森元志乃 shino morimoto

ヴァイオリン弾きの吐息

夢を追う…

2006-08-10 16:15:17 | Weblog
近々 中学校の同窓会があります。
30年記念で 一学年全体でやることになったと 旧友から電話が…。
なにしろ クラス数が多いので 一学年となると とんでもないことに。
だから 今まではすべて クラス単位。
私はといえば 故郷に帰る タイミングも合わず
一度も 出席していません。

今度は 出るんだ☆

出席を告げたらすぐ 何人かの友人が電話をくれました。

不思議。
昔のまま。

「覚えててくれた?」なんて 会話なんだけど
30年… 昔のまま。

きっと きっと みんな いろんなことを 乗り越えてきているんだろうけど…。

本当に 楽しみです。
連絡取れなくて 気になっている 友人もいます。
来るかしら。

昔を振り返ることのできる 年になったんだな。

そう 何人かの友人の 現在を聞いたんだけど びっくり。
だって 中学時代の イメージのままの仕事に就いてる。
夢って 案外 叶うもんなんだなあって
暗い話ばかり 耳にしていたから
少し 幸せな気分になりました。

原爆二世の私が思うこと。

2006-08-06 16:16:03 | Weblog
固い話に なってしまいますが
今日は 原爆の日です。

父方の祖父は 直撃で亡くなりました。
他の祖父母も 父も 被爆者です。

小学校で受けた 原爆教育は
今思えば 問題になるのではと思えるくらい
強烈で 鮮烈なものでした。
お話も 映画も そして 広島平和記念資料館も
夢でうなされるほど 恐ろしいものでした。
「広島の女は嫁にもらうな」 そういわれていた時代を 知っています。

ただ 「戦争はいけないことです」 と 教えても
きっと こどもには伝わらないでしょう。
本来 人は 生き物で 生きるために 子孫を残すために 戦う本能を持っています。
身体に刻印されたものを 封じるためには
少々のストッパーでは 役に立たないのです。

ストッパーであるべきものが 失われつつあります。
愛や モラルや 責任感や 羞恥心や 誇りや…
痛み 恐れ 怖さ 悲しみ 寂しさ…

機密の漏洩にしても プールの事件にしても 監禁事件にしても 聖職者のわいせつ事件にしても
人としての尊厳は いったい どこにいってしまったのでしょう。

原爆記念式典をテレビで見ながら 少し これからを 憂えてしまったのでした。