湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

銀座のはずれ小さな食堂

2008-02-19 22:49:45 | B食の道


銀座の晴海通りを進んでいくと、だんだん人通りが少なくなっていく。
店舗が少なくなり、さっきまでのあの明るさが嘘のよう。そして、オフィスから駅に向かう人たちは、みんな足早だ。
昭和通りを左に折れるとすぐ、そんな暗闇の中に『レストラン早川』はひっそりと佇んでいた。
洋食屋さんのように見えるが、メニューには「たま丼」や「カツ丼」の文字も。それに、何とも魅力的な「ヤキメシ」にもひかれたが、ここはグッとこらえて「ナポリタン」をオーダーした。
ジャージャーという長い炒め音が終わると、それは銀のお皿に乗った懐かしいビジュアルで目の前に現れた。


ケチャップベチョベチョ系も大好きだが、これはもっと大好きな焦げ目系であった。
これですよ、これこれ、しっかり炒められた、僕にとっての昭和の記憶のナポリタンだ。
いやあ、もう夢中でかっ込みました、時々カチャカチャ音を立てて、なんにも言わずに(一人でしゃべってたら怖いワ)。
一応、大盛りなんだけど、これなら確実にもう一皿いけますね。うまかった。
狭いというか、あの店みたいに小さなサイズの店内も、昭和らしくて嬉しい。
聞けば、「先代が始めたのは昭和11年」とのこと。その先代が写っている古い写真がカウンターの頭上に飾られていた。
ナポリタンもミートソースも700円(大盛りは100円増し)、カレーは600円など、価格も昭和の名残。ファミレスや駅ビルなんかに入っているチェーンのようなデッカイお店で、980円、1280円、1580円なんて当たり前のように払わされて「うまかったねぇ」なんて言ってる自分がバカバカしく思えてくるのだった。

では、ご要望にお応えして最後に炒め重視ナポリタンをアップで!


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