
(田口佳史著「論語の一言」の表紙です。)
今や、論語というか中国古典のブームです。
渋沢栄一著「論語と算盤」(守屋淳現代語訳)はローソンの新浪剛史社長の推薦図書です。
また、SBIホールディングス代表取締役の北尾吉孝CEOは自ら「安岡正篤ノート」を書いて、中国古典を解説しています。
http://www.sbibusiness.com/pub/yoshitakakitao
田口佳史先生は、この10年来、書経の勉強会でご指導をいただいています。多数の著作を出されている先生の最近のご著書が「論語の一言」です。
(株)イメージプランのURL http://www.image-plan.net/index.html
慶應大学丸の内シティ―キャンパスでの講義を基に書き下ろした好著です。サラリーマンや中小企業の経営者が、普段、悩んだり、迷ったりすることについて、論語の一節を紹介しながら、かいつまんで解説してくれ、勇気をいただける本です。
たとえば、「君子は義に喩(さと)り、小人は利に喩(さと)る。」という言葉は、「利益は後からついてくる。」と解説しています。まさに、CSR(企業の社会的責任)のことですね。
中国古典の極意で、田口先生から学んだことの一つが「徳」です。
「徳」の意味は「勢いがある」とのこと。ならば、誰もが徳を身につけたい。
そのためのマニュアルが中国古典だそうです。田口先生からは、「徳」が欲しければ、「己の最善を他者に尽くしきること」だと教えていただきました。
先述の渋沢栄一翁も、「論語の道徳」を基礎にすれば、商売繁盛間違いなしと説明しています。
今晩は、一休みしながら、「論語の一言」を読んで、その深さを噛みしめています。
でもまず最初にやることは「公務員の人件費2割カット」と「国会議員の80人削減」です。これが絶対条件です。政治家や公務員は「先憂後楽」であるはずなのが現在は逆になっている(と感情的になっている)。どうせ税金の総額も現在より20兆円増やさなければ将来はないでしょう。もちろんこんなひどい状態にしたのは自民党ですが。貴方は君子になってください。滅私奉公!期待します。
今日本であたりを見回すと、普通でない状況なのに、それを大して気にもしていないような
あきらめ、あきれを感じる。
少子高齢化問題。
いつまでも続く円高。
政治家のための政治家による政治。
少子高齢化問題は、女の人が子供製造マシンに
なっても解決しない。
この国に生まれてきた子供が可哀想だと思ってしまう心。
多少貧しくても幸せを感じられる国、心。
単純でもまず理論や学問より、人の心が動いて
それからと思ってしまう。
だがすべての事象にはさまざまの要因が複雑に絡み合っているのも分かる。
色々考えながら、心って何だろうと答えの出なさそうな事に思いをめぐらす。
岸本様のBlogへの寄り道、失礼いたしました。