ずいぶん間があいてしまいました。
そして、みなさまに悲しいお知らせをしなければならなくなりました。
2005年9月12日 21:28 ナナ永眠
享年1歳
<病状急変>
今朝までは、ゴハンも食べ、水も飲み、体重が34gありました。
いつものお世話タイムより1時間早い、夜20時すぎ・・・。
朝に追加しておいたゴハンを食べた形跡がまったくありません。
普段ならば、多少は歯型が残っているか、または少しは場所が移動されてるはず・・。
いつものように声をかけても巣箱から出てこないので、巣箱をどかしてみると、その時すでに、ぐったりしていました。呼びかけにわずかに反応はするものの、呼吸が荒く、横たわったままでした。あきらかにショック症状を起こしていました。
あわててかかりつけの病院(24時間救急に対応可能)に電話し、20時半に病院到着。幸いにもかかりつけの院長先生がまだいらっしゃったので、即座に診察。
ショック状態とチアノーゼ(唇が青くなる=血液が循環していない)があるため、すぐに保温(40度)と栄養剤、低血糖を防ぐ薬、ショック症状を緩和する薬を点滴しました。
その時点での体重は32g。
今朝測ったときよりも2gも減っていました。
ブドウ糖を経口投与しようとしても、すでに自力で飲む力もありませんでした。
そして・・・。
その時点で、十中八九は助からないだろうと言われました・・・。
そのときの院長先生の表情から、たぶん十中八九ではなく100%見込みがないんだろうということを察しました。
家でショック症状のナナを見つけた時点で、予測していたことだったので、院長の言葉を冷静に聞いていました。
そのまま入院させても家につれて帰っても、できることはほとんど変わらないので、経口投与の栄養剤を処方していただき、保温剤をお借りして体温低下を防ぎながら自宅に帰宅したのが21時。
車から、あらかじめ自宅にお湯を沸かしてもらうように電話しておいたら、母が40度のゆたんぽを作って待っていてくれました。
ナナ自身になじんだ匂いの場所にいた方が、少しでも免疫力も高くなるかもしれないと思い、湯たんぽとともにいつものナナのケージの中に移動・・・。
そのまま、湯たんぽの温度を測定しつつ、見守っていると・・・。
家に戻ってからわずか30分たらずでした。
最後は数回激しく痙攣し、そのまま心臓と呼吸が停止しました。
<原因は・・・>
診察していただいた院長先生に、症状が急変しショック症状とチアノーゼが現れた原因を聞くと、おそらくは「寄生虫と、抗原虫薬の長期経口投与(2か月半)」だろうと・・・。
人間の場合は5日以上投与してはいけない抗原虫薬を2か月半も、通常の処方量の何倍も経口投与していたし、この薬の副作用がとても強いことも知っていたし、札幌の獣医さんからも「もう内臓はボロボロだから、万が一ダニなどが出ても新たに別の薬を処方することはできないだろうね・・・」と言われていたので、ある程度覚悟はできていました。
けれど、本当に寄生虫と抗原虫薬のせいなのだろうか・・・・。
こんなにも状態が急変してしまうものなのだろうか・・・。
9月3日の通院時にトリコモナスが激減し、体重も増えてホッとしたばかりだったので、まさかこんなことになるとは正直言って思いませんでした。
ここ数日間でおかしかったことと言えば、下痢をする直前と同じようにケージのふちを噛んでいたこと・・・。
普段は絶対にケージなどを噛まない子なので、おそらくなにかが不快(例えば痛いとか)で、イライラしてケージを噛んでいるのだと思い、おととい(9/10)に病院で診察してもらったけれど、そのときには状態はいいと言われたところだったので、正直いってあまりの急変に驚きました・・・。
診察では明らかにできないところに、問題を抱えていたのかもしれません。
ほかに思い当たる点は、1か月前の引越しと、強制投薬・強制給餌のストレス。
でも本当の原因はわからない・・・。
ナナは、去年の9月半ばごろに生まれた子だと聞きました。
ということは、おおよそ、満1歳。
不可抗力とはいえ、寄生虫に蝕まれ、副作用の強い抗生剤を長期投与し、内蔵はボロボロでした。
さらに飼い主の引越しにつきあわされ・・・。
せめて寄生虫の存在にもう少し早く気づいてあげられればよかった・・と心から思います。2か月半前に下痢を発症する前に、検便で寄生虫を発見し、増殖する前に駆除できていたら・・・。
今となっては検便に対する認識が甘かったことを悔やむばかりです。
<お別れ>
明日の朝、自宅の庭に埋めてこようと思います。
過去に飼ったペットたちも、みんな敷地内のあちこちに埋まっています。
そしてカレンダーにナナの命日を書き込もうと思います。
最後に、父と母にナナの最期の顔を見てもらいました。
父はナナに「今までありがとう」と言い、母は「こんなに小さいのに・・・」と言っていました。私からナナにかけた言葉は「ごめんね」と「うちに来て少しでも幸せだったかい・・・?」の2つでした。
ナナが本当に幸せだったかどうかはナナにしかわからないし、自然で自由に生きるのではなく、人間の家に強制的に連れてこられたのに幸せであって欲しいと願うのは人間のエゴかもしれません。
でも・・エゴとはわかっていても・・・できることなら、少しでも幸せを感じてくれていたらと願うばかりです。
生きているときの最後の写真になってしまいました。
このときの体重は31g。
<最後に・・・>
ナナの闘病中は、本当に多くのみなさまに温かい励ましのお言葉や、貴重な情報やハムグッズを提供していただき、本当に、本当にありがとうございました。
ここまで闘ってこれたのも、みなさまに支えていただいたおかげです。
心から感謝しております。
わずか数十gの小さな体につまった大きな命が与えてくれたこと、教えてくれたこと、ともに過ごした時間を忘れずに、そして無駄にしないようにしていきたいと思っています。
ナナ、短いあいだだったけど、本当にありがとね。
そして、みなさまに悲しいお知らせをしなければならなくなりました。
2005年9月12日 21:28 ナナ永眠
享年1歳
<病状急変>
今朝までは、ゴハンも食べ、水も飲み、体重が34gありました。
いつものお世話タイムより1時間早い、夜20時すぎ・・・。
朝に追加しておいたゴハンを食べた形跡がまったくありません。
普段ならば、多少は歯型が残っているか、または少しは場所が移動されてるはず・・。
いつものように声をかけても巣箱から出てこないので、巣箱をどかしてみると、その時すでに、ぐったりしていました。呼びかけにわずかに反応はするものの、呼吸が荒く、横たわったままでした。あきらかにショック症状を起こしていました。
あわててかかりつけの病院(24時間救急に対応可能)に電話し、20時半に病院到着。幸いにもかかりつけの院長先生がまだいらっしゃったので、即座に診察。
ショック状態とチアノーゼ(唇が青くなる=血液が循環していない)があるため、すぐに保温(40度)と栄養剤、低血糖を防ぐ薬、ショック症状を緩和する薬を点滴しました。
その時点での体重は32g。
今朝測ったときよりも2gも減っていました。
ブドウ糖を経口投与しようとしても、すでに自力で飲む力もありませんでした。
そして・・・。
その時点で、十中八九は助からないだろうと言われました・・・。
そのときの院長先生の表情から、たぶん十中八九ではなく100%見込みがないんだろうということを察しました。
家でショック症状のナナを見つけた時点で、予測していたことだったので、院長の言葉を冷静に聞いていました。
そのまま入院させても家につれて帰っても、できることはほとんど変わらないので、経口投与の栄養剤を処方していただき、保温剤をお借りして体温低下を防ぎながら自宅に帰宅したのが21時。
車から、あらかじめ自宅にお湯を沸かしてもらうように電話しておいたら、母が40度のゆたんぽを作って待っていてくれました。
ナナ自身になじんだ匂いの場所にいた方が、少しでも免疫力も高くなるかもしれないと思い、湯たんぽとともにいつものナナのケージの中に移動・・・。
そのまま、湯たんぽの温度を測定しつつ、見守っていると・・・。
家に戻ってからわずか30分たらずでした。
最後は数回激しく痙攣し、そのまま心臓と呼吸が停止しました。
<原因は・・・>
診察していただいた院長先生に、症状が急変しショック症状とチアノーゼが現れた原因を聞くと、おそらくは「寄生虫と、抗原虫薬の長期経口投与(2か月半)」だろうと・・・。
人間の場合は5日以上投与してはいけない抗原虫薬を2か月半も、通常の処方量の何倍も経口投与していたし、この薬の副作用がとても強いことも知っていたし、札幌の獣医さんからも「もう内臓はボロボロだから、万が一ダニなどが出ても新たに別の薬を処方することはできないだろうね・・・」と言われていたので、ある程度覚悟はできていました。
けれど、本当に寄生虫と抗原虫薬のせいなのだろうか・・・・。
こんなにも状態が急変してしまうものなのだろうか・・・。
9月3日の通院時にトリコモナスが激減し、体重も増えてホッとしたばかりだったので、まさかこんなことになるとは正直言って思いませんでした。
ここ数日間でおかしかったことと言えば、下痢をする直前と同じようにケージのふちを噛んでいたこと・・・。
普段は絶対にケージなどを噛まない子なので、おそらくなにかが不快(例えば痛いとか)で、イライラしてケージを噛んでいるのだと思い、おととい(9/10)に病院で診察してもらったけれど、そのときには状態はいいと言われたところだったので、正直いってあまりの急変に驚きました・・・。
診察では明らかにできないところに、問題を抱えていたのかもしれません。
ほかに思い当たる点は、1か月前の引越しと、強制投薬・強制給餌のストレス。
でも本当の原因はわからない・・・。
ナナは、去年の9月半ばごろに生まれた子だと聞きました。
ということは、おおよそ、満1歳。
不可抗力とはいえ、寄生虫に蝕まれ、副作用の強い抗生剤を長期投与し、内蔵はボロボロでした。
さらに飼い主の引越しにつきあわされ・・・。
せめて寄生虫の存在にもう少し早く気づいてあげられればよかった・・と心から思います。2か月半前に下痢を発症する前に、検便で寄生虫を発見し、増殖する前に駆除できていたら・・・。
今となっては検便に対する認識が甘かったことを悔やむばかりです。
<お別れ>
明日の朝、自宅の庭に埋めてこようと思います。
過去に飼ったペットたちも、みんな敷地内のあちこちに埋まっています。
そしてカレンダーにナナの命日を書き込もうと思います。
最後に、父と母にナナの最期の顔を見てもらいました。
父はナナに「今までありがとう」と言い、母は「こんなに小さいのに・・・」と言っていました。私からナナにかけた言葉は「ごめんね」と「うちに来て少しでも幸せだったかい・・・?」の2つでした。
ナナが本当に幸せだったかどうかはナナにしかわからないし、自然で自由に生きるのではなく、人間の家に強制的に連れてこられたのに幸せであって欲しいと願うのは人間のエゴかもしれません。
でも・・エゴとはわかっていても・・・できることなら、少しでも幸せを感じてくれていたらと願うばかりです。
生きているときの最後の写真になってしまいました。
このときの体重は31g。
<最後に・・・>
ナナの闘病中は、本当に多くのみなさまに温かい励ましのお言葉や、貴重な情報やハムグッズを提供していただき、本当に、本当にありがとうございました。
ここまで闘ってこれたのも、みなさまに支えていただいたおかげです。
心から感謝しております。
わずか数十gの小さな体につまった大きな命が与えてくれたこと、教えてくれたこと、ともに過ごした時間を忘れずに、そして無駄にしないようにしていきたいと思っています。
ナナ、短いあいだだったけど、本当にありがとね。