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EAGLES『Their Greatest Hits 1971-1975』 - アルバムレビューvol.96

2016年01月20日 00時34分34秒 | EAGLES
096

1976年2月リリース

1.Take It Easy
2.Witchy Woman
3.Lyin' Eyes
4.Already Gone
5.Desperado
6.One Of These Nights
7.Tequila Sunrise
8.Take It To The Limit
9.Peaceful Easy Feeling
10.Best of My Love 

 
【概要】

昨日、1月18日にイーグルスグレン・フライが67歳で亡くなった。
ドン・ヘンリーがSNSでグレンが病気闘病中だったことを明かした。
大のイーグルスファンの僕はショックだった。

中学生になり父や叔父の影響で洋楽に興味を持ったころにビートルズ
やサイモン&ガーファンクル、カーペンターズ、エリック・クラプトンを
聴くようになった。イーグルスもそうだった。父が持っていた洋楽の
コンピレーション集カセットで初めて「ホテル・カリフォルニア」を聴き
そのあまりのかっこよさに衝撃を受けた。

イーグルスのベストアルバム『Their Greatest Hits 1971-1975』
当ブログは基本的にオリジナルアルバムをレビューしているが
今回はグレンの追悼の意味を込めてと、僕が初めて買ったイーグルス
作品ということでレビューします。


【全曲レビュー】

1.Take It Easy
記念すべき彼らのデビュー曲でもあり代表曲。軽快なアコギとエレキ
の音からはじまるこれぞカントリーロックとでもいうべきだろうか。
日本でも有名な曲で、TV番組「田舎に泊まろう」のテーマ曲としても
起用されていた。 そしてこの曲でボーカルを取るのがグレン・フライ。
非常に爽やかな歌声だ。

2.Witchy Woman
当時の邦題「魔女のささやき」という、前曲とうってかわり怪しげな
骨太ロックな1曲。この曲でのボーカルはドン・ヘンリー、彼のハスキー
ボーカルはグレンと違いロックによく似合う。

3.Lyin' Eyes
邦題「いつわりの瞳」、ストレートなカントリーロックという趣きで
グレンの歌声と美しいコーラスとメロディラインは何度聴いても飽きない
素晴らしさがある。詳しくは『One Of These Nights』のレビューにて。 

4.Already Gone
よりロック志向を強めていった1974年の『On The Border』の収録曲で
ドン・フェルダーがギタリストとして加入直後でかなりハードなギタープ
レイを聴くことができる。ボーカルはグレン。

5.Desperado
「ならず者」という邦題が妙にしっくりくるイーグルスの代表的なバラード
曲でたくさんのミュージシャンにカバーされていることでも有名だ。
日本人歌手では平井堅、コブクロ、Superfly、佐藤竹善、鬼束ちひろ
などがカバーしているほどのスタンダードナンバーだ。ドン・ヘンリーの
情緒的なボーカルは秀逸。

6.One Of These Nights
「呪われた夜」という邦題のセンスが光るイーグルス中期の名曲。
この曲についても『One Of These Nights』のレビューを参考してほしい。 

7.Tequila Sunrise
穏やかな雰囲気漂う、アコースティックナンバー。グレンがボーカルを
とっている。初期のカントリーのイメージそのままという感じで安心感がある。

8.Take It To The Limit
この曲も『One Of These Nights』のレビューで書いているが、ベーシスト
のランディ・マイズナーのハイトーンボーカルが際立つドラマティックな
大ヒットバラード曲。
 
9.Peaceful Easy Feeling
1曲目、2曲目同様にデビューアルバムに収録されている曲。カントリー
ロックのお手本のような1曲。グレンのボーカルは聴いていてほんとに
心地よい。

10.Best of My Love
イーグルスが全米1位を初めて獲得した記念すべき1曲でこれまた
彼らの代表曲にもなっている。サビでのコーラスの美しさは彼らの
楽曲の中でも3本の指に入るであろう、要所要所で鳴り響くギター
の音色にうっとりするだろう。


【アルバムの感想】

全米売り上げ枚数、その数2900万枚を超える、超モンスターヒット作。
しかもレコード会社がイーグルスの作品の合間に企画してリリースした
ものである。それでこの天文学的な売り上げを記録してしまうのは
恐ろしいほどだ。70年代はまさにイーグルスの時代だった。

そして僕が初めて買ったイーグルス作品なのだ、、、が
当時まだイーグルスについて詳しくはなく、とにかく「Hotel California」
を聴きたかった
ので、「じゃあベスト盤だろ」ってなことで買いに走り
手に取って買ったのが今回レビューしたこのベスト盤です。

・・・・・・

・・・・・・

・・・・・・いや、「Hotel California」入ってないよコレ(^_^;)

はい、入ってません。入ってるのは後期ベスト盤である
『Eagles Greatest Hits, Vol. 2』(解散後の1982年リリース)です。
完全にやっちまいましたな。早とちりで初期ベストを買ってしまった
わけでした。でもそれがきっかけでもっとイーグルスを聴いて好きに
なったので結果オーライだったわけです。そういう意味もあり
思い入れがたっぷりあるのです。

グレン・フライさん、ご冥福をお祈りします。
素晴らしい曲たちをありがとう。ずっと聴き続けます。


 
グレンがボーカルをとる「Lyin' Eyes」 


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