列車の車窓は心の窓

我が家の住人は電車がとても好きなので、車がありません。電車とバスで出かける日本の旅

'06年末の旅(7) 高畠まほろば温泉

2007年01月24日 | 全国の私鉄と第三セクター鉄道を訪ねる旅


12月30日(土曜日のち曇り

 (その6)のつづき

 (その7)

 雪深い景色の中を進み、米坂線の終点米沢駅へ。
 10:05の定刻に到着。
 90.7kmの道のりを、2時間54分かけての旅でした。

 雪降りしきる米沢駅

 米沢駅前をちょっとだけ歩きました。雪は小降りになっていますが、足元には注意が必要です。僕の靴は、底が磨り減っているのです。旅には旅慣れた靴が鉄則ですが、旅慣れた靴の点検も時には必要です。
 駅前郵便局は残念ながら閉まっていました。土曜日だから、閉まっているのが普通か。

 まるで展示品のように置かれている除雪車。昨日まではフル稼働だったかもしれません。

 新幹線「つばさ」号。この駅は、新幹線も在来線も同じホームです。新幹線と在来線の線路の幅が、例外的に同じ(1435㎜)だからです。

 さてこれから奥羽本線で福島へ下るのですが、福島行きの鈍行は2時間以上先の12:59までありません。8:06発の次がこれだから、約5時間も間隔が空いています。
 そこで、高畠駅の駅ナカ温泉に寄り道しました。このブログでも早くも2回目の登場です。自分の中でも「ありきたりのアイテム」になりつつあるのですが、そうはいっても駅に温泉があるのはとても貴重なのです。

 米沢10:41発の普通山形行きに乗り、二つ目の高畠に降りたのは10:50でした。
 今日の高畠駅「まほろば温泉」は、とても空いていました。ここは、いつ来ても混んでいると思い込んでるくらいなのですが。入湯料300円で入れるのはありがたいです。
 温泉の効能表示は、脱衣場がガラ空きだとつい目がいくものです。「源泉100% 効能表通りの効果保証」と言いながら、「レジオネラ菌対策で塩素消毒してあるのでご安心を」と書いてあります。何を信じていいのかわからない気がします。この掲示を見て安心できるとは限りません。それにしても、日本中あちこちで温泉の「塩素消毒」が広まっているのは何とも解せません。


温泉のある高畠駅「太陽館」

 浴室は、今まで来た中では、もっとも空いていました。午前中だからなのだろうと推測します。塩素のにおいは、気をつけているとわかる程度でした。いや、もしかすると塩素ではない別の物かもしれません。「塩素が入っている」のが分かってしまったから始末が悪いのです。

 この温泉でマイナスの印象を抱いたのは今回が初めてですが、塩素消毒については仕方のない面もあるでしょうし、考えないようにします。何よりも身体が冷え切っていたので、温泉に浸かれて本当に助かりました。

 今度乗る電車は12:46発で、まだまだ時間があります。2階の休憩室を使わせてもらいました。年賀状を書く必要があったからです。(もう30日だぞ!)受付に200円の休憩室使用券を示すと、係りの人はコーヒー缶を机の上に出しました。これはサービスなのかな?と思いましたが、どうやらこの人が自己消費するためのものでした。
 肝心の年賀状は、ぼ~っとしてちっとも捗りません。もとからデザインをプリントしてあるので、コメントを書き添えるだけなのですが。旅行中にあれやこれやしようと思うほうが間違えているのかもしれません。畳の上で転がるのもなんなのでTVのスイッチを付けると、報道しているのはイラクのフセイン元大統領が処刑されたというニュースでした。旅行中にテレビなんか見るもんじゃないと反省しました。

 つづく  



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