塩哲の空即是色

日々の徒然日記

ミュージアム巡り 東京国立博物館 相州正宗

2011-10-07 03:46:35 | ミュージアム巡り_2011
 次の刀は、鎌倉時代末期から南北朝初期に活動した正宗が造った
「相州正宗」。
 正宗は相州伝技法を生みだした刀剣史上最も有名な刀工で、その
“正宗”の名は業物の代名詞(例えば:銘酒正宗)となり最高級品
として呼ばれている。また、本家正宗は弟子も多く「正宗十哲」と
名のつく名刀工を育てている。
 その相州正宗は、地鉄の強さと沸の激しい大きな“のたれ乱れ刃”
を表現した作品だ。
 この一振りは、武田家家臣で後には徳川家康に仕えた城昌茂が所
持し、本阿弥光徳が埋忠寿斎に金象嵌させた正宗の代表作で、陸奥
津軽家に伝来している。国宝である。
(台東区上野公園内)

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