はい、リング上のこれ一体なんでしょうか?
そのホースの先は....
なにやらゴミ箱へとつながってる。
そうです、選手が水で口をゆすいだあと、それをを吐き捨てる場所なんですね。
ボクシングは口の中もよく切れて血だらけになるので、水でゆすぐのです。
てなわけで今日はボクシングを見に行ってきました!
設営並びに撤去も手伝いまして。
すごく疲れた~
そして表題の通り、弟のプロ試験受験日だったのです。
試験は3分×2ラウンド。
相手選手とのスパーリングをJBC(日本ボクシングコミッション)の人が見て、優劣に関係なく、技術が一定の水準に達していれば合格となります。
さて、試験の対戦相手は同門の選手で、体格からして弟は負けていました。
どきどきしながら見ましたよ!
<1ラウンド目>
やや形勢不利か。リーチ差もありますし
<2ラウンド目>
相手のジャブを中心に、かなり被弾! もう見ていられません!
僕も動揺で、動画を撮影中の手がブレてしましそうです!
てなことで、2ラウンド終わった時点で弟は鼻血も吹き出て、ものすごい疲れ切っていました。
顔拭いたタオル、血だらけや~
結果はすぐに審判控え室にて知らされます。
僕らは重い足取りで控え室に向かいました。
JBCの人より、次々受験者に結果並びにコメントが言い渡されます。
最後に弟の番でした。
「課題が多いね....まずは自分のスタイルを...」
JBCの人の、厳しいコメントが飛びます。
やはりだめか....
僕らは肩を落としました。
その時...
「....結果は、合格!」
ふ、ふおおおぉぉぉ
合格!!!!
やりました~!!!!!
同時に弟の目からは、大粒の涙が次々とこぼれ落ちていました....
きっとつらい日々が走馬燈のように頭をよぎったのでしょう。
「兄ちゃ~ん、最近相当頭イテ~んよ」
殴られ続け、頭痛の日々...
「兄ちゃ~ん、俺の前でプリン旨そうに食べないでもらえる?(怒)」
飢餓との闘い、減量の日々...
「兄ちゃ~ん、プロの人とのスパーリングはマジやべえ~、
ボコボコにやられるわ」
プロとのレベル差に希望をつみ取られる日々。
「弟よ、遊びに行こうぜ!」
「兄ちゃ~ん、俺練習あるから無理、すまんね」
練習に練習の日々....
良かったな、弟よ!
嬉しくて泣けるのなんて、人生でめったに経験できることではないよ!
おまえは自分の手で、流した汗でその喜びとプロライセンスをもぎ取ったのだ!!
本当に、本当におめでとう♪
その夜、牛角で祝杯を挙げる、二人の若者の姿がありました。
また弟にたかられた~(笑)
小さい頃のイメージからして想像つきません。
今度広島に帰ってきたら、うまい肉をたらふくご馳走するよー!ちゃんと兄弟二人で帰ってこいよ!!
それを楽しみに、明日から生きてゆきます!
コメント誠にありがとうございます♪