以下抜粋
会社が絶対手放さない、優秀人材6タイプ
■AIがどれだけ進化しても、必要とされる能力
なるべく給与(時給)の高い企業を選んで働き、労務を提供する代償としてお金をもらうものだと考える人がいる。
こういう人は、もらうお金以上の仕事はしない。
一方、企業は人間がする必要のない作業は、費用対効果が高く効率のよい方法に切り替えていく。
作業に就いている人たちが賃上げを要求すればするだけ、企業は効率がよく、コストを抑えて代替できる「人を使わない方法」を考えて導入していく。
かつて多くの労働者が働いていた自動車や電機産業では、かなり以前から工場の自動化が進み、そこに働く人の数は大幅に減少した。
近年、この流れは他産業にも急速に広がり、先陣を切っているのが食品・医薬品・化粧品だ。
こうした業界では大量生産だけでなく少量多品種にも対応できる自動製造ラインと無人搬送車などを活用した
FA(ファクトリーオートメーション)、そしてロボットの活用により「省人化」を実現している。
日本に限らず、人件費が高騰する中国などのアジアや、ドイツをはじめとするヨーロッパなどの企業で、
自動化への取り組みが世界で同時進行している。いかに技術が進歩しAIやロボットが人間の仕事に代替されても、
企業が欲しい人材、手放したくない人材は必ず存在し、代替されることはない。
その共通点は、「企業に利益をもたらし」、その「利益を見える化できる」人だ。6つのタイプにわけて、くわしく紹介しよう。
■どの会社でも求められる優秀な6タイプ
(1)いつでも上司の代わりができるよう、自身のスキルを磨いている人
(2)企業に収益をもたらす人
(3)人材(部下)を育成できる人
(4)5年先、10年先の社会構造変化を踏まえて、自分の仕事を高度化できる人
(5)営業経験を持ったプロフェッショナルの人
(6)出来上がった企業ブランドに依存せず、逃げない人
■「将来にそなえる」という視点を持つ人
今、都市銀行では大規模な人員削減が行われ、店舗の統廃合はもとより、ATM端末を相互開放する実証実験まで視野に入れ、
自行端末を撤去してコンビニエンスストアのATMで代替するなど自前主義から脱却する動きが加速している。
また最大手のビジネス機器メーカーでは40歳以上の社員1500人を早期退職させる取り組みを実施中だ。
40代以上のホワイトカラーこそ、AIやロボットに代替されない