「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

『里見八犬伝』その2

2014年11月16日 | 今日の1作 
今日は2回目の『里見八犬伝』観劇。

東京千秋楽を明日に控え、なかなか熱のこもったお芝居でした。


劇場はすっかりクリスマス仕様。

ここからはネタバレ、というか、細かい感想です。

相変わらずのダメ男たちのネガティブ発言連発に、若干イラッとしました。
とにかく、ことあるごとに
「あの大崩れ(大地震)さえなかったら-」とグチグチ。「どうでもいい!」と投げやり。
いつまでも環境や他人のせいにしたり、迷いのるつぼから抜け出せなかったりで、
なかなか建設的な感情が出てこないうえに、最後まで「運命」とやらに振り回されっぱなし。
おまけに「無念のパワーで世界を救う」とか。
負のパワーを集めるのは悪役の専売特許だと思ってましたが。
なぜ悪に走ったのか納得しやすい分、悪役の方がよっぽど共感できてしまって
最終戦においてどっちが善か悪か微妙な感じがしたし
それゆえスッキリした結末という感じもしなかったし…

あと、前回も感じたのが、音楽が舞台の世界観と合ってないということ。
うまくいえないのですが、舞台上で武士だの殿様だの言っているわりに
音楽に和のテイストがまったくないどころか、むしろ西洋古典的。
荘厳ではあるけれど、舞台上の衣装や繰り広げられる殺陣とか武士道みたいなのとは違和感があって
いい場面なのに入り込めない感じがしたなあ。(あくまでも私個人の感想です)

…ダメ出しばかり書きましたが、それでもジーンとくるところが何か所もあり
まちがいなく「熱演」でした。
それは八犬士の見せ場だけでなく、悪役たちそれぞれの最期の部分でもあって
魅せてくれるな~!! と思いました。
笑えるシーンがほとんどない中、アドリブシーンでクスッと笑わせてもらったし
なによりも八犬士をはじめみんなキャラが立っていて、それぞれに魅力的。
後ろの方の席だったので、ときどきオペラグラスを覗きながら、表情までしっかり堪能させてもらいました。

観劇記念のブロマイドゲット。

本番の衣装とは全然違うところが…

さて、話は変わりまして、今回も観劇ついでに御朱印をいただいてきました!
今日は 代々木八幡宮 へご参拝。
七五三シーズンとあって、おめかしした子供(と大人)がいっぱいいました。

ヌシでしょうか、ヒゲの立派なネコちゃんがいた。 (写真ではわかりづらいですな…

境内には 出世稲荷 があって、こちらにもお参りしてきました。
出世というより仕事運を。 塾生が増えますように…。

御朱印はコチラ↓↓↓


それから、今日は帰りにこんなお土産をゲット。

フロレスタ「どうぶつドーナツ」。カエルとウサギレンコンです。
いろんな種類があって迷いました。

今年の観劇はこれで終了。
しかし、来年早々のチケットを既に入手しているので楽しみが尽きません。


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