湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

「バールのようなもの」で

2007-02-14 00:44:17 | あんな話こんな話


日本におけるパスティーシュの第一人者(他にはいないらしい!)である清水義範氏の著作に『バールのようなもの』という短編がある。
ニュースでよく耳にする「金庫にはバールのようなものでこじ開けたあとが…」の「バールのようなもの」である。
この「バール」ではなく「バールのようなもの」とはいったい何であるのかを、必要以上にクソまじめ風に探究していく(妄想していく?)快作だ。
今朝、まさにその「バールのようなもの」でグリグリやってこじ開けられた金庫を、自分の会社で目の当たりにすることになった。
ビル荒らしだ。
出勤すると、この惨状(この時まだ警察未着)。
100キロ以上はあろうかという頑丈な金庫を倒した上、「バールのようなもの」で開けるのには相当の労力を費やしたはずだ。
ところが、中に入っていたのは約6万円。「バールのようなもの」を握る手から力が抜けてしまったかもしれない(以前にも被害に遭っているので極力現金は置いていないのだ)。
そのハライセか、それとも1円でも費用対効果を上げるべく必死だったのか、K君の罰金箱やM博士のスタバ用ジャラ銭まで、かっさらっていった。
ただし、その際どうやって「バールのようなもの」を用いたのかは現在、警視庁が総力をあげて捜査中…なわきゃない。
まあ、人的被害とPCやカメラなどの被害が一切なかったことが不幸中の幸いだった。


午前8時の交差点からほのぼのとした空を。この時はまだ事件を知らない。

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