ベルギーノート

日々のアンテナ。

古巣で再開してみます

2005-10-12 | デイリー

旧ブログブラッセルの風に移って、再開することにしました。
やっぱり冬眠には早過ぎたようです・・・・・

このひと月、パリ、ローマ、そして日本と移動して、ブラッセルに戻ってきました。あちこちで吹かれた風に、コノお天気ヤロウ!とパンチを入れられそうですが、「書けるときには書く」でいくしかなさそうな私なので、また当分ボチボチと続けてみます。

旧ブログに戻ることにしたのは、画像の扱いなどの使い勝手がベター(私にとっては)ということもあります。あとはちょっぴりの感傷、、秋ですから。。。


おやすみします

2005-09-14 | デイリー
PCがしばらく使えなくなることもあって、早い冬眠にはいりたいと思います。
またなにか書けるようになるといいのですが、ちょっと今は自信がありません。旧ブログを閉じたときの小さなわだかまりがひっかかったまま、ネットに向かう私を脅かしている、、そんな感じもあります。ただ不器用なだけなのかもしれません。

少し風に吹かれてきます。


チェンバロを習う(ことになるのか?)

2005-09-09 | 音楽

旧ブログでも書いたこの音楽アカデミーで、来週チェンバロの先生の面接を受けることにした。今月から始まったパイプオルガンの新学年で、もう一教科取ることになったため、というよりアカデミー生はもともとミニマム二科目が必要らしいのだが。タッチや力の落とし込みは、ピアノよりむしろオルガンに似ているようだ。せっかくの機会に憧れだったチェンバロにもさわってみたいという気持ちがフツフツしているのは確かだけれど・・・オルガンだけでも四苦八苦しているのにだいじょぶ~?と自問自答中。

言葉の問題もある。さっぱり上達しない私の仏語。。ベルギーで(シロウトながら)音楽をやろうと思えば、やはり仏語で学ぶほうがいいに違いない。フランス圏の楽曲に興味が出てくるとなおさらそう思う。オルガンの先生のマダムKは日本人だが、仏語でニュアンスを説明してくれることも多い。英語では教えられないと言明しているベルギー人の先生も当然ながらいるのだ。来週会う予定の先生はニュージーランドの方なので、英語(彼女の母国語としての)でなんとか通じ合うことができれば、と希望を持っているのだが。



これは別のアカデミーでの写真。小型とはいっても良い響きのこういうオルガンのある教室・・・。

ビール祭り

2005-09-09 | デイリー

去年に続き行ってきました、グランプラスのビール祭り!
飲んでいるうちにおなかがすいてきて近くの「レストラン横丁」のイタリアンへ、というのも去年と同じパターンでしたが、、
テントのそばでエスカルゴやチーズを売っていたのは、おつまみほしぃーという需要を見越してでしょうか。来年はぜひソーセージもおねがいしたいっ。



トライしてみたのは、このコースターの銘柄と、Floreffe Meilleur、そしてPrimus。
Floreffeはなにか独特の香味がありました。アニスかな。味わっていただくにはステキなビールでした。
この王冠が、コインがわり。

市庁舎から出てきたばかりの花嫁さんが、なにげなくまぎれて飲んでいたり、いかしたハーレーダビッドソン野郎たち(新郎の友人?)が豪快にグラスを空けていたり、お祭りムードわんさかのグランプラスでした。

ゴブラン織

2005-09-03 | 

奥さま御用達のゴブラン・アウトレットといえば「METRAX」でしたが、九月からフランスのリール近くのRoubaixに移転したようですね。
ここにあるゴブラン博物館のショップを、アウトレットと勘違いしたワタクシです。。
そこからご近所にあるらしいアウトレットの「CRAYE」の情報もわかりしだい追加します。電話してもおにーさんが英語ワカラナイを繰り返すばっかりなので、、

博物館は、ものすごく早口の英語ガイドさんが案内してくれました。
歴代の織機がたくさん並んでいて、どんどん改良されていった様子がわかります。



左側に束になって下がっているのが、パンチされた図案の情報。
糸一本が織り重ねられて、タペストリーのような壮大なゴブラン織ができあがる・・・スゴイ作業だと思いました。

織物といえば、名古屋市にある産業技術記念館でも織機などが見られるはずですが、まだ行ったことがありません。

かたわらに置かれた、子供がボビンに糸を巻く作業をするための小さな機械が印象的でした。小児労働に支えられていた時代もかつてあったわけですね。

季節は揺れる~

2005-09-01 | デイリー

きのうも今日も、すっかり夏に戻っているブラッセル。グランプラスのカフェでひといき。
Blanche Haachtというこのビール、香りがあっておいしかった。



パラソル越しの市庁舎も暑そう。

トライ!

2005-09-01 | デイリー

AU VIEUX BOITSFORT(駐妻おなじみLe Grillのお向かい)にて。

こちらに来てから、「デザートにチーズ」がずっと気になっていた。
仏料理のセオリーはともかく、私のアタマの中では1.デザートの概念を変える 2.チーズに対する感覚を変える という某郵政改革にまけない大転換を迫られることなのだ。

チーズはとってもおいしかった。ロケット菜も、追加してくれたパンも。
もともとチーズ好きなので、ブルーチーズが来たってオッケーだったくらいだし。

でもやっぱり・・・おなかイパーイ、になってしまうわけで。それはチーズが「別腹」じゃなくて胃を直撃しちゃうからなわけで。

正式のフルコースでは、デザートの前にチーズという順序らしいが、、



ちなみにランチのメインは、ほろほろ鳥のマロン詰め。
あっさりスウィートでしめるべきでした。


ギャラリートーク

2005-08-31 | デイリー
日曜日に、日本人会美術部のギャラリートークに参加した。
王立博物館で12/31まで開催しているアール・ヌーヴォーとデザイン展を、ベルギーで学ばれた高木陽子氏(西洋美術史・デザイン史)の解説で鑑賞した。

ベルギーに来てからアール・ヌーヴォーに触れる機会が増えたせいもあって、あの曲線と直線の微妙なバランスを美しいと思うようになったのだが、たとえばStoclet邸などは、市中の行き帰りに車で前を通るたび乗り出すように見入ってしまう。

ヴィクトール・オルタが1893年ブラッセルに建てたタッセル邸が、アール・ヌーヴォー建築の最初だったということ。この前後がベルギーの最も国力充実期だったこと。
このあたり、国家と文化の興隆について考えさせられた。

お昼は、先生を囲んで館内のレストランのテラスで。みなさん絵や美術館に詳しくて、ワインもすすんだ。



こちらはオルタ邸。

まだかな・・・

2005-08-26 | デイリー

きのう書いたように、修理中の我が家。バカンスの前からだから、かれこれふた月近く経つ。

手前のテラスから足場の上にのっけられちゃって哀愁の衛星TVアンテナ。
電波受信不可続行中。ず~っと。
NHKニュースも「チャングムの誓い」も、アルジャジーラもBBCもテレビ伝道師の雄たけびも宇梶剛士さんにキュン、も、不可。
ず~~っと。

工事の人にたずねたら、いつ頃終わるか「わからない」そうだ。
今日見たエントランスの貼り紙には「テラスにあったものは全て屋内に移してください。放置の場合は処分します」とあったから、そろそろ大詰めと思いたい。思い込みたい。

で、アンテナも部屋に入れるんですかい?


Imari展

2005-08-25 | デイリー

我が家は今テラスの工事真っ最中で、GaGagiGgggGiGiGGGaa!!!という状態。今日は、なんとか仏語のレッスンだけ家で済ませてから王立博物館に避難して、28日まで開催中の伊万里展を観てきた。

日本でもじっくり観たことのないものをベルギーで、というのはフシギな感じだったし、こちらの石の重厚さとか華やかな器の色合いに慣れつつある目で見ると、「日本的」ということを新鮮に意識せざるを得ない。

朱や蒼の、しずかな主張。
優しげな曲線が作る文様のみごとさ。

あの存在感は、きっと百の言葉よりもニッポンを伝えイメージさせるに違いないと思った。

追記:主催の<国際交流基金>による解説はこちら。作品もいくつか見られます。



行き帰りに通る凱旋門。あらためて眺めるとなかなかに美しいのね、、