緩和ケアで行こう

へなちょこ緩和ケアナース?!のネガティブ傾向な日記です。

3連休

2010-07-19 00:16:17 | offの日

 3連休のうち、2日が終わってしまいました。
 1日はおうちでの仕事にあてて、1日は買い物にでかけました。

 ぐわわーっと忙しい日々を送っていると、お休みの過ごし方の「憧れ」のようなものが沸々と芽生えます。

 5日間、お休みがあったら、何をしたい?
 なーんて、スタッフ同士で話してみたり…。
 そして、結末は、
 「んな、うまい話があるわけないわなー。」
 …と、とほほな結果に終わります。

 
 もし、まとまったお休みがあったら…。

 私は、ふらっと、ローカル線の旅に出たいっ!
 新幹線とか飛行機を使わず、とにかく、在来線の電車に揺られ、揺られしながら、ひょいと途中下車なんぞして…。
 車窓からの景色を堪能しまして。
 景色だって、電車の姿だって、写真に撮っちゃう。
 そしてー、夜にたどり着いたところで宿を探す…。
 宿についたら、その辺の居酒屋さんに行って、焼酎を飲みながら、地元の人とお話をして…。
 風呂に入って、寝るっ。

 あああ。
 考えただけでもわくわくする。



 ってな、妄想にふけるのでありました。


 もともと、電車とか、乗り物がすごく好きでして…。
 そして、日常とは違う景色の中にいられること自体に、とっても幸せを感じましてね…。

 
 はいっ、そこまでっ。
 

 

 明日は、「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会」のお手伝いに行ってきます。
 ぼちぼちいこか。
 

調整役

2010-07-11 22:32:31 | 日々の「ケア」

 このところ、ノルマの海におぼれそうな毎日を送っております。
 
 自分自身が忙しくて、ついつい、忙しいなんてぼやいている時には、自分以外のスタッフも業務に忙殺されそうになっているものです。

 そんな時には、自ずと愚痴や不満がどーっと押し寄せてくるものだと思います。

 愚痴や不満が、ちょっとした会話の話題くらいに済まされるならいいのですが、病棟の雰囲気をも変化させてしまうものになってしまっているのなら、これは「なんとかしないといけない」と危機感を感じなくてはなりません。


 自分がひとりのスタッフとして勤務していた時と、スペシャリストとして勤務している今では、そんな状況に対する自分の見方が変わってきています。


 私見ですが、かつての仲間(先輩、後輩を含め管理職以外のスタッフ)とは、病院から何かしらの権限を与えられると、ちょっとした心的な距離感ができると思います。
 それは、役職を与えられたものの宿命のようなものだと思います。


 今、私も、かつては、夜勤の時などにスタッフと一緒に愚痴や不満をぶちまけていたのですが、今はとても慎重になっています。
 自分の意見が、「ポンさんが、ああ言ってた」という形でスタッフの耳に入るからです。
 それは、スペシャリストとして勤務していると避けられないことだと思います。

 だからこそ、自分の意見をいう時は、最近、とても慎重になりました。
 
 それは、自分が意見することによって、自分の意見を聞いた人たちにどれほどの影響を与えるかということを考えた末のことです。

 だからといって、いつも白か、黒か、どっちかわからないことばかりを言っていたのでは、聞き手であるスタッフからの信頼は得られないと思ってもいます。
 場当たり的な意見は愚痴でしかありません。

 自分に関していうと、場当たり的な意見ばかりを伝えるわけにはいきません。
 

 どうしてかというと、自分にはそうした愚痴や不満が生まれる原因を見極め、組織の「ぎくぎゃく」を少しでもほぐす役割があるから…。


 今となっては、自分のスタッフ時代の仕事の姿勢を考え直さざるを得ません。
 ほんま、よく愚痴ってたなーと。

 私にも自分の偏ったフィルターを通してのものの見方があります。
 そこを省みることがなかったのがかつての自分でしたが、今は、自分の偏ったフィルターを自覚した上で、できるだけ、組織に起こっている問題を、どう調整したらいいのかを考えている毎日です。

 
 
 調整役は、できるだけ中立的な立場をとらないといけないとはわかってはいますが、事によっては、お恥ずかしながら、自分の感情を抑えられない時がときどき、あります。
 私も人間やしーーーー。
   
 …と自分に言い聞かせておりますが…。



 とてもストレスフルな事態であればあるほど、職場とは離れた場所で、思いっきり愚痴る時間を持つことが必要ね!とつくづく感じております。

 ちなみに、昨日は、夜中まで、大切なわが友に、あーでもない、こーでもないというお話に付き合ってもらいました。

 組織の問題の調整をしていると、自分を省みるためのとてもいい機会だと実感しています。どこからともなく、自分の批判が耳に届きますが、これは真摯に受け止めるべきだと思っています。
 正直にいうと、あっちこっちで必死に関係者の話を聞いたり、奔走しているつもりなのに、自分への批判が耳に入ると、どーーーーーーーっと疲れるものです、はい。

 
 目の前に起こっていることは、とてもストレスフルですが、ここに自分からかかわることは、今はとても苦しいけれど、いつかは自分の「成長」の糧になると信じることが、今の自分の支えです。
 何より、スタッフのみんなが、気持ちよく勤務できることを願って…。