2005年に廃止された日立電鉄。
最後まで走っていたのは、もと地下鉄銀座線の2000形車両でした。
同形の電車が銚子電鉄でも走っています。銚子電鉄のは単行(1両)で走るうえ、もとから車体の長さが16mと短いため、まるで背の高い路面電車といった雰囲気です。それに比べると、ここ日立電鉄では2両編成を組んでいたので、「もと地下鉄」の雰囲気をより強く感じました。
色は赤ベースで、同じ東京メトロの丸の内線に似ています。しかし、丸の内線ではなく銀座線で走っていた電車です。
終点の鮎川駅でとまっていた車両。こちらは色が違います。塗装が違うと全然別の車両に見えました。地下鉄銀座線の橙色とも違うようでした。ちょっとディーゼルカー風。(って、上には架線が通っていますが。)
鮎川駅は、すぐ横をJR常磐線が通っています。しかし、常磐線の方に駅はなく、電車が高速で通過していくだけでした。しずかな終着駅でした。
常磐線と接続しているのは、途中の大甕駅でした。
先週水戸に行った時、この駅を通る電車にのりました。もとホームがあった場所はアスファルトが敷かれ、跡形もなくなっていました。しかし、車窓をじっと見ていると、廃線跡を何箇所か確かめることができました。
つづく