保険の疑問にお答えします!

千葉県で保険FPとして活動する筆者が生命保険、損害保険、相続などの疑問にお答えします。

若くても死亡保障は必要ですよ!!

2006-05-29 11:56:41 | 生命保険
 先日、私のお客さんが亡くなったという話をしました。その方は60歳代だったので、まだ若いながらも仕方ないとも言えるかもしれません。
しかし、別の方でまだ42歳の方がつい先日亡くなりました。死因は急性心筋梗塞でした。そのかたは以前から付き合いがあったとは言え、生命保険には入っていませんでした。亡くなる数日前に、「万一の場合、残された奥さんや子供さんのためにも最低限のものでいいから入っておいた方がいいですよ」という話をしたばかりでした。今はローンの支払いがあるから秋頃に入るよ、とおっしゃっていたのですがそれからほんの数日後のことだったので本当に驚きました。
 統計によると60歳以上の死亡率は約90%なのだそうです。ということは、裏を返せば60歳未満の死亡率は10%ということになります。ですから、結婚したからといってむやみに4千万も5千万もの生命保険に加入する必要はないのです。第一子、第二子までは2~3千万を目安にすれば良いでしょう。やたらと高い保障額を勧めてくる保険屋さんは信用できません。特に入って10年で保険料が更新される更新型の定期付終身の場合はなおさらです。
 急性心筋梗塞や脳卒中はいきなり我々を襲います。普段、健康を誇っている人であっても顕著な兆候もなく、我々のもとを訪れるのです。
配偶者や子供を持つ方は特に、まさかに備えて生命保険の加入が絶対必要なのだと改めて実感させられました。まさかが本当になる前にあなたも生命保険についてじっくり考え、とりあえずでもいいから加入しておきましょう。