ウロ

木の洞に頭突っ込み独り言

無我夢中になれば

2016年10月16日 | 日記
昨日息子が来て昼ご飯を一緒にした。

旦那の暮らしぶりを聞いて「いいなあ」と言う。
20代の若者が60のおっさんを羨むな。
「ずっと働いてきたご褒美だもの」と私は返した。

このずっとはざっと40年である。
40年と口の中で言って気が遠くなる。
長い年月である。

その間に遊んだり恋愛したりと
愉しい事だって詰まってる。
結婚も子育ても大変だけれど歓びもある。

あるけれど
もう一度通りたい道かと訊かれると
私は「うん」とは言えない。

言えないけれど
自分が20代の時、これから歩む道を考えて
うんざりしたりはしなかった。
なんとなく目の前にやるべきことをこなして
その繰り返しで今日まで来た。

来る事が出来た。

私にとっても今は「これまでのご褒美」であるのに
今現在の安楽に浸りきれない。

私に足りないのは無我夢中って事だろう。
自分にそれが出来たという自覚だ。

なんとかなる という旦那の言葉が
もっとすんなり私の中に落ちてくればいいのに。
これまでもなんとかなってきたのだから。

何か起きた時はその時に「無我夢中に」対処すればいい。
先を考えない事が今を幸福にする手段だ。
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