夜も明け出して何とか歩ける状況に。
笠甫の左手のポイントに向かいます。

名人Iプロは湾向きに、 ボクは沖向きに入らせて貰います。



まずはアジをセットして第1投。アタリを待ちます。
するとすぐにジジーっと糸が走ります。
I名人に「乗りましたよー」と声を掛け、寄せに掛かります。
が、ちょっと小さめ。
寄せてヤエンを投入、上手い具合に掛かりました。
名人にタモを入れて貰い、無事ゲット。
300gほど。



幸先良いスタートで、次のアジをセット。
これも程なくしてイカが乗ってきます。
むふふ。
たーのしいな、楽しいなっと。(笑)

寄せに掛かりますが、これはちょっとコマシな型。
慎重に寄せにかかります。
ゆお
ようやく姿を見せたのは、目測800g前後のアオリイカ。
Iプロがタモを持ってスタンバイ。

が、息が合わずタモ入れ失敗で海へお帰りに…。(泣)
Iプロも責任を感じて意気消沈ですが、いえいえ、とんでもない。
まだまだ乗ってきます、取り込みますので気にしないで下さい!
の言葉通りに、すぐに次のイカが乗ってきます。

今度も同じ位のサイズ。
慎重に寄せて、今度は自分でタモ入れ。
が、これが結構難しい。

タモを近づけると逆噴射で、なかなか上手くいかず。
日本海で昔やってた時は、小さかったので、掛かりを確認して抜き上げていたので、
このサイズになると、なかなか手強い。

慎重に、

イカの頭から、

そーっとタモを寄せて、

…。

ヤエンがタモに引っ掛かって…、

…。

またもやタモ入れ失敗。

…。

いやいや、まだまだ来ます、乗ってきます。
はず。(笑)

次は根掛かりでアジをロスト。

次は300g程のイカを浮かせて、タモに入れる前に針外れ。

お次は、寄せてくる途中でアジを離してジ・エンド。

結局5回乗って、最初の一匹だけ。(泣)

ただ、グレを狙っていてバラした時程のショックはないなぁ。
そう言う意味ではのんびりした待ちの釣り。
これはこれで結構楽しい。

こうなったら、しばらくはイカ釣りに通ってみよう。
お店の食材としても申し分ないし。(笑)

次回もIプロとイカ釣りの予定です。












11月15日、笠甫 イカ釣り。

2016年11月17日 | Weblog
今シーズンは秋イカが好調とのことで、名人Iさんもここ最近は
イカ釣りへ足繁く通っていて、以前から何度も誘われていました。
どちらかというと、待ちの釣りは苦手で、京都に暮らしている頃は
日本海で良くイカ釣りに行ったんですが、型が小さく、
そんなにはまらなかったのが本当の所です。

しかし、最近磯の方はまだまだ水温が高く、餌取りがうるさくて、
まともにグレの顔が見られません。
実際、13日の日曜日に、子どもがこっちへ帰ってきていて、
友人と釣りに連れて行け、というので午後から白浜のシシハイに行ってきましたが、
なんだか妙な濁りで、よどんだ感じの状況、掛かって来るのは手のひらほどの
サンコやタカノハばかりでした。

こうなったら一度、イカ釣りをやってみるか、と名人Iさんと
出かけることに。

Iさんホームグラウンドの笠甫の北側の磯へ。
時間帯によっては水没するので、ウエーダーを履いて行きます。
幸い天気も良く、絶好の釣り日和。
さっそく、アジを準備して海に放り込みます。



しばらくすると、Iさんが「あんたの竿乗ってるでー」とのこと。
竿先で聞いてみると、ぐい~んと竿先を絞るアタリ。
乗ってます。う~ん、この感じ15年ぶりぐらい。(笑)

ゆっくりゆくりと寄せてきます。
そろそろヤエンを入れてもいいだろうとのIさんの判断で
ヤエンを入れますが、跳ね上げ式のヤエンがきっちりまっすぐになっていなかったようで、
途中で道糸にからまり、なかなか下まで落ちません。
結局きれいにアジを最後まで食われイカは逃走。(笑)

しかし、このやりとり、久しぶりとはいえなかなかおもしろい。
日本海の秋イカは型が小さかったので、そんなにやりとりはなく、
しかも堤防からなのでヤエンも入れやすかったのですが、
この磯は平べったい低い磯なのでかなり寄せてこないと
ヤエンがきっちり落ちていかないので、なかなかスリリングです。

すぐに、名人の竿にも乗りましたが、寄せきってヤエンを入れたところで
アジを放されました。



しかし天気も良く、暖かくて11月中旬の釣りとは思えない。
名人の差し入れを頂きながら、ときおり竿を調整しながら、
イカが乗るのを待ちます。

ようやく、二回目のアタリ。
今度はじっくりと寄せて行きます。
が、近くまで来て、ごりごりとした感じ。
どうやら道糸が石を巻いているようです。
ずるずるっ、ずるずるっと竿をあおると少しずつ寄ってはきますが、
妙な感じ、もしかしてウツボかも、と強引に寄せていると、
するするっと寄るようになりました。
ん?
なんじゃこりゃと、水中を見るとなんとイカが付いています。

うそーん。(笑)

すぐにヤエンを投入、うまい具合に掛かりました。
墨を吐き出し、逃げようとしますが、ヤエンもしっかり掛かっています。
Iさんにタモで救ってもらい無事確保。

ヤエンで釣ったのは本当に久しぶりです。
上がってきたのは580gのアオリイカ。こちらではタチイカといいます。



Iさんの方にもアタリがありましたが、ウツボ、その後のアタリは
勢いよくドラグを鳴らしながら沖へ出て行きます。
が、やりとりの間にアジを放されます。
一度はどうやらヒラメのアタリもありましたが、アジをはき出されて
正体はつかめず。

ボクの方は、一匹しとめたので、仕事の関係もあって先に上がろうと
思っていたのですが、Iさんがアジを分けてくれるというので、
ご厚意に甘えてラスト一投、やってみることに。

と、すぐにイカが乗ってきました。
これも、ゆっくりゆっくり寄せてきます。
途中放されますが、すぐにまた乗ってきました
どうも今日のイカは、すぐにアジを放してしまう感じ。
ようやくヤエンを入れましたが、下へ落ちるまでに
放されてしまいました。

これを期に、ボクの方は竿をしまいます。
名人Iさんはまだアジがあるので粘ることに。

しかし、結構おもしろかったなぁ。
昔やってた頃は、グレ釣りシーズン前に遊びがてらでやってたので、
これなら、水温が落ち着くまでのんびりとイカ狙いでやってみようかな。
Iさん、いろいろご教授ありがとうございました。
また次回よろしくお願い致します。

11月10日、いそぎ公園裏

2016年11月11日 | Weblog
…。

…。

…。

ご無沙汰しております。(笑)

実は昨日、お客さんから「すなふきんさん、最近ブログ上がってないですよね、釣りに行ってますか?」
と突然声を掛けられました。
男前のお客さんとべっぴんさんのカップルですが、
いつも大崎や五平に行かれるとのことで、たぶん大崎で何度かお見かけしましたよ、とのことでした。
いつもいつもへたくそな釣りの内容と文章を見て頂いているとは
恐縮しきり、これは何とかブログも再会せねばと思い立ってパソコンを開きました。

7月頃より止まっていたブログですが、そろそろ何か記事を投稿しないと、
「すなふきんは、大崎の左手高場から転げ落ちて、上り潮に乗って、
今頃大阪湾に浮いている」

だとか、

「日置川で流され、黒潮に乗って、今頃太平洋に浮かんでる」

だとか、言われかねないので、そろそろ記事をあげるべく、
パソコンの前に座ったしだいです。(笑)

家の事で、いろいろありまして、今年は8月以降もあまり鮎釣りに行けず、
秋のイガミ釣りもなかなか行けずで、ついついブログの更新がおろそかに
なっていました。

この秋は10月19日に、初のイガミ釣りへ名人Iさんと出かけたのが、
磯釣りシーズンの始まりです。



椿のテダカですが、朝一にアタリはあったものの、後半はいいところなし。
坊主で開幕の日を終えました。





二回目は10月24日、いつものチャボ公園裏へ。
これも名人Iさんと連れだって出かけましたが、またもやこれも
何にも掛からず。



そして10月26日に、今度は大崎へ。
名人Iさんは、フカセですがえさ取りの猛攻。

こっちはイガミ狙いですが、音沙汰なし。
Iさんに刺し餌をもらってズボ釣りで派手な魚を一匹のみ。



11月2日はチャボ裏へ単独でイガミ狙い。
しかし、またもや音沙汰なし。(泣)



…。

さすがにブログを更新するも材料がなく、
滞るのも無理はなし。(笑)

で、本日11月10日、単独で再びチャボ裏へ。

今回はさすがに釣果の上がっていないイガミ狙い以外に、1.5キロのオキアミも持参、
イガミが幸薄ければ、フカセに切り替える予定。

7時過ぎにチャボへ着くと一台も車が止まっていない。
前回もそうでしたが、最近チャボは釣果があまり良くないのか…。
嫌な予感も走りますが、とりあえず用意して磯へ下りていきます。



いつもの左手、先端へ入り、さっそくホンダワラをセットして第一投。
仕掛けは5Bのフカセ用のウキで、即フカセに切り替える事が出来るようにしています。

1時間ほど流してみますが、まったくアタリはなし。
今日で五回目、もういいかげん、辛抱が切れてきました。
「イガミとシラミはおったら喰う」と言われるぐらいなのに。

1時間で見切りを付けて、フカセにチェンジ。

ここは、磯の真ん中に小さなワンドがあって、そこに当たった潮が
沖へと伸びていき、沖の潮と当たって潮目が出来ます。
その辺りがねらい目。
以前なら磯際にわんさと30センチ前後のイサギが付いていて、
おみやげが出来たのですが、ここ2~3年はほとんど顔を見ていません。

撒き餌を巻くと、案の定わんさをえさ取りが。
カゴカキダイやチョウチョウウオ、ミニグレやなんやかや飛び出してきます。

磯際に撒き餌を打ち、沖に仕掛けを入れて、餌の残るところを探し、
沖へ出て行く撒き餌と合わせるようにイメージしながら、
流していきます。

最初にヒットしたのはイズスミの子。(キットウ)



次はオヤビッチャ。



なんやかやと掛かってきます。

辛抱強く仕掛けを入れていると、竿三本ほど先の潮目でウキがすーっと入っていきます。
合わせると乗りました。
これは上品な引き具合。
寄せてくるとしっぽが白い。
抜きあげたのは28センチほどのグレ。



やっぱりフカセはいいなぁ。
グレ釣り、おもしろい。(笑)

続いて、竿にどんと乗ってきたのは、26センチのグレ。
これは続くかと思いきや、またもや餌取りの猛攻。

しばらくして、ウキに変化が。
ゆっくりゆっくり入っていきます。
見えなくなるまで辛抱して合わせると乗りました。

がっつーん、で竿をのされかけます。
必死で耐えて、動きが止まった、さぁこれから反撃開始、でぷっつん。

…。

いやいや、でも楽しいなっと。(笑)
これがあるから止められません。

仕掛けを張り直し、同じポイントで同じようなアタリ。

今どここそは取る!

が、竿先を叩くアタリ。

浮いてきたのは35センチほどのアイゴ。

続いて、同じサイズのアイゴ。

とはいえ十分引きも堪能出来ました。

そのうち、潮がたるんできて、反応が鈍くなりゆるい下り潮になりました。
そこで、またもやイガミ釣りにチェンジ。
とはいえ、休憩がてらで針は5号のグレ針のまま。
ウキだけ5Bに変更で流していきます。

今日は名人Iさんは笠甫でイカ釣り。
電話をするとヒラメが掛かってきて、目の前でアジをはき出されたー、と
残念がっています。
と、そのとき。
なにげに見ていたウキがすーっと入っていきます。

片手で竿を持ち合わせてみると、ご~んで乗りました。
いよいよ、イガミの登場か?
重量感はありますが、あまり引かない。
浮いてきたのは45センチのイガミ。
なかなかのサイズです。



これに気をよくして、続けます。

そして二匹目。



これでイガミの呪縛から解き放たれました。(笑)

その後、満潮に近づき、足下が波を洗い出したので12時で納竿。

ようやく釣りらしい釣りを満喫出来ました。



そろそろフカセも本番を迎えます。
またぼちぼちブログも更新していきます。
よろしくおつきあいのほど、お願い申し上げます。