湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

伊峡両得?

2008-11-18 21:52:48 | B食の道


夕飯は、神保町の知る人ぞ知る『伊峡』で。
元祖「半ちゃんラーメン」の『さぶちゃん』のさぶちゃんがかつて修行していたというお店。
その『さぶちゃん』から「半ちゃんラーメン」というメニューを逆輸入したといわれているお店だ(笑)。
暖簾の間から見える店内に、先客は一人だけのよう。
「いらっしゃい~」と言ったきり、お店の方ふたりはこちらを向いてじっとオーダーを待っている。メニューの在りかさえわからず、ちょっと焦ったが、頼むものはすでに決まっていた。

「炒飯とラーメンね!」。

「半ちゃんラーメン」じゃないところがいいでしょ。だって大好きな炒飯は、半分じゃ物足りないに決まっているのだ。僕の場合は「半ラー炒飯」がベストだから(笑)。
さて、僕の声を聞くと、それまで微動だにしなかった二人が同時に激しく動き出す。バッパッパッと息の合ったふたりの間合いが実に小気味いい。
ほんとにアッという間に出来上がり。
断ってから炒飯を撮り始めたら、続いてラーメンも「ハイよ」と目の前に現れる。
もっともネットにも記されているように、炒飯は“つくりおき”で、中華鍋で温めるだけ。そりゃ速いわけだ。しかも、かなり前につくりおいたようで、残念な歯応えとなっていた。まったく脂っこくない好みのタイプなだけに、つくりおきの一番しぼり?なら感動的だったに違いないことは想像に難くない(なんちゅう言い回し)。
一方、つくりおきのきかないラーメンは、黄色い細麺で縮れていないタイプ。こちらも普通においしい。
ただ、昔はみんなこうだった真っ赤な丸椅子が並んだカウンターで食べているという事実が、懐かしさというスパイスを効かせてくれて、味わいを30%増しにしてくれているのは確か。いつのまにかスープは飲み干してしまったよ(笑)。
ラーメン380円、炒飯480円(共に税込)という値段を考えれば、誰も文句は言えないだろう。
ただ、確か「960円ですね」と言われたような気がするんだよなぁ。計算違い?
いや、ベテランのおじさんが間違えるはずないしね。もしかしたら、全品50円値上げしたのかもしれないが、確認できず。
なにしろ、向こうのペースにすっかりはまってしまい、5分で平らげて出てきちゃったのだ(立ち食いか!)。
そして、メニューは最後まで見つからなかったからね(笑)。


おや、よく見ると表にメニューが出ていますね。値段のところの色が変わっている。この同じ建物の中、両隣が『天婦羅いもや』と『とんかついもや』ですね。もう暖簾は仕舞われていますが。
おっと、一番上の写真、右奥に懐かしいラジカセ。「湘南国際マラソン」の話題が流れていました。左奥には黒電話! つくづく昭和なお店です。

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