七七ブログ

タダの詩人「七七」による人心体実験の記録 

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2006-07-25 02:57:30 | 自動書記
言葉で祝おう 裏側で呪い殺そう
祭り囃子が近づいてくる 
血が騒いで止まらない内蔵の毛細血管の先の先は氷のようにさめている
一言では言えない 二言でも言えない 言葉では言えない
俺の掟は多面体 見るがいい結晶体を
手に取って確かめられるものしか信じられないから
ここを動くことができない
なで回しても分からない謎の物語 現実物語は想像を絶する程残酷だ
みんな虐殺死体を食って生きている
そのことに関心を抱くものすら稀である
そんなことさえ氷山の一角だ
残酷さは純粋さ  俺たちは実は野生動物であるからだ
毛むくじゃらで吠えまくる魂でしかないから
このごろは満たされないんだ
もっと転げ回りたいだろ
もっと高く飛びたいだろ
もっと深く沈み込みたいだろ
もっと静かに たったひとりで死んだように虚脱していたい
胃がきりきりと痛いのは明日へのパスポート
コンクリートの上も草原の上も変わらずに走ればいいだろう
満員電車の中でトレーニングしていればいいだろう
もう転げ回っている とっくに飛んでいる
二本足で立ちあがったのはもうずっと昔のこと
もう死ぬ迄走っていろ
どんなに苦しくても死ぬ迄の辛抱だ
やがて消え去る運命を祝って君に捧げよう
道ばたのゴミも祝福してくれる 目に見えない微生物も
そんなお前が大好きなんだ
顔に印をきざんでいざ戦場へ
凛々しいその姿が死神を欲情させる
静かな沈黙のバトルロワイヤル
舌を抜かれた売春婦の罠にはまりにってそのまま戻らず
ジャンクフードの肉に紛れ込んでしまった
おかしいぞ 疑ってかかれ 言葉が化けている
神様の言葉も化けダヌキ
たいこもち
あのよろし
かつかつのがつがつ
てっぺんから頂上へ
じゃまだじゃまだ
ごちゃごちゃだ
さくさくだ
点だ
線だ
とんだ

見る前に飛んでみた
前にも飛んでるの思い出した
偶然の着地 着地とは偶然を知ること
偶然になら騙されてもいいだろ
理解する前に死ななきゃならないのさ
アジアがなんなのかも
分からないままだ