白い冬

白いのだ。
そして、牛乳の味わいがそのままロールケーキになってしまったようだ。あぁ、おいしい。
ＡＲＩＮＣＯの『バニラロール』である。実は、先日いただいた北菓楼の『バウムクーヘン』がしっとりとおいしかったので、手土産にしようと立ち寄った駅前のデパートで開催中のスイーツフェア会場で見つけた。
「京都では行列に並ばなければ買えないんですよ」
売り子さんの言葉に誘われたわけではない。見た目。白い生地に白いクリームが見事なまでに美しかったのだ。950円という価格も、家族４人で割れば今どきのケーキよりも安いじゃないかという計算も働いた（笑）。
帰宅して裏書を見たら、製造所が京都じゃなく「文京区小石川」となっていた。会社にいたころ、昼休みの散チャリでよく走っていた工場の多い所だ。ホームページを見ると、確かに京都嵐山にも「本店」があったけど。
そんなことはどうでもいい。僕には刺さりました。やさしいわずかな甘さは、牛乳のイメージ。おぉ、牛乳だ、牛乳だと思い、一緒に飲んでみたら、なんだか牛乳もうまかった（※個人的な感想です）。そして、ほんわか幸せになった。