「どうする?お前の代りにこの五人が溶されるのを見物するか!」
「正義の味方がそんな女々しい事をするか」
「痴漢の割には気取るわねぇ」
痴漢じゃないか…ら…。
「ならば大人しく溶かされろ」
いきなりヘビドルゲの舌が伸びてオイラの胴に巻き付き強く締め上げて口へと引きずる。
「装甲ごと、溶けて消え失せろ」
「レインボー・シャイン・フォームゴールド」
オイラはサイドポーチから金色に輝くカードを取り出して再びリーダーにセットする。
ヘビ口に飲み込まれるすんでの所で、オイラの身を纏う燻銀の装甲が金色(こんじき)のメタリックスーツに変わる。
「擬態を変えても無駄だ。この溶液はどんな物でも溶かすのだ」
「キャー。飲み込まれちゃったわ」
「溶けちゃうの?」
「痴漢のオッサーン」
だから痴漢言うな!
「他愛無い。正義の味方もただの餌だ。ワッハッハッ!…グフッ…」
「な、何?食あたりとか!」
…失礼な…。
オイラはヘビドルゲの口から両手を出して抜け出す。
「溶けてないわ」
「溶液が効かないだと?」
「生憎だったな、ヘビドルゲ。オイラの七つのコンフュージョンのひとつ、溶岩にも溶けないリバーシブルスーツスタイルだ。さあこちらの反撃と行くぞ。レインボー・シャイン・フォームホワイト」
サイドポーチから今度は白銀のカードを取り出してベルトのリーダーにセットする。
みるみる(註・健康飲料ではありません)体を覆う金色のスーツが雪だるまの様な冷えたフォームに変化する。
吹き付ける冷気でヘビドルゲの両腕が凍えつく。
「今だ。腕から逃げるんだ!」
五人の少女達は冷えて動かなくなった腕から逃れる。
「助かった」
「ありがとうございます」
「よくも閉じ込めたり捕まえたりしてくれたわね」
「跡残っちゃう所だったわ」
「ぶっ飛ばしてやるぅ」
「金の状態で無ければ溶液を避けられまい。まずはこのキックを食らえ」
冷えて動かない腕の代りにキックを放つヘビドルゲ。
しかしオイラの体は雪の様に柔らかくキックを吸収し、脚を絡め取る。
「無駄だ。そんなキックなど通用しない」
「みんな。今がチャンスよ」
「よくも今までやってくれたわね」
「五人の力見せてあげましょう」
「愛の五色のパワー食らえ」
「ビューティ・スパーク」
五人の手にしたスティックから放たれる五色の光が一直線にヘビドルゲを貫く。
「正義の味方がそんな女々しい事をするか」
「痴漢の割には気取るわねぇ」
痴漢じゃないか…ら…。
「ならば大人しく溶かされろ」
いきなりヘビドルゲの舌が伸びてオイラの胴に巻き付き強く締め上げて口へと引きずる。
「装甲ごと、溶けて消え失せろ」
「レインボー・シャイン・フォームゴールド」
オイラはサイドポーチから金色に輝くカードを取り出して再びリーダーにセットする。
ヘビ口に飲み込まれるすんでの所で、オイラの身を纏う燻銀の装甲が金色(こんじき)のメタリックスーツに変わる。
「擬態を変えても無駄だ。この溶液はどんな物でも溶かすのだ」
「キャー。飲み込まれちゃったわ」
「溶けちゃうの?」
「痴漢のオッサーン」
だから痴漢言うな!
「他愛無い。正義の味方もただの餌だ。ワッハッハッ!…グフッ…」
「な、何?食あたりとか!」
…失礼な…。
オイラはヘビドルゲの口から両手を出して抜け出す。
「溶けてないわ」
「溶液が効かないだと?」
「生憎だったな、ヘビドルゲ。オイラの七つのコンフュージョンのひとつ、溶岩にも溶けないリバーシブルスーツスタイルだ。さあこちらの反撃と行くぞ。レインボー・シャイン・フォームホワイト」
サイドポーチから今度は白銀のカードを取り出してベルトのリーダーにセットする。
みるみる(註・健康飲料ではありません)体を覆う金色のスーツが雪だるまの様な冷えたフォームに変化する。
吹き付ける冷気でヘビドルゲの両腕が凍えつく。
「今だ。腕から逃げるんだ!」
五人の少女達は冷えて動かなくなった腕から逃れる。
「助かった」
「ありがとうございます」
「よくも閉じ込めたり捕まえたりしてくれたわね」
「跡残っちゃう所だったわ」
「ぶっ飛ばしてやるぅ」
「金の状態で無ければ溶液を避けられまい。まずはこのキックを食らえ」
冷えて動かない腕の代りにキックを放つヘビドルゲ。
しかしオイラの体は雪の様に柔らかくキックを吸収し、脚を絡め取る。
「無駄だ。そんなキックなど通用しない」
「みんな。今がチャンスよ」
「よくも今までやってくれたわね」
「五人の力見せてあげましょう」
「愛の五色のパワー食らえ」
「ビューティ・スパーク」
五人の手にしたスティックから放たれる五色の光が一直線にヘビドルゲを貫く。