湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

孤独のグルメを味わう

2006-08-19 00:47:27 | 湘南ライナーで読む


ある男が出先で必要に迫られて飯を食う。
そして「うまい」とか「濃い」とか「固い」とか「この味だ」とか「昔どこかで食べたな」とかつぶやいて、店を後にする。
ただそれだけの話の漫画が18本つまっている(1話あたりたった8ページ!)。
『孤独のグルメ』文庫版(久住昌之原作・谷口ジロー作画 扶桑社)だ。
何のこだわりもなく、うんちくの欠片すら出てこないまま、話は淡々と進んでいく。
それなのに、それだけなのに、なぜかグイグイ引き込まれていくのだ。
そういえば飯を食う時って、こんなものかもしれない。グルメ番組みたいに、あーだこーだ言ってないで普通に食べている。そして「うめー」とか「辛!」というシンプルな感想しか出て来ないものな。
あぁ、自分に似てるんだ。と、ふと思う。
客の前で従業員を叱り続ける店主にガマンできず文句を言うシーンがある(第12話)。
あっ、オレじゃん。
おまけに、酒が飲めない、白飯が食いたくなる…。妙に共通点が多いぞ。
だから、共感しただけなのかな。
最近、一人で飯を食うことも多いしな。
(それにしても、マンガなんて何年ぶりだろ)

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