職場の飲み会で、たくさん食べて、笑いました。
そしていいお話をたくさん聞きました。
Forestさんという方がいらっしゃいます。とっても面白い、メガネのおじさまです。
ろくにお酒を注ぎに行かないような私にも、とっても優しく声をかけてくれるんです。
会うたびに必ず私を楽しい気分にさせてくださる方です。
世間は不景気。だけどお仕事がうまくいっているそうで・・・それはなんでだろう。
考えてみたら、去年からひとつのことをやるようになったとか。
「えっ!? どんなことですか?」
思わず目がルンルンする私と、同僚のスリーパイン先生。
それをじっと見てForestさん
「それはね・・・・・・・教えない。」
がくっ
いやいや、ちゃんと教えてくださいましたよ。
それは
コンビニとかで、買い物すると、お店の人が「ありがとうございました~。」って言ってくれるでしょ。その時に、こちらも「ありがとう。」って言うんですよ。
お店があるから、ほしいものが手に入る。売ってくれる人がいるから買えるんだ。「おかげさま」という気持ちです。
それだけだそうです。
たったそれだけ・・?って思うけど、ほんとにそれだけをやるようになったそうです。
私、ビビッときてしまいました。
こんな簡単で、大事なことってあるか。
自分はどうだろう。お金はらってるからって、お客だからといって、お礼も言わずに、目も見ないで立ち去ることもあった。
でも、自分も逆の立場の経験あるからわかるけど、そういう態度って相手を人間扱いしてないし、嬉しくないですよね。
いつもいつも、「ありがとう。」の一言を添えられる勇気を、私ももちたい。
「おかげさま」の心を忘れないでいたい。
今いるこの部屋にある物だって、私が自分ひとりで生み出したものなんて、何一つありはしない。スリーパイン先生が買ってくれたこのミネラルウォーターだって、ボトルをデザインして人や、容器を作った人や、検査する人や、長野県のこの町まで運んでくれた人、自販機を作る人、電気会社の人、・・・これら全員の人たちを支える家族の人たち、きりがないけど、みんないなかったら、この小さなボトルは今ここにないんだ。
そんなこと考えていたら、そもそも自分が生きていること自体が、数え切れない人や、地球のいろんな命のおかげなんだと思った。
Forestさん、ありがとうございます。
どうせ「ありがとう。」なんて、何回言ったって減るもんじゃなし。
せっかくだから、私もやってみます。
I am only as good as my words.
「ありがとう」という言葉、いい言葉ですね。
言ったほうも言われたほうも、うれしくなる言葉です。
何事も当たり前と思わず、感謝の気持ちをいつも持っていると、「ありがとう」という言葉が自然に出るのではないかと思います。どんどん使いましょうね。
アメリカで子どもの言葉遣いで、注意されるのが、thank youと忘れた時と何かを人に頼むときに pleaseを付けなかったときと言われていました(今はどうかしりませんが・・・)
ところで、私の携帯の着信は、いきものがかりの「ありがとう」なんですよ。好きな歌です。
ではまた。
いろんなものを失くしてからありがたみを知るのではなく、普段から大事にしていけたらいいですね。
英語の勉強ができることも、当たり前ではないありがたいことと思います。