七七ブログ

タダの詩人「七七」による人心体実験の記録 

46

2007-04-20 02:23:59 | 自動書記
肩が がっくりと落ちたお前に
点で 示される行き先
泡の ようにすかすか
山に 逃げていった

舐めてみることができる実在
足の下のアスファルト 舐めたことはない
煙草の煙 消えてどこへ行ってしまったんだろう
気のせい 
俺を騙す 
惑わす
思い過ごしが溜まってゆく 重く積もってゆく
すかっと空を切る 苦笑いだ
斜線を引いて それに沿って切ろう
自由落下中に考えがまとまる 遠く気づかなかった森の中
雨の粒と同じ早さ 墜落炎上
がくがくと揺らされる 断絶の双曲線
時雨 和菓子の味わい 闇の中の羊羹
浮かび上がる影 踊りを踊る
無意味な動き 意味から逃れるために踊るしかない 舞踏病 
病を制する病 力づく
投げ込む ドロドロの中に また飲み込まれる
じたばたと もがく 自由意志
宇宙空間で窒息死 粉々の旅 ここから未知
最前線が破れる 均衡がついに崩れて 不確定な夜
嘘がばれた 俺についた嘘 ずっと前
記憶片っ端から捨てる 経験が固定する その前に捨て去る
朝になれば朝だし 夜になれば夜だし
あるのは今だけだし
それも消えるし
変わるし
続くし
終わるし
また始まるし
賭けている 有り金 
命がけのつまらない日常生活
全てがかかっている
日々 拾い集めている
捨てたものを拾う 捨てたことにならない
捨て忘れる 抜け落ちる 奥に落ち込む
闇の中に何かイル ゴミの中で新しくなる
再々 再再生
チャンスは無限回 逸脱のチャンス 
今作り替えてるところだから
ちょっとずらす 
今日から灯台守の墓石から雅楽で赤ん坊だ
今日から
今日まで
今から今まで
ゼロ次元 なんにもない