創作料理「すなふきん」の部屋 (南紀地磯・鮎釣行記)

南紀田辺市で居酒屋をやっています。夏は鮎釣り、冬場はグレ釣りと
食材仕入れにせっせと南紀の地磯へ通っています。

磯釣り14回目、イコギ風裏

2015年12月17日 | Weblog
今日もIプロと懲りずに磯へ。(笑)
とはいえ、急に冷え込み、北西の季節風が吹き荒れる天候。
どこか風裏はないか、と検討の結果セオリー通りイコギへ。(笑)

今日はこちらの方が早いか、と小石の鼻を通り越して、
ミズタレへ。
風も無く、沖からの波気も入ってきて、良い感じですが、
Iプロの車は見あたらず、これは今日はこっちが早かったかもと
電話すると、「もう磯へ降りてるでー」。(笑)

どうやら、ブログ仲間のなすびんさんの良く行く磯の方へ降りたとのこと。
さっそく、そちらへ向かいます。

正面には名礁小石の鼻が望めます。



風は気になりませんが、もう少しざわつくか潮が通ってほしいところ。
仕掛けを準備して、釣り開始です。
磯の周囲はこんな感じ。







撒き餌を撒くと、小魚がざわざわとよってきます。
刺し餌を撒き餌と合わすと掛かってくるのはミニグレ。



しかも、潮が軽い!
いつもの0号ウキだとがんがんしもって行きます。
完全フカセにして、まず撒き餌を2杯~3杯打ち、仕掛けを投入、
撒き餌を打った位置にウキを合わせ、追い打ちはウキの2~3m先へ。

すると、

がんがん掛かり出します。
外道が。(笑)







良型のアイゴも掛かりますが、グレはいったいどこに?(笑)

Iプロも苦戦中。木っ端が時折掛かるのみで、
「今日はプロの必殺やりさがし釣法も不発やわ~」とぼやいておられます。(笑)



少しポイントをずらして、仕掛けを入れると、ウキをひったくるようなアタリ。
上がってきたのは23㎝ほどのグレ。

お~、グレおるやん、で集中して仕掛けを投入。
おなじようなパターンで23㎝から28㎝ほどをぱたぱたと追加。
これは、30オーバーも出るか、と思いきや、
グレの気配はなくなり、刺し餌も時折残って来ます。

12時頃で撒き餌も終了。



何か、消化不良です。
外道も含めぱたぱたと調子よくは掛かったんですが、
サイズアップが図れず。
う~んまだまだ修行が足りません。

次回は週明け月曜日。
そろそろぱーっとすっきりした釣りがしたいなぁ。





磯釣り13回目、大崎完全坊主の図。

2015年12月15日 | Weblog
12月15日、Iプロと大崎へ。
今日こそはと思いながら、やはりIプロより先に磯へ着けず。
いつもすみません、プロ。(笑)

大崎の千畳敷寄り先端ですが、
満潮時期とうねりで波が膝上まで上がってきています。
ピトンは打ちましたが、しばらく様子見で、中央のワンドで釣りを始めます。

潮は若干上り。
高場のカゴ師は何匹かグレを釣り上げていますので、
期待も高ぶります。

波気もあり、曇り空。
風もなく絶好の釣り日和。

が。

刺し餌が残ってきます。
撒き餌を撒いてもあまり餌取りの姿も見えません。

う~ん、最近大崎はカゴの方が釣果が上がってるような…。
いやいや、気にせず頑張ります。(笑)

が、刺し餌は時折取られたり、残ったり。
いまいち、ねらい所が掴めません。

と。

Iプロの竿が曲がります。
この悪条件でも、きっちり魚を仕留めます。
上がってきたのは25~6㎝のグレ。

こくなると気合いが入りますが、状況は変わらず。

しばらくして、先端の方がようやく入れるように。
Iプロと移動です。

足下のサラシと、上り潮に期待も高ぶりますが、
こちらも状況は変わらず。
刺し餌も取ったり残ったり。

う~ん、思い切って棚を深く取ります。
3.5ヒロにして流していると、ひゅんっとウキが走ります。
竿を大きく絞りますが、竿先を叩く引き具合。
上がってきたのは30㎝ほどのサンコ。

いろいろ試しますが、どうも釣れる気配がしない。
なぜかは判らないけれど、どうも気合いが入りません。

しばらくしてIプロ、「もう今日は降参!!」と宣言。(笑)
道具を片づけて、一足先に上がります。
さっき、潮だまりに放り込んでおいたグレを探しますが、
どこにもいない。
波にさらわれたか、とんびが持っていったか…。

ボクはもうしばらく粘ります。
が、
ようやく掛かったのはまたもやサンコ。

…。

もう心折れました。
店の仕込みもあるので、そそくさと片づけます。
なんのおみやげもない完全坊主…。

まぁ、こんな日もあるでしょ。
なんせ、やる気のなさが写真を一枚も撮っていない所に現れてますから。(笑)

しかし、もうちょっと愛想があってもよかないですか?
今度は一度、高場から遠投で狙ってみようっと。

磯釣り12回目、白浜コミゾレ

2015年12月14日 | Weblog
前日の仕事が遅くなり、家を出たのは10時前。
ちなみにIプロは、仕事の関係でお昼過ぎからの出動とのこと。
とりあえず、白浜へ向かいます。

で、今シーズンIプロが45㎝を釣り上げたコミゾレへ行ってみることに。
うまい具合に車が少ない。
さっそく磯へ降りていきます。

釣り人はカゴ師が三人のみ。





しかも、プロが45㎝を釣り上げたポイントが空いてます。
隣のカゴ師に声を掛け入らせてもらうことに。



ちょうど満潮から下げに入ったところ。
結構な波気で、V字の切れ込みに跳ね当たったサラシが沖向きに
どーんと流れて、潮筋が伸びています。
めちゃめちゃいい感じですが、カゴ師の話しでは
あんまり状況は良くないとのこと。

さっそく、仕掛けをセットして釣り開始。
磯際からのサラシに乗せて、仕掛けを流していきます。
撒き餌を打つと、サラシの下に木っ端グレがちらほら見えます。

が、

刺し餌が持ちません。
サラシの切れ目や、遠投色々試しますが、
いかんともしがたく。

たまに掛かるのはこんなミニグレ。



再度、サラシを中心に攻めてみます。
少し張り気味に流していたウキがすーっと入ります。
合わせると乗りましたが小さい。

抜き上げたのは23㎝ほど。
とりあえず塩焼き用にキープします。
が、やはり後が続かない。
根気よく手返し勝負で続けます。

磯際にウキを貼り付けていたところ、
竿先まで「ごつん」と乗ってきました。
ぐっと一瞬竿で溜めましたが、残念針はずれ。

結局サラシの切れ目までがポイントかもと
集中的に仕掛けを入れていきます。

竿先まで乗ってくるアタリで合わせると
さっきよりは少しマシな引き具合。
ごぼう抜きで26㎝ほど。

続いて23㎝を抜き上げますが、その後アタリが止まります。
場の雰囲気は最高ですが、どうもぴりっとしない。
隣のカゴ師が大きく竿を曲げますが、ボラ。
そうこうしているうちに、Iプロ登場。

しばらく並んでやりますが、こちらは撒き餌が終了。
先に上がること。



夕方の時合いでIプロに敵討ちを頼んで、道具を片づけます。



しかし、水温が高い。
21度台。
気温も高く、防寒着はいらないほど。
いったい冬はどこへ行ったやら…。

で。

夕方の時合いはこれといったドラマもなく、終了とIプロが
メール。
しかし、釣果がぱっとしないなぁ。
「辛抱に敵う魚なし」で頑張るしかないか。(笑)

磯釣り11回目、白浜大崎

2015年12月10日 | Weblog
月曜日、木曜日はほぼ名人Iさんとの釣行。
白浜大崎へ。

前日の予報では、東の風、波は2m、うねりありで午前中はくもり。
もうこれは、フカセ釣りにはこれ以上ないほどの好条件。
名人Iさんも、「明日は入れ食いや」と意気込んでいます。(笑)

で、当日の朝。
6時過ぎに「大崎右先端確保!」のメール。
早っ!!(笑)
こっちは今から家を出ますとメール。
急いで磯へ向かいます。

7時過ぎに大崎で合流。
案外人も少なく、高場にひとりだけ。



さっそく、仕掛けを準備して釣り開始。

海の感じはまさしく前日の予報どおり。
ものすごく雰囲気抜群です。



まずは撒き餌を打ち、第一投。
仕掛けを張って、追い打ちをしようとシャクに手を伸ばした所で、
「ぐん」っと竿先をひったくるアタリ。
うそ~ん、と竿でため、足下の締め込みを受け流しつつ、
タモで受けたのは30㎝ほどのグレ。



え~、これはどれだけ釣れるん、と気を良くしていると、
名人Iさんが、「後から来て先に釣られたらかなわんな~」(笑)
すみません。でも、釣ってしまいます。(笑)

仕掛けを振り込んで、すぐ張った状態で掛かって来たので、
これはかなり棚が浅いかも、と一ヒロに浮き下を調整。
撒き餌を打って仕掛けを足下から流していきます。

が、やはり手前は木っ端グレが湧いていて、
掛かってくるのは手のひらにも満たないミニグレ。

ところが、しばらくすると、20mほど先で、魚が水面まで食い揚がる波紋が
そこかしこに出てきます。
どうやら、沖でグレが撒き餌を拾っているようです。
浮き下を1mほどに調整して、
さっそくその辺りに仕掛けを投入、撒き餌もかぶせます。

ウキが綺麗に「すーっ」と入っていきます。
合わせ。
ごん、で乗りました。
なかなかのファイトで締め込みますが、それほど大きくない。
しっぽの白い姿は間違いなくグレ。
タモで掬い混んだのはこれも30㎝ちょいのグレ。

いやー、名人Iさんすみませんねぇ。
後から来ていい目をさせて頂いて恐縮です。(笑)
しかし、この後名人Iさんにぎゃふんと言わせられることに。

さて、これはもう入れ食い確定かと思いきや、
直接撒き餌を撒きすぎた影響か、波紋が見えなくなりました。
釣れているときは釣れている状況を続けること、が鉄則なのに、
目先の欲にくらんでやってしまいました。(笑)

だんだんと刺し餌も残りだし、苦戦しだします。
う~ん、どうしたもんだろう、とあれこれ考えますが、
なかなか答えが出ません。
手前はミニグレ、沖は刺し餌が残ったり取られたり。
しがし、朝一のようなグレの気配は感じられません。

う~ん、どうしよう、と思っていたら、隣の名人Iさんの
竿が大きく曲がっています。

「来たで~」と結構な締め込みに対応しています。
その一部始終を写真でどうぞ。













…。

…。

やられました。
43㎝。(笑)

Iさん、にこやかに、「今日からはIプロと呼んで下さい」。
はい。プロと呼ばせて頂きます。

先日はコミゾレで45㎝を釣り上げ、太平洋ダービーで8位入賞。(店では締まっていて44.5㎝)
今日は43㎝。

もう間違いなくプロです。(笑)

こっちも何とか40オーバーがほしい。
集中して仕掛けを入れますが、どうもこれといった答えが出ない。
刺し餌の状況を確認して、どの棚で1番刺し餌が取られるか、
いろいろ考え、3ヒロ半程度に落とします。
今までの経験でそれ以上棚を深くすると、イズスミやサンコが掛かることが多く、
グレが掛かるのはたいがい3ヒロ半までが多い。

サラシの切れ目から、仕掛けを入れ撒き餌と合わせていきます。
仕掛けがなじんで、ウキがゆっくりしもっていきます。
見えなくなったころに竿先に「とん」とアタリ。
合わせると乗りました。
そんなに大きくはありません。
抜き上げたのは28㎝ほど。
それでも、考えてねらった通りに掛けた魚はやはり嬉しい。

結局その後は音沙汰無く、撒き餌もなくなり終了。



いやー、しかしIプロには恐れ入りました。
どうしたら40オーバーが釣れるのか教えてください。

ちなみに43㎝はお店で使って、と頂くことに。
予約のお鍋に使ったところ、お客さんも大変喜んでくださいました。
Iプロ、ありがとうございました。
また、次もよろしくお願い致します。

しかし、40オーバーはいつになったら釣れることやら…。(泣)

磯釣り10回目、椿、通称「六角の下」

2015年12月07日 | Weblog
昨日の幸薄い海から、どんな感じに変わっているか、
お昼までちょこっと出かけます。

今日は若潮。
満潮が確か2時半頃。
風は北東で、波は1.5m。

ならば、久しぶりに椿の通称「六角の下」はどうだろう?と
車を走らせます。

ここは、もう十何年ぶり。
二度ほど来たことがありますが、確か夕方の潮が大きく引いた3時間ほど
やったことがあり、日の暮れの30分ほどの間に、
40㎝前後のグレやアイゴが釣れ盛った記憶があります。

しかも、かなり水深の浅いがちゃがちゃした場所だった記憶があり、
なんでこんなとこで?とびっくりした思い出があります。
前からもう一度言ってみたかったんですが、
なんせ磯の先端に出るまでが浅く、満潮時にはあっという間に水没します。
小潮周りか、大潮の干潮時期で、波のない日でないと竿だしは厳しい。
今日は風もなく朝方干潮でお昼までなら大丈夫だろうと行ってみることにしました。

さて。

六角の下。



手前は椿独特の斜めに切り立った細い板状の岩が乃低く伸びており、
歩きにくいことこの上ない。
昔の記憶を頼りに先端まで出ますが、距離はないのに歩きにくいので
それだけで疲れます、(笑)

磯の先端に出てみるとこんな感じ。



前方の磯との間の水道状態の部分が結構水深があり、いかにもそこら中の根に
グレが潜んでいそうでおもしろそう。
磯に立つと、だんだんと記憶がよみがえってきました。

背中の方は六角の下の名前の元になったリゾートマンション。



右手のポイントもおもしろそうです。



イセザキあたりも人が入っていますが、竿が曲がっている感じはなし。



波は少しざわついており、天気も曇りで雰囲気はいい。
さっそく道具を用意して釣り開始。



撒き餌を打つと、30㎝前後のグレがわんさか…、
なんてことはなく、まったく餌取りの姿さえも見えません。

…。

意気消沈。(笑)

昨日と同じパターンか、と気を取り直して餌を取られるポイント、
棚を探ってみます。

が、まったく餌を触らず。
白浜観測塔の海水温もここ何日かはほとんど変化なし。
水温より、変な潮が入ってきているのかな?

今日は正味3時間の釣り。
集中して仕掛けを振り込みますが、こうも餌を取られないとなると
だれてきます。

そこで、きちんと棚を計ることにします。
魚の活性が低いとどうしても棚は深くなる。
かといって、刺し餌が底を這っているようでは根掛かりの
可能性が高くなるし、アタリもとれず、何より魚が口を使う
可能性もかなり低くなる。
底ぎりぎりを這わすためにはやっぱりその磯の水深がどれだけか
きっちり知ることはとても重要。

針のチモトに二号の割玉を打ち、各ポイントの水深を測っていきます。
で、びっくり。
3ヒロ程度か、と思いきや、足下で5ヒロちょいあります。
浅い磯だとばかり先入観を持っていたので、これは驚きです。
というか、こういうところが釣る人と釣れない人の差。
先入観でやってしまうと、ボクのようなへたくそは
釣れるポイントも生かせません。

さっそく、4ヒロ半に棚を設定。
ゆっくりとした下り潮に乗せて仕掛けを流します。
活性が低いのでウキに反応が出るまで、こまめに撒き餌を
追い打ちしていきます。

ウキが少しシモッたなぁ、と様子を見ていると、
すーっと入っていきます。
合わせを入れると、どん、と乗りました。
が、小さい。
上がってきたのは磯ベラ。



しかし、これは嬉しい。
まったく魚の気配がなかったのに、きっちり棚を合わせ、
釣り上げた一匹。

同じパターンで流していきます。
今度も同じ場所でウキがすーっとしもって行きます。
竿先で聞いてみると、ぐーんで締め込み。
顔を見せたのは25㎝ほどのメンドリ。



この魚、癖のない白身で煮付けにすると最高。
足下の潮だまりに放り込んでおきます。

相変わらす木っ端も餌取りも見えませんが、少し活性が上がってきたのか、
と集中して流します。

今度はゆらゆらとゆっくりウキがシモリ出します。
合わせをいれると、ごん、と結構な重量感。
グレだったらいいなぁ、と竿で溜め、そこから引っ張り出します。
上がってきたのは 35㎝ほどのイガミ。



綺麗なピンク色で旨そう。(笑)
しかし、イガミ釣りのおいやんはなんで青いイガミを嫌うんだろ?

このころから時折、大きい波が足下を洗い出しました。
海に向かって、板状の岩が突き出ているので、波が伝って上がってきます。
せっかくのメンドリも流されてしまいました。
後ろを振り返ると、まだ帰り道は大丈夫。
しばらく釣りを続けます。

が、やはり、落ち着かない。
時間は12時前。
もともと、お昼には上がる予定でしたが、
せっかく良い感じなのに…。

で。

足下を洗う波でバッカンが流されかけたところで
終了。

しかし。

なかなか良い磯です。
釣りが出来る日や時間帯が限られるのが難点ですが、
これだけ水深があり、潮通しも良さそうなので、
期待が持てます。

ただ、この海の状況はいただけない。
気温も高く、12月とは思えない気候ですが、
海水温もまだ20度前後。
温暖化の影響でしょうか一度大荒れして潮が入れ替わる方が良いかもしれませんね。



磯釣り第9回目、白浜シシハイ

2015年12月06日 | Weblog
日曜日。

ほとんど磯に行くことはありません。
理由は毎度の事ながら、混んでるから。(笑)

とはいえ、たまには行くこともあります。
夕方の時合いをやってみたいときなどがそうです。

今日は、釣友の名人Iさんも磯へいくとのこと。
ならば便乗で、ヒルから夕方にかけて竿をだしてみることに。

9時すぎ、Iさんにメール。
「小一時間ほどで家を出ます。」

10時ころ、Iさんから「今餌屋です、どこですか?」と電話。
これから家を出るところです。(笑)

Iさんが先行して、白浜へ走ります。
Iさん情報で、シシハイが空いているとのこと、
なら、夕方の時合いにかけて、シシハイに行ってみますか、と決定。

ちょうど、道具を降ろしているIさんと合流。
さっそくシシハイへ。

ここ何年か、あんまりシシハイのいい話を聞きません。
ここはカゴ場で、フカセ釣り師はあんまり行かない磯です。
ただ、以前はシシハイの右手はフカセで結構な釣果のあがった場所です。

降りていくと、右手はカゴ釣りの釣り人が一人のみ。
しかも、高場からやっているので、旨い具合に入れそうです。
声をかけて入れてもらいます。

右手に名人Iさん。
その左手にボクが入ります。





東よりの風なのでほぼ無風。
もちろん波はぺたぺた。(笑)
潮もあまり動かず、動いても下り潮。

…。

まぁやってみますか。(笑)

一投目。
2ヒロ半で、仕掛けを振り込みます。

なじんだなぁ、と思った頃に少しスピードを上げてウキが入っていきます。
合わせを入れると、ぐん、と乗りました。

が、小さい。

上がってきたのは磯ベラ。



まぁ、一投目から魚が掛かったので良しとしよう。(笑)

ところが。

潮は動かず、波気も無く、しかも時折刺し餌が残ってくる。
刺し餌が残ったり、取られたり、棚がぼやけて良く判らない。

ウキが妙な動きで斜めに入ったなぁ、と思ったらフグ。



ハリスざらざらで結び直し。

遠投、近投、磯際狙い、いろいろやってみますが、なかなか、これといった
パターンが掴めない。

そのうち、Iさんの竿が大きく曲がりますが、跳ね上がります。
どうやらイズスミとのこと。
なんにせよ、少し魚の活性が上がってきたかも。

その後もIさんの竿にサンコやタカノハが掛かります。
が、こっちには何にも掛かりません。

ふと、撒き餌を撒いた磯際を見ると、
二ヒロぐらい底に、青い魚体がちらちらと見えだします。
30~40ぐらいのサイズ。
磯際から飛び出してくるタイミングを合わせて、撒き餌と仕掛けの投入を
考えます。

二ヒロ半程度に合わせた棚で、半遊動。
撒き餌を打つと魚の姿が見えます。
浮き止めのゴムが「すーっ」と走ります。
思わず合わせ。

「がっつん」で乗りました。
一気に、左手のハエ根に沿って走ります。
竿で止めようにも、体勢が悪く止まりません。
二度ほど糸を出して、体勢を整え、竿で溜め、反撃開始です。
とにかく、竿尻を魚に向けるまでしっかり竿を溜め、
徐々にリールを巻き上げていきます。
グレなら、結構なサイズですが、どうも竿先を叩きます。

う~ん、案の定サンノジ。

右へ左へ走るサンノジをいなしながら、Iさんのタモ入れで無事
ネットイン。

42㎝ありました。



針を結び直して、再開。
撒き餌を磯際に打つと、やはり磯際のハエ根の上にすっと魚が飛び出してきます。
浮き下を少し詰めて、二ヒロちょい。固定にして磯際に貼り付け様子を見ます。
仕掛けがなじんだところでウキがすーっとシモリ出します。

合わせ。

「がっつん」で乗りました。
さっきのサンコの引きに比べればたいしたことはありませんが、
妙に竿先を叩くのでサンコかも、とIさんに話しかけながら
浮かせると、なんと本命のグレ!!(笑)
抜こうと思いましたが、Iさんが「もったいない、念のためタモ入れよ」と
掬ってくれました。

サイズは30㎝ほど。
今日の幸薄い海の状況を考えれば値千金です。



これに気を良くして、磯際狙いを続けますが、
ぱったりと魚の姿が見えなくなりました。
ほんま、一時の時合い。

日も暮れだし、少々だれてきました。
とはいえ、めったとやれない夕方の時合い、集中しなおして
仕掛けを入れます。
竿二本先に仕掛けを入れ、撒き餌をかぶせていきます。
棚は刺し餌が取られたり残ったりの3ヒロ半。
ゆっくりとした下り潮に乗せて流します。
反応がないので、撒き餌の追い打ちをしようと
シャクに目をやり、右手に持ってウキを探すと
どこにもありません。

ん?

んんん?

もしかして、目を切った一瞬にアタリがあったのか?
と竿を右手に持ち替え、合わせを入れようとするのと同時に
竿先をひったくるアタリ。
竿を溜め、対応します。

が、

2~3度リールを巻いたところで、「ふっ」と軽くなりました。
針外れ。

…。

あぁ、千載一遇のチャンス、夕方の時合いに、なんでこんなタイミングに
ウキが入るかなぁ。(笑)

曇り空で、暗くなるのも早く、5時前に終了。

う~ん、グレの顔が見られただけでもましか、と思うような
幸薄い状況の海。
水温はそんなに変化がないんですが、妙な潮が入り込んできているのかな?
木っ端グレ一つ見えないし、餌取りも寒の時期かというような状況。
同じように見えても、毎日状況が変わるのでほんま、難しい。

明日は、風もなく波もないようなので、
十何年ぶりに椿、六角の下へ行ってみる予定です。







磯釣り8回目、チャボ公園裏

2015年12月03日 | Weblog
前日にブログ仲間のN君からメールで、
「水曜日、休みが取れたので行きませんか?」とのこと。

N君のブログ→「遙か彼方へご招待」

お店の予約の関係もあるのですが、何とか行けそうなら朝イチにメールします、
一応チャボ公園を考えています、と返信。

朝、六時頃にN君からメール。
「チャボ公園に来ましたが、降り方がわかりません」。(笑)
行ったことがなかったんやとそこで初めて知りました。
説明しておけば良かったなぁ、と後悔。すみません、N君。
行き方を説明する前に、「何とか降りられました」とメールがあり、
こちらもチャボ公園到着。



が、かなりの車の数。
これは竿出せる所あるかなぁ、とN君に電話すると、
「こっちはボク一人で空いてますよ、右手は一杯です」とのこと。
なんだ、それなら隣に入らせてもらおうと降りていくと…、

なんと!

N君はチャボ裏の大きなワンドをはさんで左手から伸びる磯の方にいます。



で、本来の磯にはわんさと人が…。(笑)





電話を掛けると、やはりまったくわかっていなかったようです。
しかし、あの磯へ降りるには崖を降りていかなければなりませんが、
初めてで、しかもまだ暗がりの中、良く降りていったなぁとびっくり。

そっちの磯は正面に大きなハエ根があって、一人しか正味釣りにならないので、
ボクはこっちでやりますと連絡。
幸い、左手には一人しか釣り人がおらず、ワンド向きに入らせてもらいます。

道具を用意していると、ぱたぱたと30㎝前後を三つ釣り上げます。
これは期待がもてるかも、と急いで支度。
確か中潮の11時頃満潮なので、潮はこれから上げてくるので、
先端はちょっと厳しいかも。
しかも先に人が入っているのに、右手に入るのはいくらなんでも失礼。
とりあえず、ワンド向きに釣りを始めます。
正面にはN君の姿が見えます。

が、潮は下りで、しかもワンド内は押してくる感じで、
どうも気配が感じられない。
もう少し荒れてくれればいいんですが、おまけに餌取りの反応もあまり
よろしくない。
う~ん、これはきっちりと撒き餌と刺し餌を合わせて、グレの反応を見たい所ですが、
この場所では幸薄し。

思い切って、隣の釣り人に「すみません、右手の方流させてもらっていいですか?」
と声を掛ける。
とはいえ、先端の右手に入るのは申し訳ないので、
右手の小さなワンドの置くから竿を出します。
ちょうど、潮も上げてきて、風もないので何とかなりそうです。

で、釣り再開。

やはり思った以上に潮は動いていません。
たまにすこし上ったか、と思いきやほぼふらふらとした、力のない下り潮です。

ただ、周期的にやってくる大きな波がサラシを形成して、
沖まで伸びていくのでそのサラシに乗せながら、撒き餌と合わせて
流していきます。

が、棚がいまいち掴めない。
餌取りはそんなにうるさくないのですが、

2ヒロで刺し餌が残ってくるので落としていきますが、
3ヒロ半で取られるので、続けていると、また残ってくる。
今度は、ウキに反応無く取られるのでどんどん浅くする…。

もうわけわかりません。

すこし遠投気味に、仕掛けを流していると、波の間にすこししもった状態のウキが、
見えなくなりました。

合わせてみると、何か魚が掛かっています。
上がってきたのは磯ベラ。



続いて、ウキの頭をすこし押さえた状態で合わせと入れると、
「ごーん」と乗りました。
竿先も叩かないし、締め込んだまま動かない。
これはもうグレ間違いなし、と思いきや、なんだか白っぽい。

…。

サンコ。(笑)



紛らわしい引き方すんな!(泣)

その後は、またたまに餌を取られたり残ったりの繰り返し。
ウキを変え、棚を変え、撒き餌、仕掛けの位置を変え、
色々やってみますが、答えは出ず…。

周りも特に竿が曲がっている様子はなし…。

だれてきました。

ちょっと休憩して、いよいよ満潮で足下を洗い出したワンドをあきらめ、
だめもとで、もとの場所へ。
朝一よりは波もざわざわして良い感じになってきています。

撒き餌を打ち、仕掛けをいれ、かなり張り気味にゆっくりと撒き餌の沈降速度に
合わせるようになじませていきます。
ウキがゆっくりとしもって行き、半ヒロほど入ったところで、
すーっと横にずれ出します。

合わせといれると、ごん、で乗りました。
なんだ、いるじゃん、と竿でためますが、「ぐんぐんぐん」と
竿を叩く嫌な感じ。

やはりサンノジ。

もう、気力も萎え、時間もせまり、撒き餌もなくなり終了。

…。

これは…。

スランプか!(笑)

名人Iさんは日曜日にコミゾレで45㎝を釣ってるし、
正面でやってるN君もグレやメンドリを上げている。
隣の釣り人は30前後を三匹とアイゴ。

こっちはサンコ二匹。

…。

単に腕がないだけやん。(笑)


朝の時合いを逃しただけでなく、仕掛けや撒き餌、
釣るポイントもすべて、合ってなかったのかも。

もうね。

こうなったらね。

修行です。(笑)

行ける日は行きまくって。

年内には40オーバー。
何とか一枚。

釣りたいなぁ。(笑)