●9月も今日で終わり。今朝はラジオ体操の後、マンションにポスティングしました。昨夜のニュース番組で、現代評論家の小田嶋隆さんが、今回の解散総選挙を「国難誘致解散」と表現しました。安倍総理は、国難であるから総選挙をすると、解散の大義を言いましたが、小田島氏は、「国難誘致解散」と断じ、これまで経験したこともない選挙になると言いました。私は政治評論家や研究者でありませんので、正確なことは申し上げられませんが、これまで国政で一度政権を担い、痩せても枯れても「政党」として交付金を受けてきた民進党が、「選挙怖い」と、逃げ出すように出来たばかりの「希望の党」に雪崩れるとは予想だにしませんでした。しかし、選挙は勝たなければな要らないし、政権交代は必要であるのは現実問題としてあるでしょう。それでも選挙があります。必ず投票に行きましょう。
●しかも、右だ(右翼・保守)、左だ(左派・革新)と区分し、改憲か護憲か。集団的自衛権行使か、専守防衛か。戦争か、平和か。と議論を2分割にし、あたかも憲法を守り、戦争のない平和なくにづくりを主張することが、間違った政治だという風潮にはいささか首をひねります。自分は、左でも右でもない。憲法を絶対変えないとも言わない。軍事行動は、自衛のために使うのが原則であるが、それもまた時と場合による。終戦の時に3歳であったことから、母親におんぶされて「防空壕」に逃げた記憶があります。進駐軍からチョコレートをもらったことはあったかなー。
●安保法制も、憲法改正も、北朝鮮の挑発に気をとられてだと、ちょっとタイムという感じです。なぜ、平時の時に、乱世を想定し、冷静に議論しないのか。なぜ外交努力をしないのか。軍備は外交手段の備えとして必要です。何より、今度の選挙は戦後初めて保守対保守を選択する選挙です。どっちを選んでも最後は保守を統合すれば「大政翼賛会」になる可能性が想像されます。右派か左派かとい単一の選択でなく、リベラルな政治もきちんと選択肢の中にあるようにしないと、多様性のある社会はできないように思います。そういう意味で、小田島氏の言う「これまでに経験したことのない選挙」かも知れません。
●ニュースによれば、民進党の議員で、北海道函館市周辺を選挙区とする逢坂誠二さんは、希望の党には申請しないで、無所属など別の選択しようと検討しているとか。逢坂さんとは、ニセコ町長の時代からの知り合いで、地方自治を実践した国会議員で、リベラル的な考えも含めてシンパシーを持っています。逢坂さんは、町長時代「街づくり基本条例」を全国に先駆けて制定し、徹底した住民目線の行政運営をしました。住民自治は民主主義の学校とも言われ、住民が成熟し、自治が深まることが、政治の安定と地域の成熟になります。そういう意味で、逢坂さんには何としても国会に行ってほしい。田舎の知り合いにお願いのコールをしなければ…。