原発とめろ!新橋アクションのブログ

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8・9ヒロシマ・ナガサキと福島をつなぐ全国統一行動・東京

2020年08月02日 | デモ

8・9ヒロシマ・ナガサキと福島をつなぐ全国統一行動・東京
トランプの核実験賛美声明撤回 改憲阻止
 渋谷デモに集まろう
◎2020年8月9日(SUN)17:00
◎代々木公園けやき並木(渋谷口)集合


 原爆投下から75年の8・6ヒロシマ、8・9ナガサキが近づいてきました。米トランプ大統領は7・16声明によって核兵器を全面肯定し実戦配備と使用に向かっています。安倍政権は「憲法改正は歴史的使命」として戦争のできる国への転換に向かう。世界を戦争ひきづりこむこうした動きを前に、「ヒロシマ・ナガサキを繰り返すな」は今叫ぶべき声です。
 コロナ禍によって広島・長崎に集まることが難しい状況もあり、全国統一行動という形でむしろ大きく声を上げたい。東京では8・9渋谷デモです。ぜひご参加ください。

◎トランプは7・16核実験賞賛声明を撤回せよ! 改憲阻止! ヒロシマ・ナガサキを繰り返すな
 米トランプ大統領による7・16声明を絶対に許すことはできません。75年前の1945年7月16日、アメリカで世界最初の核爆弾実験がニューメキシコ州のトリニティ・サイトにて行われました。今年、現地では75周年記念式典が開催され「核時代の幕を開き、世界を根本から変えた」(米軍ホワイトサンズ・ミサイル実験場トライビュラ司令官)と功績が讃えられ、これに合わせて米トランプ大統領は声明を発し「第二次大戦の終結を促し、世界の安定、科学の革新、経済的繁栄の時代を切り開いた」「素晴らしい偉業」と賞賛しました。
 これに対し日本原水爆被害者団体協議会(被団協)は翌17日、「腹の底からの怒り湧き上がる怒りを抑えることができません」と撤回を求める声明を発表。私たちの思いは全く同じです。この核実験を原点として、翌月の8・6広島−8・9長崎への原爆の実際の使用に至り、街を、家族を、仲間を、子どもたちを焼き尽くしました。その日、人々は全身に火傷を追いながら、水を求め、家族を探し、呻き叫ぶ地獄の中にいました。当時21万人もの命を奪い、そして今も奪い続けている。だからこそ原爆投下の日は、世界から核兵器をなくすために被爆者とともに日本全国が原爆被害者を悼み、また声を上げる日となり続けています。アメリカでは賞賛の式典が開かれるこの真逆の現実はなんなのか。核廃絶の願いのすべてを否定するこのトランプ声明は絶対に許されるものではありません。
 今回の声明は、アメリカ政府が核兵器を「抑止力」ではなく実践的な兵器としてより露骨に位置付ける戦争を始めようとする文脈で発せられたものです。アメリカは米露の中距離核戦力(INF)廃棄条約から脱退し、条約は昨年失効。唯一残る核軍縮条約である新戦略兵器削減条約(新START)は来年2月に期限が切れるが延長に消極姿勢。核実験は再開され、小型の「使える核兵器」の開発も進める。世界的な恐慌への突入、新型コロナ感染症をも契機に米中関係はさらに対立を深めている。「ヒロシマのようにしてやる」と劣化ウラン弾を使用したイラク戦争のような戦争を繰り返し、また大規模化し拡大していく態度は鮮明だと言わなければなりません。トランプは露中に対して「核軍縮に協力を」と述べたと言われているが、どの口が言っているのか! 
 日本の安倍政権は、このトランプ声明に対して抗議の一つも発しないまま広島・長崎の現地に入り、祈念式典で何を話すというのか。むしろ改憲と「敵基地攻撃能力の保有」へと転換を宣言した安倍首相とともに平和を祈願することなど到底できない。私たちは改めて、「ヒロシマ・ナガサキを繰り返すな!」と声を上げるとともに、トランプ声明の撤回、改憲阻止を掲げて、被爆者とともに声を上げたいと思います。

◎被爆者とともに声をあげよう
 75年たった今も、問題は何一つ解決していません。7月29日、広島地裁において、原爆直後に放射性物質を含む「黒い雨」によって被曝・健康被害を受けたと84人が提訴していた裁判で、全員を被爆者として認定する画期的判決がくだされました。被爆者は内部被曝という形で放射性物質を体内に取り込んだまま、今も原爆の火に焼かれ続けている。いつ病を発症するかという不安や仲間の死を抱え続ける被爆者の75年。その間、日本政府は被爆者認定を最小限に抑えて医療的保障からも戦争責任からも逃げ続けてきたのです
 日本政府自らが起こした戦争の責任を追及する闘いを、被爆者とともにやり抜くことこそが、戦争を止め、核兵器をなくしていくために最も大事な闘いだということです。

◎フクシマを繰り返すな! 原発なくせ
 こうした日本政府の姿勢は、3・11福島第一原発事故にも完全に引き継がれています。現在、福島の小児甲状腺がんは200人以上を数え、子どもたちは病気と闘い続けている。しかし国は「甲状腺がんは増えていない」(安倍首相)と言い、福島県は「原発事故の影響とは言えない」と因果関係を否定し責任から逃げ続けている。子どもたちの病気も直せないのに何が原発再稼働か! 
 今求められているのは、75年を闘い続けてきたヒロシマ・ナガサキ(さらにはビキニ事件)の被爆者たちの闘いに合流し、福島の子どもたちの健康被害の責任を追及する闘いです。それこそが反核・反原発運動の最も大事な課題です。ヒロシマ・ナガサキを経験した日本の私たちこそが、ヒロシマ・ナガサキ、ビキニ、フクシマを繰り返すなと声を上げるときです。

◎新型コロナ感染症の中でこそ闘おう 今が戦争を止める正念場
 新型コロナ感染症を契機に「会社が減益だから」と減給、解雇、ボーナスカットが横行しています。しかし恐慌と経済的閉塞から戦争の道へと向かった歴史を見るならば、今こそ声を上げる時です。新型コロナによって、社会が成り立たないほど破壊されていたことが明らかになりました。労使協調ムードを超えて、私たちこそが職場を動かし、社会を動かしているという誇りを取り戻し、労働組合こそが先頭に立って闘う時です。
 感染対策をしっかりと取りながら、決然と行動に立ち上がろうと訴えます。


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