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Progress

日々一歩ずつ前に進むために書き綴ろう…。自分の中のちょっとした変化を大切に…。

絵本

2007-08-06 04:34:40 | 教育





書店をフラッと歩いていると、1冊の絵本が目に留まりました。

その1冊とは「木を植えた男」…大学時代、青年心理学の講義だったと思いますが、
その講義内で読む機会がありました。

そのとき、この年齢になってもまだ絵本から学ぶことがいろいろとあるものなん
だなぁ…と感心したのを今でも覚えています。


そんな大人でも学ぶ機会となる絵本は、子どもの情操教育にはなくてはならない
ものでしょう。

実際、書かれている内容から社会の現実を知っていく、また社会の中で生きてい
く知恵や倫理観を学んでいくのはもちろんですが、親が子どもと寄り添うことで、
そこに安心感を得、自分の学びに集中できるという効果があります。

子どもが字も全く分からないのに、そらで絵本の文を言うことができることがあ
りますが、それは上述した安心感から本来子どもが持っている探究心を発揮しや
すい環境を保障することとなり、集中して聞き入ることができるからだと思いま
す。

また、そうした経験の積み重ねが、成長したときの変化に大きな影響があること
は心理学の調査でも分かっていることです。

問題行動を起こす子どもの多くは、こうした幼い頃の親から得る安心感を経験し
てこなかったケースがデータ的に多いようですから…。


今の世の中では、テレビなどからの情報が多いために、それがかえって本来必要
な子どもとのアタッチメントなどが欠落しているもしくは希薄になっていること
が多いように思います。

共働きや核家族化が進む昨今ではますますそのような子どもたちが親の愛情を感
じる場面が少なくなりますから、子どもたちの新しい可能性を追求する探究心の
芽を摘むことにもなりかねません。

ですから夜寝るときだけでも構いません、こどもに寄り添って絵本を読み聞かせ
ることをしてみませんか?

読み聞かせとそのときの親子の目と目の会話がきっと子どもたちを豊かに育てる
ことでしょう。

また大人のなった方も改めて読み直すことで、絵本に書かれている世界観から現
実社会を見直してみるのもいいのかもしれませんね。

11 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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絵本 ()
2007-08-06 12:55:44
で私の記憶によく残っているのは『ぐりとぐら』ですかね…

大きな卵で大きなカステラを作ってみんなで食べて、その殻を車に…いま思えばあり得ないお話ですけど、夢がありましたよね。

親子間のコミュニケーションとしても大事ですけど、そんな子どもたちに夢を与えてくれるという意味で絵本はいつまでも大切にしていたいですよね。
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安心感たっぷりの (アラヤシキ・ツネ)
2007-08-06 13:52:03
永遠のベストセラー「木を植えた男」、
大好きな絵本のひとつです♪
コロンさんは
大学時代に読んでおられたのですね。

>幼い頃の親から得る安心感

脳科学者・茂木健一郎さんがよく言われる
「安全基地」がまさにこれですよね?
これは後々の人格形成に大きく影響すると
思います。

安心感たっぷりのコロンさんブログでした♪
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大好き・・絵本! ()
2007-08-06 14:50:48
昨日たまたまTV「情熱大陸」で、絵本作家、中川ひろたかさんに密着でした。

私も絵本大好き人間でして・・絵本のことなら何でも聞いてください!

そういえば、出産祝いは、たいてい絵本を贈っています。

「木」が主人公の絵本には、考えさせられるものが多いですね。
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追伸 ()
2007-08-06 14:53:57
故、河合先生が大人に捧げる絵本として、ジミーという、確か韓国人だったと思うのですが、その人の絵本をあげていました。全部、図書館で借りましたが、確かに、ストレスの多い大人に読んで欲しくなるようなお話でした。おすすめです。
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舞さんの (コロン)
2007-08-06 18:20:52
思い出の絵本というのは『ぐりとぐら』でっすか…私もその絵本はよく読みましたね。

あの黄金色にふんわりと焼けたカステラがどんなに食べたかったか(笑)

そんなちょっとした絵本の一コマには、ほのぼのとしたファンタジーがありますよね。子供心にそんなところに惹かれてますます実社会へ夢と希望を膨らませる…そんなことがあったように思います。

いまだからこそ絵本は読み直したい…そんな気がしますね。
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ツネさん、 (コロン)
2007-08-06 18:33:50
いつもコメントありがとうございます。
『アラヤシキ・ツネと松本智三郎 二人展』の成功をお祈りしております。

ところで、ツネさんもお好きでしたか、「木を植えた男」…実は恥ずかしながら、私は大学時代のその講義で初めて知ったんですよ。でもその作品に初めて触れたときの感慨深さは今でも忘れられませんね。

また、
>幼い頃の親から得る安心感
という言葉は、確かに茂木先生のいう「安全基地」と同じことを言っています。

ただ、今、学校の進退がかかっている生徒や辞めようとしている生徒と関わっていると(実際ここ1週間、三者懇談や家庭訪問を繰り返しやっています。他のクラスの生徒さんですが…職責上関わっているのが実際です)、この親から得る安心感がまさに欠落しているケースが多いんですね。

そこで感じた思いと絵本とがどうしても重なって…それが今回のブログの日記になったのが正直なところです。

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菫さんは (コロン)
2007-08-06 18:40:37
絵本がお好きなんですか…なんとなく分かるような気がします。

最近は絵が飛び出すものが主流になってきていて、大人でも楽しめる…というのが売りになってきていますよね。

そのような精巧な絵本もいいのですが、私はやはりそこに子どもがホッとするような、心温まる作品が好きですね。

昔は、かこさとしさんの絵本をよく読んでいました。また、『スイミー』などの外国絵本も好きでしたね…。

今でもときどき絵本を読んでみたい…なんて衝動に駆られることもありますし、そのときは菫さんにお勧めの本を伺いますね。
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こんにちは! (風待人)
2007-08-08 17:25:28
今家族で夏休みのお出かけ中です。



昨日、こどもと一緒に鎌倉文学館に行きました。

夏休み中は、こどもの本を取り上げていて

今年は中川さんです。

一階の図書コーナーではオススメの本や絵本を

読むことができます!



素敵な洋館からは海を眺めることができます…

「木を植えた人」はカナダの方でしたかしら?



アニメ作品になっていたような…(もしかしたら…別のかもしれません)
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風待人さん、 (コロン)
2007-08-09 05:56:38
こんにちは。今ご家族でおでかけなんですか…それで3日間、PCがないのですね。納得…。
家族旅行、楽しんできてくださいね!!

鎌倉文学館ですか…いいですね。
中川さんはいつだったか、ネットサーフィンをしていて知ったのですが、なかなか素晴らしい作品を作られているようですね。kirikou君もきっと喜んだことでしょう。

『木を植えた男』は風待人さんの言うとおり、アニメにもなっていますよ。こちらも見ましたが、なかなかよいですよ。

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おはようございます (とし)
2007-08-09 08:26:07
ちょっとおのろけのエントリーなんかに,コメントありがとうございました(笑)
本日,午前中休暇を取りました。主人があんなこんななので。姑も調子悪いしね。

私は,理科の係はしておりますが,「小学校教員」が本職なので,結局「何でも屋さん」です。

油彩が好きだし,ピアノやフルートも奏する。ブログでエントリするような,ガチガチの教育論・心理学論・物理学論等々理論ものも好きだけれど,…ほんとは絵本やポエムが大好き。

感性。私が携わっているのは,嬉々として,あっかるーーい笑顔の子ども達だから(^-^)

過去のログから,絵本関係の駄文を思いつくままご紹介・・(笑)
http://lhaca.seesaa.net/article/10664421.html
http://lhaca.seesaa.net/article/20654338.html
http://lhaca.seesaa.net/article/26558492.html
でね,とちぎにも,こんな絵本作家さんがいらっしゃるんですよヽ(*^^*)。
http://lhaca.seesaa.net/article/21200529.html

で,TBもさせて頂きますね。成功するかな。

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