ウロ

木の洞に頭突っ込み独り言

食べものにこそ理想

2017年04月28日 | 日記
昨夜息子が来た。
冷凍庫の鶏肉を解凍してチキンかつを作り、
空っぽの冷蔵庫を掻き回し、茶わん蒸しを作る。

チキンかつは好物だが
昨日「ああ 美味しい」と言ったのは茶碗蒸しだった。
食べながらまず「美味しい」と呟き、
食べ終わった後にまた「茶碗蒸しが美味しかった」としみじみ言った。

「なんかすっげえ美味しく感じた」
すると娘が「そういう年になったのね」と言った。

「違うわ 私の腕が上がったんだわ」

衣をつけて揚げるだけのチキンかつよりも
それなりにコツの要る茶碗蒸しを褒められた方が嬉しい。
それも直接「美味しい」じゃなく
ため息交じりの「ああ 美味しい」だもんな。

ふっふふ。だからこいつは憎めんのじゃ。


さて娘。
常々私は「結婚するなら肩を揉んでくれる男にしなさい」と言っている。
見てくれのいい男は そうである事を知っているから金が掛かる。
浮気も心配になる。
稼ぎのいい男も そうである事を知っているから天狗になる。

したらば娘。
「たとえば餃子が五個出てきた時に 私に三個目をくれる人がいい」

それもいいかも知れない。


今朝午前中に実家へ行き、帰りに魚屋に寄る。
朝から刺身は並んでいないと言ったのに旦那が聞かなかったのだ。
やっぱり刺身は並んでいなかった。

カフェに昼を食べに行き、帰りに再び寄る。
あれこれ選んでレジに持って行ったら「何度もご足労頂いて」とな。

ヒラメの刺身に盛り合わせにネギトロふたつにシジミにイカの塩辛までつけて
しめて2000円也。
安くて美味しいんだ。

肉は肉屋 魚は魚屋 パンはパン屋。なかなか理想の暮らしだわ。


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