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幸福というものは、後になってからしかわからないもの。

2016年10月21日 | Weblog
幸福というものは、後になってからしかわからないもの。

「PHP11月増刊号 特別保存版」より。

ノンフィクション作家の柳田邦夫さんはこう述べていた。これは、「不幸を受け入れて幸せになる」と題して語られている部分にあったフレーズだった。つまり人間は基本的に不幸の中で生きていると、氏は考えているからだ。

ある一面だけ見ると、他人のことはよく見えるものだ。うらやましいと思えることもある。しかし、すべての面でそうとは限らない。たとえ裕福でもいろいろな面を見れば、家庭に問題があったり、病であったりはしばしばあることだ。

独身貴族と呼ばれる人たちは、結婚した人と比べればお金も時間もたっぷりあって楽しく生きているように見える。しかし、結婚して幼い子供を育てている人の方がむしろ勝ち組だと思えることもある。二人で働けば給与はダブルで入る、しかも若くてもローンでマイホームを持っている人もいる。

何より子供が生まれれば家庭生活を送れる。ぜいたくはできないだろうが、幸せな生活と言える。それはさらに年を取ればわかるだろう。

柳田氏は不幸というものを体験せずに幸福になることなどない、と思っているそうだ。不幸ではなくても、生活が厳しいといいながら、マイホーム生活が送れることは、後から考えると幸せなことだろう。