「カレンもそう思いますか?不思議ですが、私達メイルに“感情”なるものが入り込むスペックをドクター敷島は敢えてプログラムしたのでしょうか?」
「分かりません。でも、私達メイルは人間にはなれなくても、より人間を理解するのにはきっと役立つ筈ですよ」
カレンの方を振り向いたサニーはカレンを手招きする。
「一緒に合掌しませんか?この老メイルの為に」
「神や仏を信仰していない私達メイルがそうしてもよいのでしょうか?」
「きっといいと思うよ…って言ってくれると思いますよ。翔太郎は」
「そうですね。こうする科学的根拠は皆無ですが、今の私は何故だかそうしたい気持ちです」
「さあ、祈りましょうか。役割を全うしたこの老メイルの仕事振りに敬意を払って」
サニーとカレンは両手を合わせて瞼を閉じる。
かつて辺り一面緑の大地だった施設周辺に今は生かる草木の姿は無いが、この老メイルがこの地に配属された時にはまだ施設開発中で緑に囲まれていたという。
その大地で役目を全うした老メイルの表情は大役を終えた満足感に溢れていたという。
《fin》
「カレンです。次々と放たれるダーククラウドのテロの嵐。そして徐々に私達のコンビネーション技も研究され苦戦を強いられて行きます。そんな中私達虹のメイルは新たな力を手に入れるべく、かつて女性探偵尼名香が語った翔太郎の姉を探す事になったのですが、その人物が居る場所とは…」
次回・青空と海よりの使者の帰還
ご期待下さい。
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他SNSへの投稿は継続しております。
ストーリーに引き続きご興味がございましたら、〔検索ワード【偽書】 〕などで検索頂けましたなら幸いです。
筆者敬白
「分かりません。でも、私達メイルは人間にはなれなくても、より人間を理解するのにはきっと役立つ筈ですよ」
カレンの方を振り向いたサニーはカレンを手招きする。
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「神や仏を信仰していない私達メイルがそうしてもよいのでしょうか?」
「きっといいと思うよ…って言ってくれると思いますよ。翔太郎は」
「そうですね。こうする科学的根拠は皆無ですが、今の私は何故だかそうしたい気持ちです」
「さあ、祈りましょうか。役割を全うしたこの老メイルの仕事振りに敬意を払って」
サニーとカレンは両手を合わせて瞼を閉じる。
かつて辺り一面緑の大地だった施設周辺に今は生かる草木の姿は無いが、この老メイルがこの地に配属された時にはまだ施設開発中で緑に囲まれていたという。
その大地で役目を全うした老メイルの表情は大役を終えた満足感に溢れていたという。
《fin》
「カレンです。次々と放たれるダーククラウドのテロの嵐。そして徐々に私達のコンビネーション技も研究され苦戦を強いられて行きます。そんな中私達虹のメイルは新たな力を手に入れるべく、かつて女性探偵尼名香が語った翔太郎の姉を探す事になったのですが、その人物が居る場所とは…」
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