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ハーバードからの誘いを四回も断った人間・・・

2011年01月03日 | Weblog
「知の巨人ドラッカー自伝」ピーター・F・ドラッカー著より。

ハーバードといえば、アメリカの名門大学であることは誰もが認めるだろう。ドラッカーはニューヨーク大学では22年間も教壇に立ってはいたが、その間ハーバードから何度も誘いを受けていた。

ふつうならすぐにでもその誘いに乗って移ってもおかしくはない。しかし、ドラッカーは意外な理由でそれを4回も断っていた。最大の理由は、ひと月に三日間を超えてコンサルタントの仕事をしてはいけないという規定だった。

それに対して「マネジメントを教えるには実務経験が欠かせない」と主張したものの、ハーバード側は「事例を書くことで実務経験を得られる」と言うばかりで、一致点を見出せなかったのだ。

もちろんそれは金銭的な意味合いはまったくなかった。このことから、ドラッカーは単なる理論だけではなく常に今の現場感覚を大事にする学者だということもわかる。こんな教授の講義ならきっと内容のある講義に違いないだろうな。

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