江東区図書館生活

本棚の本をずいぶん少なくすることができました。

お母ちゃんからもろた 日本一の言葉 [単行本(ソフトカバー)] コシノジュンコ (著), 小篠綾子 (著)

2012-09-03 06:10:04 | ★★★☆☆おもしろかった
お母ちゃんからもろた 日本一の言葉 [単行本(ソフトカバー)]
コシノジュンコ (著), 小篠綾子 (著)



場所:江東区図書館

カーネーション祭り継続中。
綾子の残した言葉をジュンコ(次女)が解説。

●<P.9>2番目の「ムラ」は、信用にかかわること。
ムラがある人というのは、よいときと悪いときの波がある不安定な人のこと。
そんな勝手な相手だと、まわりは安心して仕事を頼むこともできません。客商売で「今日はちょっと憂鬱なんで、お店を閉めます」なんて言えませんよね。いつも同じ答えを出すことで相手に安心感を持ってもらう。これが信用につながっていきます。
★結果が出ればいいではないかという意見もあるが、そうではない。
狙って結果が出せる人と、結果として結果が出た人では、頼む側からすれば全然違う。


●<P.17>向こう岸を「ええな、キレイやな」といくら眺めていても、向こうから船がやってくることはありません。たとえばテレビを見て、こんなの食べたいと思う。テレビに出ているものなんて、はるか遠い向こう岸ですよね。自分には一生、縁のない世界かもしれない。でも食べたいと、向こう岸に行きたいと思う。ならば、それを渡るために、知恵と工夫を重ね、準備をしておく。そしていざというときに、チャンスをつかまえる度胸が必要。お母ちゃんは、「まず渡る算段をすることが必要や」といつも言ってましたね。
●<P.18>パリに行けたのも、ルートを研究して、お金を貯めて、自分でできる範囲のことは前もって準備していたから。だから、「航空券が余ってます」と聞いたときに、「行く!」と即決できたのです。
★計画された偶然、ということか。
準備をしていたからといって、必ずそのときが来るとは限らない。
でも、準備をしていなかったら、そのときが来ても、アクションが取れない、そのときが来たことすら気づけない。
そのときがくるのを信じて、準備をしておくこと。


●<P.160>講演終了後に、団員が募金箱を持って各テーブルを回ることになっていて、私はまずお母ちゃんのところへ。そうしたらお母ちゃん、1万円札をポーンッ。
後から募金する人は、さすがに100円玉や500円玉を入れられなくなっちゃって、みんな1000円、5000円とお札を入れてくれる。ほかの募金箱はジャラジャラしていたけど、私のだけお札がいっぱいで。
あのとき絶対、お母ちゃんは確信犯だったと思うんです。最初に誰かが100円玉を入れたら、次の人も絶対に小銭を入れる。これって本当ですよ。だから、お母ちゃんは皆に模範を示すために率先して1万円札を入れたんです。
★これはなるほど、使える手、使いたい手。
いろんな意味で、その場のレートを設定したいときに、これは使える。
場合によっては、出来レースで事前に最初にレートを設定してもらう人と握っておく。
会議なんかでも、最初に口火を切る人でなんとなく流れが決まることもある。


【アクション】
江東区図書館にあるカーネーション関連本もあとわずか、ラストスパート!




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