真っ赤なドライブスルー

クルマ一台がやっと通れるような道。
クルマをやり過ごそうと民家の軒先で待っていると、通り過ぎたそのクルマがガリガリガリ…と音をたてた。
何事かと思って顔を出し音の方を見たら、クルマが停車している。どうやら縁石にタイヤを擦ったようだ。
運転席の窓が開いた。ところが、運転手のおじさんは擦ったタイヤに目をやることもなく腕を出す。
そして、手にしているハガキをフェンスの向こうにサッと差し出したのだ。
えっ？
驚いてよく見たら、フェンスの向こう、草木に覆われた駐車場に小さなポストがポツンと立っていた。
なるほど！
郵便ポストのドライブスルーだった（笑）。
近くに駐停車させるスペースがないので、みんな一時停止して投函していくようだ。
こんなの見たことないなぁ。
ということは、集める郵便屋さんもドライブするーなんだろうか（笑）。