![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/28/826fdcf6d9f1845dae99eddd636c9164.jpg)
店に入るなり「しょうが焼きね」と言い放って着席。
まるで常連みたいじゃんと悦に入りながら、料理が来るまで文庫本でもとポケットに手を伸ばした途端に「おまちどおさま~」と、おばちゃんが、ご飯、味噌汁、そしてしょうが焼きの載ったお皿を次々と寄こす。
ぜんぜん待ってないんですけどー(笑)。
だって、座ってから20秒も経っていないはず。いやあ驚いた。
慌てて対応する様は、ゼッタイ常連には見えなかっただろう。あぁ恥ずかしい。
ここは、神保町の白山通りに面した『キッチン グラン』だ。昭和35年からだというから、もうすぐ半世紀。ここも絶滅食堂ですね。今日は通りかかったら空いている席が見えたので、初めて入店してみた。
メニューの数が限られているのが、かえって選びやすくていい(それでも見れば迷ってしまう)。ここは男らしくズバッと「しょうが焼き」(680円税込)を頼んだけど、「しょうが焼きとメンチカツ」「しょうが焼きとハンバーグ(共に780円税込)といったお得なメニューもあって、やっぱり迷ったりして。
しょうが焼きは、B食の道に欠かせない豚肉のバラバラ感(写真参照)が最高。そして味付けは、とっても甘い!甘いけど、これがまた白いご飯によく合ってススムススム。さらに、むかし給食で食べたような付け合わせのナポリタンが泣かせ泣かせる。
この定食自体の力もさることながら、さらに見事なのが、料理人(たぶんオーナー)と二人のおばちゃんの連携プレイ。
料理の進捗に合わせて、キャベツが盛られた皿を置く、ナポリタンを盛る、味噌汁やご飯をよそう…三人による全くムダのない一連の作業、そしてタイミングが絶妙なのだ。これを見ているだけでも、間違いなく白飯が一杯くえる(笑)。
店名からももともと洋食屋さんだと思うが、器は丼やお椀、そして割り箸と純日本風だ。
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ちなみに、いつも行列ができている裏(写真左奥)のラーメン『さぶちゃん』、さらにその裏の和定食『近江屋』の店主は、三兄弟らしい。
え~、あの三店が三兄弟だなんて……知りませんでした!
昔、この写真の路地を入って最初の左角、
今は和食屋さんがあるところに「とんちゃん」という
とんかつ屋さんがあって、ぼくはそこのとんかつが世界一好きでした。
ロースカツにコロッケが1個付いた「とんコロ定食」に
何度モンゼツしたことか……。
この路地を通ると、いまでもなんだかキュンとします。
「とんコロ定食」ですかぁ、その音感だけでヤラレそう。食べてみたかったです。
このグランでも、今度とんかつに挑戦してみようかな。
旨そうな匂いがする画像ばかりで
僕もヤラレそうです。
B食ばかりですみません。
でも、好きなもので…
これこそAです!
昭和の匂いプンプンの喫茶店ロザリオとかも、ゆっくり食事したい時なんかには利用してましたが、どちらも今は無いんですよねぇ……
そうですか、ロザリオさんもないんですか?
代替わりの際に閉めてしまうお店が多いですね。
気になったときには入っておかないと!