関内までの定期券が今日までということで、おっさん二人飯の最終回を敢行した。
Facebookにアップしたおっさん二人飯情報をキャッチした方がその店をたいへん気に入っていただき3日連続で訪問されていた!
今日は、その方のお気に入りのお店に伺った。野毛にある中華料理の『萬里本店』である。
なんと、相棒が前日にたまたま前を通ってチェックしていたというから驚き!
開店直後とはいえ、店内には3人スタッフがいるのに「いいですか?」と声をかけても誰も返事をしてくれない。たぶん、それぞれが開店後の決められた作業に没頭しているのだろう。
僕らは咳払いをしたり、足音を響かせたり、存在感を主張しながらカウンター席に座った。しかし、後ろを向いて作業している厨房のお二人はまだしも、おばちゃんは僕らのすぐ後ろを往復しているのに、まだ一言も声をかけてくれないのだ(笑)。
「オレたち幽霊なのかもしれないぞ」
相棒が言う。たしかに、彼らには僕たちの姿が見えていないのかもしれない。
「何にします?」
突然厨房から声がすると、一気にスイッチが入った。
すると、ヌゥッと脇におばちゃんが現れ、おしぼりと水を差し出す。
うわっ!
もしかしたらさっき後ろを往復していたおばちゃんが幽霊だったのか(笑)。
頼んだのは、あの方オススメの「炒飯」(720円+税)。油っこかったものの、懐かしい焼き飯の味わいでレンゲがどんどん進む。ボリュームがかなりあるのも嬉しい。オススメの理由がわかるな。メニューを見返すと、炒飯の横にちゃんと(やきめし)と書かれていた。そう「炒飯」というより「やきめし」がぴったりの味とビジュアルである。
さて、さらに素晴らしかったのが、付属のスープだ。
炒飯といえば、小さなスープ用のお茶碗風にラーメンのお汁が定番だが、ここのは平べったくて四角い器に白菜や玉ねぎなどの具が入った中華スープだった。どこにでもある味のようだが、焼き飯によく合い、量的なバランスもいい。しかも、なんだかちょっとお得な気分も味わえる。
この店のスープは、このパターンなのだろう。炒飯はもちろん、中華丼、麻婆丼、天津丼などを頼めば付いてくるはずだ・・・いや、表には「北京料理」と書いてあったから、麻婆や天津はないか(笑)。
相棒が食べた「五目そば」も細麺で具沢山で、かなりそそられた。ん~、切符を買ってでもまた来たい店には違いない。しかし、定期がないし、収入もない身にとっては、近くて遠い萬里の道である(笑)。
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