江東区図書館生活

本棚の本をずいぶん少なくすることができました。

三国志 (24)

2007-11-30 09:51:36 | ★★★☆☆おもしろかった
三国志 (24) (潮漫画文庫) (文庫)
横山 光輝 (著)



場所:江東区図書館

引き続き七縦七擒。
2回3回とキャッチアンドリリースが進むごとに、モウカクは南下。
タイ、ミャンマーの辺りまで?
南下にともない、敵は蛮族だけでなく険しい自然、水不足に悩まされる蜀軍。
5回目のキャッチアンドリリース、モウカク終に長年敵対してきた木鹿王にまで援軍を依頼。
木鹿王の軍勢は象をはじめ猛獣を使う、蜀軍圧倒されるも、孔明はこんなこともあろうかとからくり木獣を準備していた!
からくり木獣によって木鹿王の猛獣を撃退、モウカク6回目のキャッチアンドリリース。
モウカク、ウカ国を頼る。
ウカ国の藤甲軍強し、その鎧は矢も刀もきかない、蜀軍ピンチ。

サイボーグ009 (20)

2007-11-29 16:36:53 | ★★★☆☆おもしろかった
サイボーグ009 (20) (秋田文庫) (文庫)
石ノ森 章太郎 (著)



場所:江東区図書館

未来都市編。

アメリカの砂漠にある実験都市。
コンピュータで管理されている。
生みの親の博士、死んだ息子がメインプログラマだった。
コンピュータ暴走、ジョーの殺害を企てる。
コンピュータはフランソワーズに恋をしていた。

バガボンド―原作吉川英治「宮本武蔵」より (4)

2007-11-28 12:32:44 | ★★★☆☆おもしろかった
バガボンド―原作吉川英治「宮本武蔵」より (4) (モーニングKC (658)) (コミック)
井上 雄彦 (著), 吉川 英治



場所:江東区図書館

居酒屋で目覚める武蔵、沢庵と再会。
弟子希望の城太郎が看病。
京の街には又八の人相書き、それを見る婆。
奈良へ向かった武蔵、柳生石舟斎に教えを乞いに行く伝七郎、武蔵を狙う祇園。
城太郎をまく武蔵、おつうのことが頭から離れない、沢庵にまでうちこまれる。
おつうは柳生にいると告げる沢庵、邪念を押さえ込もうとするからゆがんだ形になる、ありのままの自分を認めよ、そこから修行ははじまると武蔵に。
城太郎、武蔵と再会、宝蔵院へ。
ものすごい殺気を放つ爺と遭遇。
祇園、先に宝蔵院へ、一人の腕をとばし、また明日来ると。
武蔵に格好悪いという爺、爺の家で語り合う?武蔵。
翌朝、爺の家を出る武蔵、アゴンVS武蔵。
木刀を飛ばされピンチの武蔵、アゴンの槍が武蔵の首を貫いた?
ぎりぎりで避けた武蔵、間合いは武蔵の間合い、パンチを入れて逆転勝利。
それを観ていた祇園。


食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉

2007-11-27 09:51:13 | ★★★☆☆おもしろかった
食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 (新書)
山田 真哉 (著)



場所:江東区図書館

数字に親しめば数字は武器になると、そういうことが書かれている本だと思ってよいと思います。
例えば表題。
食い逃げによる損失とバイトにかける人件費を想定して比べてみれば、食い逃げされてもしゃーないかぐらいのところに落ち着きます。
損失と人件費という数字にするところがミソ。

最後に決算書を見比べてみるってところがちょっとおもしろい。
利益(率)がぎりぎり赤にならないぐらいってのはかなり臭い。
会計操作の疑いあり。
今期利益が100万円でなんとか黒字キープって、100万円ぐらいだったら3月の費用を翌期につけかえるとか、4月の売上を今期につけかえるとかで、簡単にできてしまう。
こういうのをすぐに嗅ぎ分けるようになれればグー。






MAJOR 4 秋の大会 (4)

2007-11-26 06:40:35 | ★★★☆☆おもしろかった
MAJOR 4 秋の大会 (4) (My First WIDE) (コミック)
満田 拓也 (著)



場所:江東区図書館

合宿、川瀬涼子との出会い。
秋の大会。
1回戦は本牧、ブラックトライアングルと。
1点先行された最終回、バント攻勢で満塁、吾郎のホームランで勝利。
茂野と桃子急接近。
2回戦は戸塚西、フォークの球太と。
いきなり球太のホームランで先制される。
小森、バッティングの際にバランスをくずし左手負傷、センターに。
センターの沢村がピッチャー、吾郎がキャッチャー。
5-0、試合がこわれそうになるも、小森の好守備で持ち直す。

三国志 (23)

2007-11-25 11:09:17 | ★★★☆☆おもしろかった
三国志 (23) (文庫)
横山 光輝 (著)



場所:江東区図書館

魏、シバイの策で、5方面から蜀を攻める作戦。
1.鮮卑に北?から
2.南蛮のモウカクに南から
3.呉に東から
4.ジョウヨウのモウタツに漢中攻め
5.魏が北から
孔明、呉以外には対処済み、呉もその様子をみて蜀攻めは断念。
トウシが呉に使者として訪れ蜀と呉の同盟復活。
魏、船団を大増強して呉に襲い掛かる。
ソウヒ直々に出陣するも悪天候で船団は大損害、蜀が長安を狙うとの報も入り撤退を決意、そんな時、呉の大攻勢、魏は赤壁に次ぐ大敗。
モウカク、益州南方で反乱。
孔明、50万の大軍を動員して南方征伐。
益州の反乱は離間の計でさくっと平定。
七縦七擒のスタート。
本巻では1回目のキャッチアンドリリースまで。

サイボーグ009 (19)

2007-11-24 23:27:41 | ★★★☆☆おもしろかった
サイボーグ009 (19) (コミック)
石ノ森 章太郎 (著)



場所:江東区図書館

はるかな未来、人類は滅亡の危機。
過去への移民を企てた人たち、しかし亜時空空間に漂流してしまう。
そこから脱出を試みる強硬派と、人類の歴史に影響を与えるのは避けるべきだという穏健派が分裂。
強硬派はサイボーグ戦士達のいる現代にしばしば出現。
穏健派のサン・ジェルマン伯爵とサイボーグ戦士達が阻止するために戦い。

最終的に太古の時代に移民することに。
もしかしたらそれが過去の巨石文明とかオーパーツにつながっているのかも…


バガボンド―原作吉川英治「宮本武蔵」より (3)

2007-11-23 11:04:15 | ★★★☆☆おもしろかった
バガボンド―原作吉川英治「宮本武蔵」より (3) (コミック)
井上 雄彦 (著), 吉川 英治 (著)



場所:江東区図書館

新免武蔵は死んだ、宮本村の武蔵、宮本武蔵として生きよという沢庵。
4年度、武蔵21歳。
京都、吉岡へ行くのはやめろという通りがかりのスケベ、でも武蔵が身動きできないあいだに刀をあごのしたにつきつける強者。
スケベは吉岡当主の清十郎、朱美の元に通いつめる。
朱美の母お甲、そこには又八も。

吉岡道場に現れた武蔵、弟子を次々と5人屠る。
清十郎ふらりと現れ、目にも留まらぬ太刀筋で武蔵の額を割る。
ただ、武蔵との闘いは拒絶、再び色町へ。
武蔵の相手は伝七郎。
左肩を打つ武蔵、伝七郎の刀は武蔵の胸を割く。
武蔵に残るのはあと一太刀、伝七郎も左腕は死んでいる。
又八が吉岡の道場に忍び込み、酒飲んで火をつける?
吉岡道場火事、伝七郎は武蔵との勝負を預ける、再び会う日まで。

「旭山動物園」革命―夢を実現した復活プロジェクト

2007-11-22 08:37:05 | ★★★☆☆おもしろかった
「旭山動物園」革命―夢を実現した復活プロジェクト (角川oneテーマ21) (新書)
小菅 正夫 (著)



場所:江東区図書館

園長が書いた、旭山動物園の復活のお話。
ベンチマーク対象として旭山動物園を選びましたので読んでみることにしました。

ワンポイントガイドで直接的に客が増えたのではない。
次のステップに進むための材料が得られた。
飼育員と一般人の知識の差、大人と子どもでは知識にそれほど差がない、子どもがおもしろいことは大人もおもしろい、一般人は動物のどこに興味を示しどこに関心を示さないか。
直接的に対話しないと得られない情報、マーケティングそのもの。
それが後の施設作りにつながることに。

手書きポップ、飼育係の思いが伝わる、ちゃんとした作りの看板よりも客の目により留まるように。

14枚のスケッチのエピソード。
不遇の時代に理想の動物園を徹底的に議論し見える化。
市長交代のチャンスに熱い思いをぶつけ、予算獲得。
快進撃の始まり。
不遇の時代も、お金がないと考えずに、考える時間があると考える。
お金がついてから考えてもだめ。
考えていたところにお金がついてはじめて生きたお金が使える。

動物は棲み分ける、争わない。
技術は?

動物のありのままを伝える、老いも、事故等によるハンディキャップも、死も。
技術でそういうことはありか?
例えば失敗作の展示?

組織改革にスターはいらない。
柔道部時代のエピソード。
動物園でも目標と存在意義を共有していれば、あとは放任。
アイデアを考えたのに実行に移さない人を怒る。
生物の進化は数え切れない突然変異の失敗の中から。
とにかくやってみて失敗して先に進む。

展示にはこだわるが、見世物には走らない。
レッサーパンダがたつのは見世物。


思うことは、じっくりと考えて議論する時間というのが必要なんではないでしょうか。
客足が落ち込んだ不調の時期に、ちゃんと弾込めができていたからこそ、飛躍があったのではないか。
そう思います。
お金がないときでも、お金があったらこうするんだとか夢を描いておくことも大事ですね。

あと、弱みは考え方次第で強みになりうるのですね。
まさにSWOT分析。
常識的には弱みであっても、見方を変えたりとらえ方を変えたりすれば強みに転じることもあると。
斜面を利用した猿山なんてのは、この良い例です。


旭山動物園のつくり方

2007-11-21 09:39:28 | ★★★☆☆おもしろかった
旭山動物園のつくり方 (文春文庫PLUS) (文庫)
原子 禅 (著), 亀畑 清隆



場所:江東区図書館

ワンポイントガイドも稼働という面で見れば、これまで飼育という作業だけしていればよかったところに説明という新たな仕事が増えるわけで、当然にして反発があった。
旭山でも議論に半年かかった。
全員を説得できたのは少人数がゆえということも作用していたようだ。
少人数がゆえに粘り強く説得できたと。
飼育員の数が多い動物園だったら合意がとれたかどうか。
旭山でもとりあえずやってみようで実験的にスタート、ここでおそらくはお客さんからの良い反応が得られて恒久的な施策につながったのではと思われる。
それまでは飼育係員、ワンポイントガイド以降は飼育展示係員。
名前を変えることで、仕事が飼育だけでなく、展示、すなわち見せる伝えることも含むのだと明確化。
もちろん、コンテンツに自信があったことも大きな理由。
コンテンツすなわち動物はすごんいんだと、お客は動かないからつまらないというが、俺達飼育員は動物が本当はすごいということを知っていると。
心に秘めたこの思いがあるからこそ成功したのでしょう。

ないからできない、ではなく、やれることからやろうよ。
予算がないから手書きパネル。
きれいな看板と手書きパネルなら89割の人は手書きを見る。←ほんと?
情報の更新もすばやくできるというメリット。
来園者の反応をダイレクトにキャッチして手書きパネルに活かす、ソフト面でのノウハウの蓄積。
こういう施設だったらもっとお客さんに伝えられるのに。
動物園の理想像、14枚のスケッチへ。

行動展示。
従来の考え方は、実に来た人が見やすいことを念頭においた作り。
行動展示は動物がありのままの姿をさらけだすのはどのような状態かを考える。
動物は自分が有利な位置取りができればそこではリラックスして自然の姿をさらしてくれる。
ストレスも感じないので死角に入ることもない。
ひいてはお客さんが見やすい展示となると。

職員は旭川市の公務員、たまたま配属になった人も。
他の多くの動物園は班体制、旭山は担当制、一人が何種類かの動物を担当。
飼育舎の清掃、給餌、ワンポイントガイド、手書き看板まで全て。
6勤2休、休みの日は代番。
チームはうまくいかない(c)坂東
班体制は足並みをそろえる必要がある、新しいことに取り組むと出る杭は打たれる。
責任と裁量、チャレンジできる土壌。
プレゼンテーションの競い合い、担当以外でも俺ならこうやってやろう。
新しいプレゼンテーションもこっそりと考えて、試している。

動物は今いる環境が適していると感じなければ繁殖しない。
ここからは思い付きの雑談…
日本の研究者がなかなか交わらないのは、自信がないからかも。
アイデアが取られるかもしれないとの不安。
ここが快適になれば、アイデア同士がぶつかって新しいアイデア、すなわち繁殖がおこるのかも、と思ってみたり。
雑談終わり。

小菅園長と立松和平の対談も。





旭山動物園の奇跡

2007-11-20 10:43:09 | ★★★☆☆おもしろかった
旭山動物園の奇跡 (単行本)
SPA!編集部 (編集)



場所:江東区図書館

昭和42年7月1日開園。
円山動物園、おびひろ動物園に続いて道内3番目。
半年間雪に覆われる。
平成13年から11月~3月当期開園(11~14時)。
冬は-30度以下、夏は35度以上、寒暖差最大70度。
市営なので職員は公務員、市役所に採用されてから配属される人も。
最初はド素人集団、飼育の専門家などおらず。
動物の担当は自ら応募、複数者で担当、基本的に担当の動物の全責任を負う。
自由であるが故の責任、プロ意識。
50年代、客は純減、大型遊具でテコ入れするも客足が回復するのは一時的。
動物の珍しさがうすれる、他のレジャーも増加、動物園冬の時代。
議会にも金食い虫扱いされる。
リカバリー策を小菅さん中心に飼育係で模索。
月1回の勉強会⇒月2回⇒毎週⇒毎日。
三つの戦略。
・市民を味方に
・マスコミを味方に
・飼育係が打って出る
⇒ワンポイントガイド
通常は飼育係は飼育を、説明は学芸員か園長。
S61年開始、雨だろうがなんだろうが必ず続けることを飼育係同士で約束、一度休むと何かと理由をつけて休んでしまうことを危惧。
ただし、即効性はない、客足は伸びない。
満足度は回復しているとの自信、屁理屈?
看板は全て手書き、毎日更新。
H4年40万を割る、35.9万人。
動物園の存在意義とは?根源的な疑問を語り合う。
予算はつかない、菅野園長は次世代のメンバに動物園の将来像をまとめよと。
奇跡を起した14枚のスケッチ。
ほんとはもっとたくさん描いた?
予算度外視、あるべき姿を純粋に見える化。
動物のすばらしさを伝えその価値を共有し野生動物の保護を訴えかける。
それができるのが唯一動物園、動物園の存在理由。
それをベースに、動物がいかに快適に幸せに暮らせるか、その生き生きとした姿をいかにお客さんに見てもらうかを具体化、スケッチ。
H5年9月エキノコックス発症、隠さずに公表。
マスコミの誤解、風評被害で客は激減、途中閉園。
菅野園長が退職、小菅園長へ。
H6年30万を割り28.4万人。
あべさん絵本作家へ、小菅園長は送り出す時に3つの約束。
・有名になって講演会に呼ばれたら最低10回は旭山動物園と叫ぶ
・プロフィールには元旭山動物園飼育係と入れる
・小菅園長が頼む仕事は断らない
H7年28.2万人。
H8年26万人。
旭川市長交代、バブル崩壊でレジャー施設の誘致は困難、旭山動物園の再整備へ。
市長に呼ばれた小菅園長、スケッチを携え必死の説明。
H9年創立30周年、予算1億円、16年ぶりの予算獲得。
努力は報われないかもしれない。しかし、努力しなければ、絶対に何も生まれない。
こども牧場、ととりの村。
ととりの村、行動展示の原点、巨大な鳥かご、そこに人が入る。
いつでも飛んで逃げられるという安心感、人が近づいても逃げない鳥。
繁殖も盛んに。
年間パスポート導入、2回通えば元が取れる、リピーター増。
H9年前年比4.5万人増、30万人台回復、快進撃の始まり。
H10年、もうじゅう館、予算6億円、新設施設。
猫科の猛獣は昼寝ていてつまらない、寝ているライオンやヒョウをいかにおもしろく見せるか。
高い位置にいるのが安心するヒョウを下から見る。
お客さんをねこじゃらしにするライオン。
環境エンリッチメント、動物が本来もっている行動や生態を飼育環境下でも正しく整えられるよう、自然な飼育環境を再整備する取り組み。
H10年35.2万人。
H11年サル山新設、従来のすり鉢構造ではなく、木の上にいるサルを見上げる自然な形態。
H11年42.1万人。
マインドの変化、市も急増する客数に手ごたえ、さらに投資。
H12年ぺんぎん館。
従来はお客の見やすさで横長のプール、ペンギンが泳ぎやすい形とは?ペンギンは水の中を飛ぶ鳥、プールの中に水中トンネル、そこから飛び回るペンギンを見る。
施工に難あり、責任問題、動物園がとることで解決、通常の公共工事では考えられないこと。
H12年、50万人突破。
H13年、オランウータン空中運動場、17メートル高にはられたロープをわたるオランウータンを下から見上げる。
ロープの下には安全策なし、オランウータンは決して落ちないという確信。
H14年、ほっきょくぐま館、水族館にはできないことをやる。
くまからみてお客は自ら頭を出すアザラシ、それをめがけてプールに飛び込むほっきょくぐま。
H15年、新設施設なし、投資無しでも客はくるか?82.3万人、過去最高の伸び。
旭川市人口36万人、周辺をあわせて50万人、通常立地する年の周辺人口が年間入場してくれればできすぎ。
H16年、アザラシ館、マリンウェイ、円柱の水槽。
珍しい動物ではなく、あえて地元ではあたり前にみられるアザラシを見せることに意義。
H16年、オランウータンの室内展示施設も。
H16年7月8月上野動物園を抜く、9月100万人突破。
100Kmルール、動物園には100Km圏内からしかこない、全国からやってくる旭山動物園。
H16年140万人。
客だけでなく、動物園関係者、レジャー施設関係者の視察の連日。
マネされてもいい、ハードだけまねしても、ソフトまでは無理との自信。
飼育員、やったモン勝ちの文化、上司の許可を取らずにやる、責任は取る、園長に迷惑をかけられないというプレッシャー、放任主義。












三国志 (22)

2007-11-19 09:11:25 | ★★★☆☆おもしろかった
三国志 (22) (文庫)
横山 光輝 (著)



場所:江東区図書館

献帝ついに曹ヒに禅譲。
蜀では猟師の網に玉璽がかかり孔明の元に、孔明は劉備に皇帝即位をすすめる。
劉備拒絶するもこのままでは曹ヒを認めることになると孔明に諭され帝位に。
劉備、家臣の反対をおしとどめて呉征伐の布令、孔明以下主力は漢中の守りにおいていくことに。
流行り立つ張飛、部下に無理難題、とても達成できない部下は張飛の首を手土産に呉へ。
呉へ向かう劉備の元へ、関羽・張飛の息子達もはせ参じる。
蜀軍は連戦連勝、そんな中、黄忠が死亡。
関羽の仇も討たれ、張飛を殺した元部下も張飛の首とともに劉備の元に返され、張飛の仇も討たれた。
和平の絶好のタイミングにも関わらず、劉備は拒絶。
呉はリクソンを総司令とし全てを一任。
リクソンは守るのみ、蜀軍の挑発にはのらない、リクソンの部下はいらだつ。
蜀の水軍は下流へとどんどん攻め込み、戦線は延びきる。
馬良からその報を聞いた孔明、蜀軍はほろびると、敗退の際は白帝城へ劉備を入れろと馬良に。
リクソンはこの時を待っていた、のびきった蜀軍に一気に反転攻勢。
逃げる劉備、なんども討ち取られそうになりながら、ぎりぎりのところで孔明の指示を受けた趙雲が。
白帝城に攻め込まずに取って返すリクソン、魏が襲ってくることを予想、その予想は的中。
ジュシュで激突する魏と呉、魏軍は敗退し撤退。
白帝城に劉備を見舞う孔明、後事を孔明に託して劉備没。





サイボーグ009 (18)

2007-11-18 09:36:38 | ★★★☆☆おもしろかった
サイボーグ009 (18) (秋田文庫) (文庫)
石ノ森 章太郎 (著)



場所:江東区図書館

スター・マーメイド伝説編。

タイタニックの探索で深海を探っていたら、帆立貝(?)オバケみたいなものにすいこまれ、それが宇宙船で、遠い星につれていかれたサイボーグ戦士達。
のってたのは、その星の下の世界に1000年前に追放された上の世界の女王様。
1000年後の上の世界の住人は、下の世界の住人から逃げ回るだけの生活はいやだと反撃の機会をうかがっていた。
反撃は反撃を生むだけと諭す女王、拒絶する住人と女王に従う住人。
下の世界からの攻撃がはじまり…




サバイバルとしての金融―株価とは何か・企業買収は悪いことか

2007-11-17 08:08:51 | ★★★☆☆おもしろかった
サバイバルとしての金融―株価とは何か・企業買収は悪いことか (祥伝社新書) (新書)
岩崎 日出俊 (著)



場所:江東区図書館

良書かとおもいます。
かたよりなく淡々と市場にゆだねるべきことはゆだねるべきであることが書かれております。
市場も決して万能ではないが、他よりまし。
日本的経営を賛美する人がいたりしますが、往々にして経営者が自己保身のためのロジックとして使っておるものです。

心に残ったところをいくつか。

コングロマリット・ディスカウントという言葉を始めて目にしました。
持株会社(とはかぎりませんが)の下に、相互に関係のなさそうな業種をばらばらとぶら下げていたりすると、価値が低く評価されてしまうのだとか。
一頃は多角化なる言葉で賛美されていたものも、昨今はこういう見方をされるのですね。
コーポレート・マトリックスも古い考えなんだそうです。
金のなる木でもうけたキャッシュを問題児につっこんでスターにするっていうやつです。
もはや米国では通じないんだとか…

上記に対する反論として、GEのジャック・ウェルチが引き合いに出されます。
学者の間でも話題になったそうですが、現在での一般的見解は、ジャック・ウェルチは天才的なポートフォリオ・マネジャだったというところで落ち着いているとのこと。
要するに彼は特別であったと。
しかも、GEでは1位か2位に入れない業種は切り捨てています。
多角化経営でシナジーとか言ってる会社に限って、どの業種もぱっとしなかったりしますね;)

負債にも最適な比率というのがあるんですね。
無借金経営が一番優れていると思っていましたが違うのですね。
それはバッファを持ちすぎていて、目いっぱいパフォーマンスを上げている状態ではないと。
経営者にとっては、少々失敗しても大丈夫なわけで安心なのですが、株主から観たら不満の状態のようです。
これは目から鱗でした。

業績評価システム。
会社の方向性と従業員の方向性をすり合わせるにはこれしかない。
日本の会社はこれがどうもまずいようです。
これがちゃんとしていたら、人事に代表される間接部門はそんなに必要ではない。
すんごく興味あります、ここ。

収益の源泉は非透明性。
要するに値段がわからないこと。
だから儲かる。
さやが取れる。

グラスシーリング。
見えない天井。
日本の閉塞感の原因の一つはこれなんじゃないかなぁ。


のだめカンタービレ (14)

2007-11-16 10:11:06 | ★★★☆☆おもしろかった
のだめカンタービレ (14) (コミック)
二ノ宮 知子 (著)



場所:江東区図書館

ヘルプのチェレスタはのだめではなくルイに。
千秋のマルレ指揮デビュー、散々な結果、松田さん大笑い。
ルイ母現れルイは強制送還。
ヤキトリオ、黒木くんとポールのやりとりは漫才?
マルレのオーディションに誘う千秋。
ヤキトリオの室内楽はばっちり、ヤキトリオこれで解散もうたくさん(c)黒木
のだめのピアノはいい感じなんだけれども途中からいつものように…
でもトレビアン。
オクレール先生のすすめでピアノリサイタルをすることになったのだめ。