塩哲の空即是色

日々の徒然日記

ミュージアム巡り 江戸の罪と罰 古事類苑

2015-01-30 05:45:41 | ミュージアム巡り_2015
 明治大正期に編纂刊行された百科全書「古事類苑」の中に集録
されている小伝馬町の「牢屋敷平面図」が展示されていた。

 刑を受けた者を収容する東西の“大牢”(30畳)と“二間牢”(24畳、
無宿牢ともいう)のほか、御目見以上の旗本とそれに準じる僧侶
神職を収容する“揚座敷”、御目見以下の御家人と陪臣、僧侶神職、
医師を収容する“揚屋”など各種の牢がある。

 そのほか町奉行の配下で牢屋の管理や行刑を担当した“囚獄”
(牢屋奉行)、石出帯刀の役宅(役所兼住居)や、“死罪場”、“拷問藏”
“御様場“などもある。
 「古事類苑」は明治12年(1879)、西村茂樹の建議により文部省
内で編纂が始められ、皇典講究所、神宮司庁の手を経て明治40年
(1907)に編纂を終了。全1000巻、天部、歳事部、地部、神祇部、
帝王部、動物部、植物部ほか全30部からなり、牢屋敷平面図は法
律部に収められている。
(国立公文書館:千代田区北の丸公園3-2)

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