創作料理「すなふきん」の部屋 (南紀地磯・鮎釣行記)

南紀田辺市で居酒屋をやっています。夏は鮎釣り、冬場はグレ釣りと
食材仕入れにせっせと南紀の地磯へ通っています。

釣り納め

2008年12月30日 | Weblog
明日で今年も終わり。

明日、最後の釣りに日置の志原磯へ久しぶりに

行ってみる予定です。

志原の磯はイズスミの大型がよく来るところで、

過去にどれだけウキを持って行かれたことか…。

底まで3ヒロぐらいで、60近いイズスミがヒラを返す

姿は壮観です。

掛かっても、「ぎゅー、ぷちん」で

糸を出す余裕もありません。

もちろんグレ狙いなので、

超大型の餌取りといったところでしょうか。

でもこの年末の時期はすさみでこのイズスミが

㎏3000円ほどに跳ね上がります。

特に大型ほど味が良いらしく、鍋でも刺身でも

美味しいらしいですが、まだ食べたことはありません。

だって、イズスミやもんなぁ。(笑)

風が無ければいいんですが、天候次第で中止になるかも。

また報告します。

尾長グレ

2008年12月24日 | Weblog
久しぶりに白浜の地磯へグレ釣りに。

天気も良く、風も微風、おまけに波化があって、

フカセ釣りには絶好のコンディション。

いつものポイントは中潮で波に洗われているので、

少し高いワンドの奥から釣りを始めました。

撒き餌を打つと表層にはサヨリ、中層にはエサ取りが、

その下にちらちらとグレらしき姿が見えます。

しばらくはエサ取りの中を釣りますが、

やはりエサは残らずとられています。

そのうちに、撒き餌を拾いにきたエサ取りが

さっと散って下から少しマシな型の魚がエサと

拾い出しました。

そのタイミングに合わせて刺し餌を入れると

手のひら級の木っ端グレ。

次はミニグレ。

う~ん、うまく行きません。

そのうちに綺麗に浮きが入り、22~3㎝ほどのイサギが掛かりました。

これで今日の食材ゲット。

立て続けに四つほど釣りますが、

今度は餌もさわらなくなりました。

どうも潮の流れがイマイチです。

0号ウキでガン玉の5号をハリスに打ち、

少しずつしもらせて行きますが、なかなか入っていきません。

上潮が速く、浮き下のカラーウキゴムが表層の流れと

逆になっています。

少し張り気味に、かつ仕掛けを沈めていくと

旨い具合になじみだしました。

50㎝ほどでしょうか。

海中に入っていたウキがすーっと消えていきました。

合わせるとかなりの重み。

一気に磯際まで走ります。

釣り座の左側は15㍍ほど伸びるハエ根があり

そちらへ行かれると一巻の終わりです。

こうなったらゴリまきの引っ張り合い。(笑)

切れて元々と強引にやりとりすると

旨い具合にハエ根上にすっと出てきました。

それでも何度も左の根に突っ込もうとするのを竿でためますが、

肘で支えた竿尻がすべり欠けて伸されそうになります。

右に竿を倒し思い切ってゴリまきしながら

寄せると何とか足下にヒラを返して浮いてきました。

茶色っぽいのでもしかしてイズスミかな、と思い、

水面に浮いた所を何とかタモに納めてびっくり。

しっぽの切れ込みとえらぶたの黒い紋章は立派な尾長!

タモから出そうとハリスを持つと、ぷつんと切れました。

針は5号、ハリスは2号。


針はのまれていたので、尾長の歯に良く切れなかった事です。

良く取れたなぁとようやくドキドキしてきました。(笑)

切れてもともとと強引にやりとりしたのが良かったようです。

今シーズンは同じ磯で45㎝の口太も揚げているので

もう奇跡に近いかも。

魚体が茶色いので数は望めないし、今が時合いと

仕掛けを再度打ち込みます。

同じ場所でシモリかけてたウキがぴたっと止まりました。

「あれっ」と思い、竿先で少しきいてみると

根掛かりのような重み。

そのとたんです。

針先に大きなおもりをぶら下げたように、

ぐーんと締め込んでいきます。

走るとか、竿先を叩くとかそんなんじゃありません。

とにかく大きなおもりが海の底に向かって沈み込んでいくような

締め込みです。

とにかく耐えようと両手で竿を支えたとたんに

痛恨のばらし。

仕掛けを揚げると見事に針が延ばされていました。

今まで同じような当たりが過去一度しか経験していませんが、

それに勝る当たりでした。

どんな魚かわかりませんが、かなりの大型だったように思います。

恐るべし、白浜地磯。(笑)

すぐに太軸の針に替えて仕掛けを入れますが、

それからは餌取りもなく、仕掛けもまた同じようになじまず、

2時半に引き上げました。

しかし、これで今年の運は使い果たしたかも。

えっ?あかんやん。

年末ジャンボ買ったのになぁ。(笑)

また近々挑戦です。

次は絶対にあの「ぎゅーちゃん」を取らねば。

あー、面白かった。