全日本プロレスの新オーナー白石氏が、
総合格闘技進出とかいう方針を打ち出して
武藤、船木選手らが、それに断固反対してもめている・・・
という話をずいぶん前に聞いて、
いまどきまだプロレスラーを総合に出して云々と考えるとは
なんとまぁズレた話だろうと思っていました。
それから、その件に関する情報について全くチェックしないうちに
飛び込んできた全日本プロレス分裂のニュース・・・
そして、最近たまたま雑誌での 白石氏のインタビューを読んで驚きました。
白石氏が目指しているのは「ガチンコセメントプロレス」なるもの!
なんだこの人は・・・オーナーなのにプロレスのなんたるかを知らないのか?
と思って読み進めると、どうやらそうでもないらしい。。
彼の理想は、俺が小学生のときに、プロレス八百長批判に対抗するために
好意的に解釈していたことを、現実のものにしようとしているんだと理解しました。。
(しかも同い年だということも判明)
子どものころから、プロレスを見ていておかしいと思っていた部分、
ロープにふったら戻ってくるとか、よけられるのに技をよけないとか
当たってないのに痛がってるとか、カウント返せるのに返さないとか・・・
これらの疑問をガチンコで解消するわけです。
すなわち白石氏のいうガチンコとは、
すべて相手の技を逃げずにうけ、ロープにとんで戻ることは礼儀、
カウント3を取られるときは、もう体力の限界で動けない時、という
小学生の俺が考えていたことと同じでした(笑)
そして一番肝心な「勝敗をあらかじめ決めない」という約束・・・
これに関しては、プロレスごっこの経験から振り返りますと(笑)
KくんがIくんに4の字を決められて、泣いてもタップしなかったり、
HくんにBくんがわざと3カウントとらせて持ち上げたり
YくんがFくんと60分フルタイム戦って疲れて丸め込まれたり、
そんな感じで(笑)どうしても色々な事情や感情で調整が入ってしまうかなぁと
思いますが、一応可能は可能と言えるでしょう。
勝利給を考えてるとのことですし。
厳密に言うとガチンコではないし、これではスポーツとは言えませんが、
それはそれ、「プロレス流ガチンコ」という意味では、
実現は難しいけど、いまどきこんな純粋な発想を公の場で
しかも、オーナーが発言しているというところに好感をもちました。
ところが、その雑誌でもそうだったんですが、
情報発信元である白石氏のFacebookのコメントをはじめ、
ネット上ではかなり批判的な論調なようで・・・
なぜそんなに批判されているのかとおもい、頑張ってまとめサイトで
白石氏の発言をすべてチェックしてみました(笑)これはほんと大変でした・・・
問題は「ガチンコセメントプロレス」と他と差別化することで
自動的に他団体を否定してしまうことになること。
でも、こんなの周知の事実なので、別に今更気にすることではないのに、と思いましたが
プロレスマスコミなんかも扱いに困るんでしょうね。
あと、新日本プロレスの1.4ドームの結果を知っていて、
それをヤラセだとかおもいっきりぶちまけてしまったことはさすがにマズイですね(笑)
なんかものすごく新日本に批判的で、なぜなんでしょう?
別に具体名を出す必要はなかったと思いますがね・・・
その他、長州選手への挑発、会社の内情の暴露など、かなり暴走気味なところが
嫌われる原因となっている模様ですね。。
でも、基本的には「ガチンコセメントプロレス」嫌いじゃないです(笑)
やれるもんならやってほしいし、見てみたい。
実際、どうなったのか早くこの目で確かめたいです!