今回はこのブログを書き始めてから初めてリアルタイムな投稿を試みます。
といってもこの連休+週末を利用して行っていた お裁縫(いえ、工作)の報告です。
ちょっと気合を入れて一部始終を書いて見ます。
発端は前にお見せしましたこの写真
田植えの情景をなんとかものにすることが出来ないかと考えました。
田んぼの情景については古くは 坂本衛 様 の「摂津鉄道」に始まり、
多くの方々が行ってこられました。
ボール紙にミシンで縫うという方法を実践できないかと考えました。
ミシン・・・・ これはあるにはあるのですが、
変な使い方をして壊しでもした日には・・・、家内に申し訳が立ちません。
ここは、手縫いで行うことにしました。
まずは試作をして見ます。
生まれて初めて、手芸店に行き、奥様方の冷たい視線を浴びながら緑の糸を買ってまいりました。
用紙はボール紙でなくクラフト紙、あらかじめ、待ち針で穴をあけておきます。
次に手縫いでこんな感じに
縫い終わったら、裏面をゴム系のボンドで固めてから
表の輪の部分を裁縫バサミで、チョキチョキと切ります。
こんな感じかな、といつもの遊びに走ります。
「よーし、いけそうだぞ」
ということで田んぼの作成地は以前からホッテアルこの棚田
まず田んぼの型紙を取ります。
型紙はそのまま田んぼになっていただきます。
まずこの絵の具で色塗りです。
塗りあがりはこの程度です。
かなりいい加減に塗っています。
黒~こげ茶~茶の順番に薄く溶いた絵の具をばさばさ置いただけです。
そして手縫いです。
4枚縫わなければならないのに1枚でも指が痛くなります。
やはりミシンでやるのが正当ですね。
ここで大きな失敗をします。
裏面に塗る「のり」をその場にあった文房具の水のりでやってしまいました。
結果は無残にも、表までのりが染み出し、稲として立っていただく部分も
しっかり接着、無理やり切り裂いたのがこちら
見るも無残なこの姿、とても使えません。
ここであることが思い浮かびます。
表側の糸を浮かせてやれば・・・・、
竹串・・・・・太い
楊枝・・・・まだ太い
綿棒の軸・・・・これしかないので仕方ない
(本当は1mmのプラ丸棒があればたぶん最適です。)
こんな風に巻き込みながら縫っていきます。(手縫いでよかった)
結果はこちら
結構いい感じかなと・・・・・・・
ここでまた不安が頭をよぎります。
田植えの田んぼだよな~、水が張ってあるんだよな~
ここに水を流したら、前の小川みたいにみんな稲のところに吸い上げられるだろうな~
無い頭を絞ります。いえ、作業を放棄しておせんべいを食べています。
ふと、包装の袋が目に留まります。
これを貼ったら、水の表面に見えないかな、早速実験です。
袋を先ほどの台紙に透明のゴム系接着剤で貼って見ました。
のりが一様に塗れなかったので、しわがよってしまいましたがここは妥協します。
前回と同じように縫ってみました。
いい感じかなとまた遊んでしまいます。
しかし、「まだなんかな~」と思い始めます。
田植えにしては稲が立派に育ちすぎています。
ここで家内が登場、
「おとうさん、何やってるの、わ、かわいい・・・・」などなどの会話がありまして
「稲がね、育ちすぎちゃったんだよ」と件のお話をしますと
家内 「お父さん糸何本通した?」
夏風 「へ!」
家内 「だから何本通したのよ」
夏風 「折り返すから2本に決まってるじゃない」
家内 「そうじゃないの、糸を折り返すとき、片方はこうして針のそばで止めておくの、そうすれば糸は1本だけ通せるの」
夏風 「は!、ははあ~」
このときは女神様に見えました。
ようやく出来ました。
早速棚田のところに貼り付けて
いい感じです。気をよくしてアップでも撮影します。
棚田の造成が2007年の4月です。
ずいぶん長い時間がかかりましたがようやく棚田に田植えの日が訪れました。
そういえば八十八夜も過ぎ、ちょうど田植えの季節です。
この連休最大の目玉でした。
(写真はクリックしていただくと大きくなります。)
次回からはまた、以前のお話に戻ります。