椎名純平BLOG
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Weblog / 2011-01-25 22:18:07
小沼ようすけ君とのツアーを終え、無事帰って来た。

たった4日のツアー、移動日を入れても6日間なのに、帰って来た家はなんだか自分のものではないようで、不思議な感覚。

今日一日は、洗濯にクリーニングに片付けに…と、身の回りの細々をちょこちょこやるうちに過ぎていった。


ともあれ。
先ずは倉敷のことを…

お伝えしていた通り、今回僕は公私とも初めての岡山、初めての倉敷だった。

残念ながら観光したり街をぶらぶらしたりする時間はなかったのだけれど、軽くジョギングしながらあちこちをチラチラ見た感じ、或いは地元の方とお話した感触で言うと、気候や食物、水などに恵まれた豊かな土地なんだろうな…と感じた。


そうそう、今回のツアーを通じて、歴史を大切にしている街はやはり重みが違うと思ったな。
歴史は地層のように、あるいは撮りためた写真のように積み重なっていく。
人は生き死にモノは痛み壊れ腐り朽ちてゆく。
だから、その全てを残す訳にはいかないのは理解できるけれど、しかるべきものをしかるべきやり方できっちり後世に受け継いでいる街は、凜として美しいよね。


演奏の方は、ツアー最終日ということで今回の集大成的なものがお見せ出来た…と思う。

ジャズを大黒柱に据えつつ、ソウル、70年代ポップス、R&B、ヒップホップ等を構造体にした気楽な小屋を建て、そこでお客さんと会話する…
今思えば、このツアーで二人はそういう演奏をしていた。

門構えが重厚な、一見さんお断りの建物ではなく、かと言って公園のベンチほど粗末なものでもない。

一段上から何かを教示する、というスタンスではなく、ざっくりした小屋で同じ目線で語り合う。

dezille brothersとはまた違ったスタンス。
小沼くんとでしか得られない感触。

思うところの多い、有意義なツアーだった。

また、やりたいな。


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Weblog / 2011-01-23 15:02:17
いま、岡山へ向かう車中でこれを書いています。
ガタガタ揺れる中でケータイ打っているので、微妙に酔いそう…。

昨夜は初めての山口初めての下関。
そして小沼くんとのツアーは三日目。

“初めて”と“慣れ”が交錯して、ツアーってのは面白いものです。

お邪魔した“BILLIE”というお店は、食事がサイコー、出演者のセレクションが面白い(元くんとかJAMもよく出てるみたい)、オーナーさんの女性が面白い…、と、素晴らしい場所でしたよ。

お客さんも、その三拍子を愛する常連さんが多いようで、一番びっくりしたのが、三世代(娘さん、お母さん、おばあちゃん)で仲良くいらしてるお客さんがいたこと。(笑)


ともあれ、見に来てくれた皆さん、スタッフの皆さん、ありがとう。

また会いに来ます。


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Weblog / 2011-01-22 00:54:42

広島Speak Low公演、無事終了しました。

来てくださった皆さん、どうもありがとう。
楽しんで頂けたかしら!?

今日は大阪からの移動であれこれと予定が押した関係で、なんとお店の開場時間に僕らが現地入り…という面白い事態に(笑)
お客さんが入り始めている中であたふたと楽器をセッティングし、僕は恒例のジョギングへ。
平和記念公園の周りをぐるっと回ったのですが、ちょうど原爆ドームがライトアップされていて、思わずささっと黙祷を…
いつか原爆資料館にも行かないと。
今回は…無理そうだ…
結局プライベートで来ないと無理かもなぁ。

話を戻すと、そういう事態だったため、急遽ファーストステージを小沼くんひとりでやってもらうことに。
その間に僕はジョギングして身体ほぐして発声やって…で、何とかセカンドに間に合わせました。
これもツアーならではの思い出(笑)。

そうそう。
Speak Lowのスタッフはみんな若いのに、それでいてご飯は美味だったし音も良かったし、応援したくなる店でした。
スタッフのみんなもありがとう。
また来ます。

さて、明日は下関。
明日もまた、何かしらアクシデントがあるだろうなぁ。
何が起こるかなぁ。







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Weblog / 2011-01-21 05:56:21
いま、午前5時半。

明日は10時起きだから早く寝たいのだけれど、うまく寝付けずこれを書いています。

ミスターケリーズでのツアー初日、今日は小沼くんとのデュオが魔法のようにハマる場面が多かった。
ちょっと怖いくらい。

いくつか外した(苦笑)場面も含めて、音楽のイキモノ感を存分にお見せできたと思う。


どっかの蝶の羽ばたきが起こした微細な空気の動きが、遥か離れた土地の気象に影響を与える…っていう話がありますよね。

バタフライ効果…って言ったかな…
(調べもせずに書いてごめんなさい)

二人のセッションって、そんな感じなんです。

ある曲の中で出た小さなきっかけが、別の曲のモチーフのヒントになったり、なんなら喋った内容テンションだって影響するし。


いやライブなんてそういうもんでしょ?
まぁそうなんだけど。


今日のステージは、当然明日のステージの出発点であり、反面教師であり(笑)

ふたりとも、ベテランのショーのような
「MCの内容まで毎日同じ、安定感抜群のステージ」
をやるようなタイプではないので、明日は今日と全く違う色合いのステージになると思う。

この4日間のステージで共通してるのは、曲目だけ。

今日僕らのステージを観て、お気に召した方は、あと三公演ご覧になっても、決して損はしないと思います。

追っかけて、みちゃう?


ともあれ、今日来てくれた皆さん、ありがとう。

そして、素敵なチーム、ミスターケリーズの皆さん、ありがとう。

次はマイダーツ?


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Weblog / 2011-01-16 19:38:01

えぇと、しつこいですが…
小沼ようすけ君と回る西日本ツアーの告知をもう一度…

01/20 Thu 大阪/ミスター・ケリーズ
◎ 小沼ようすけ feat. 椎名純平
出演: 小沼ようすけ(g)、椎名純平(vo, key)
入替制 1st OPEN/ 17:30 START/ 19:00
2nd OPEN/20:45 START/21:30
CHARGE/ 1ステージのみ¥4,200、通し¥6,300
問: 06-6342-5821

01/21 Fri 広島/Speak Low
◎ 小沼ようすけ feat. 椎名純平
出演: 小沼ようすけ(g)、椎名純平(vo, key)
OPEN/ 17:30 START/ 18:30
CHARGE/ テーブル席¥6,000 立見席¥4,000
問: 082-545-3960

01/22 Sat 下関/Billie
◎ 小沼ようすけ feat. 椎名純平
出演: 小沼ようすけ(g)、椎名純平(vo, key)
OPEN/ 18:00 START/ 19:00
CHARGE/ 前売り¥4,500 ディナー付¥6,000
問: 083-263-6555

01/23 Sun 倉敷/shuby
◎ 小沼ようすけ feat. 椎名純平
出演: 小沼ようすけ(g)、椎名純平(vo, key)
OPEN/18:30 START/19:30
CHARGE/ 前売り¥4,500 当日¥5,000
問: 086-434-8155


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Weblog / 2011-01-16 19:17:10
ごめんください。
いや違う。
ようこそ当ブログへおいでくださいました。

いやぁ、まさか僕がこんなペースでブログを書くとは…。

以下、ぐだぐだ書き連ねていることは、作曲の過程で浮かび上がった諸々の一部、すなわち昨日の続きです。
曲を作るにあたって、アタマの中を整理しようとあれこれ考えているうちに、思わぬ方向にぴょんぴょん飛んでいく、その記録です。

読んで頂ければお分かりの通り、あるアーティストを批判する形になってはいますが、しかしその批判の矛先は同時に僕自身にも向けられています。
いささか高圧的な物言いなのは、たぶんそのせいです。

今日も無駄に長い文ではございますが、最後までお付き合い頂ければ幸甚です…

では…



最近…というかここ数年、黒人音楽界では60~80年代のサウンドデザインをまんま引用するのが流行ってますね。

挙げてくとキリがないけど、ラファエル・サディークのと、ルーツとジョン・レジェンドがやってる辺りを頂点とする流れ…と、ここでは捉えておきます。

これらの作品、皆さんどう思ってます?

僕は…どう言うのかな…好きだけど、認めたくないんすよね、ああいう流れ。

確かに、60年代なり70年代的な音にくるまれた彼らの歌声は素敵だけど、やってることはただのリメイクじゃないか、焼き直しじゃないか、と思ってしまうのです。

それじゃあ、音楽は停滞してしまうじゃないか、と。

昨日、僕は
“センパイ方から受け取ったものをどなたかに渡す”
と書きました。
“これから自分が書く曲には、自分のノミ跡を残したくない”
とも。

もしかしたら、彼らもそういう心積もりなのかもしれない。
でもね。


ノミ跡を残さないように細心の注意を払っても、尚且つ残ってしまう何か。
すなわち、ギリギリのところでかいま見える個性。

或いは…
どんなに忠実に原典を引用しても、そこにどうしても転写されてしまうモダンな息吹。

…そういう微かな個性、現代性すら、彼らの音楽には感じられなかった。
「いまの音楽を聴いてるんだ」
っていうスリルや必然性は一切感じられなかった。
既聴感バリバリ。

この辺りの僕の言い掛かりはかなり微妙です。
でも、僕の中ではハッキリ差があります。
例えるなら、サッカーやバスケ等団体競技の“個人技”と“エゴイスティックなプレー”の差…のような感じでしょうか。

そういうセンスにこそ長けているはずのラファエル・サディークやルーツが、余りにも“そのまんま”に“リメイク”をやってしまっている…
僕にはそう見えるんです。

ああいう音楽だったら、広いアメリカなら地方のバーで演奏するバンドだって、充分上手くやるんじゃないのか。
それを、ラファエル・サディークが、ルーツがやらなくたって…。

まぁ、アメリカにはアメリカの事情があるんでしょう。
日本までは届いて来ないような微妙な時代の気分が、彼らをそこへ導いたのかも知れない。

でも。
なんだか釈然としないな。


その点、僕はディアンジェロのセンスには期待してしまいます。

彼が凄さは(全てのイノベイターがそうであるように)、既聴感がありながら、しかし今までどこにもなかった音楽を奏でた…というところに尽きると思います。
ソウル~R&Bという、まぁ言っちゃえば“ザ・既聴感こそが売りの音楽”の中で、彼は妖しい色を目一杯放ちました。


ミュージシャンなら誰しも、脳内に“音符以前の音”“言葉以前の言葉”が鳴り響いているものですが、それを安易に既知のフレーズに回収するのではなく、脳に忠実に従っている…僕にはそう思えます。
あまり使いたくない言葉ですが“天才”だと思います。


彼のフォロワーは沢山現れましたが(僕も…)ついに彼を越える人は出現しませんでした。

彼と、そのフォロワーを分かつ分水嶺はどこだったのか?

全ては、脳内の出発点にあったと僕は思っています。

ディアンジェロは、彼の脳内イメージを音にした。
フォロワーは、それを音符的に後追いした。

「なんだ、それだけのことか」

そうだと思います。


“脳内イメージだだ漏れ”界にはプリンスという大センパイがいますが、彼も近作ではセルフコピー的な作風ですから(それはそれでサイコーだが)、どうしてもディアンジェロには過剰なまでの期待をしてしまいます。

さぁ、何が出るかな…

ディアンジェロも、こういう期待をビシビシ感じてるから、余計にリリースが延びてるんだろうなぁ…


…だいいち、僕だって表現者の端くれ。
人に文句つけてる間があんなら、曲作れよ。

はい。


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Weblog / 2011-01-15 16:59:44
へっへへ。

毎日のブログ更新。
どうしちゃったんだろ。

曲がなかなか形にならないもどかしさをブログにぶつけても、ね…。

という訳で今宵も作曲の話をひとつ…。


僕の中のイメージでは、作曲って彫刻に近いです。
(彫刻、やったことないけど…)

岩を拾って来て、それを削って削って…。
ただ、一度削り過ぎたらハイおしまいよ…ではなく、新たなパーツを付け足す事が出来るから、ピッタリ彫刻かっつうとまた違うかな。

ま、ともあれ彫刻だってことにして、今はどういう状態かと言えば、岩場に来て、無数の岩をぼんやり眺めているのだよ。

あぁつまり、頭の中にある“曲の素”を取り出してみて、ピンと来るものがないか探している状態ね。

よっぽど“来る”モチーフでないと、なかなか“曲”としてはまとまらない。
彫刻例え生かしで言うと、イイ岩を探し出す事が何より大事。

「この雰囲気、まあまあ悪くないな」
なんていう軽いモチベーションだと、曲になってくれないんです僕の場合。

「あぁこの岩サルみたいな顔してるから、サラっとサルに仕上げてみるべ」
とはなかなか行かないのです…


生き残る曲って、メロディと歌詞とアレンジとが出合い頭に衝突するみたいに突然完成するのだよね。
パキーン!と脳内で固まって、後はその設計図通りに機械的に組み上げるだけ。

ホントなんだから、これ。

機械的に組み上げるっつっても、あちこちのバリにヤスリ掛けたり、合わない部品にパテ盛ったり…いや彫刻例えだった、岩をノミでトンカンであるからして、それはそれで色々タイヘンなのだが、方向がハッキリしてるから苦にならないんだな。


岩探しってことで言うと、その日の気分で同じ岩が違って見えたりするからまたやっかい(面白い)。

朝日に輝く岩を見て
「おぉ」
と盛り上がったり。

逆に、満月に照らされて幻想的に見えた岩が、夜が明けて太陽にさらされたら、たいしたことなかったり。

Aっていう岩とBっていう岩を削り始めて、ふとCっていう岩を見たら
「あ、これだ探してたのは」
とかねぇ。


いま、ひとつ目を付けている岩があって、上手く行けば結構イイ感じに仕上がるはず…と睨んでおります。
今回は、ノミ跡が見えないような、流麗な曲にしたいのです。


いや所詮曲なんて“サングラス”の所産であってね、僕の手柄なんてわずかだ、と思うのね最近。
ノミの跡をこれみよがしに見せつけてもしゃあないよな、と。


僕が頂いて来たものを、今度はどなたかにお渡しする。

音楽家のオシゴトってのも、やっぱりそれに尽きるのかな、と、僕は思います。

そもそも脳内の岩にしたって、センパイ方からの頂き物。
それを上手~く仕上げたらセンパイ含めた皆の手柄。
しくじったら僕のミス。


…なぁんてことを思いながら、今夜もひとり岩山に詰めております。
っちゅう話でした。

岩山、寒いのよ
寂しいのよ
でも、やめられないのよ

最後までご静聴ありがとうございました。


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Weblog / 2011-01-15 02:45:34
まぁ僕などは職業柄サングラスなど掛けたりすることもあるわけです。

と言っても今どきはアレですね、別に芸能人やらミュージシャンでなくても掛けますか、サングラス。

サングラス。
掛けた瞬間は
「うっ、暗い…見えにくいぞ。カッコつけるのもイノチガケだなぁしかし」
などと心中ひそかにうろたえたりするもんですが、直ぐにその暗さに慣れちまいますね。

んで、いつしかサングラスの存在を忘れてしばらく過ごし、ふと外してみるとびっくりしたりする。
世界の色鮮やかさにその輝きに。

「あぁ普段ぼんやり見ている風景っちゅうもんは、こんなにもキラキラして、こんなにもカラフルであったのか」
と、ちょいと感動したりする。
心中ひそやかに。


…お察しの通り、ここまでウダウダ書いてきたのはいわば話の“枕”であります。
サングラスはやっぱりレイバンいや云々…っていう展開ではなく、僕らが意識的に或いは無意識に掛けている“サングラス”の話を、少しばかり。


ときどき言われますね。
僕らのモノの見方は多かれ少なかれ偏っている。
言わばサングラス越しに見ているようなものだ、と。

確かにそうです。
例えば僕は、日本人というサングラス、1974年生まれというサングラス、埼玉県生まれで静岡と福岡で着色したサングラス、両親の、兄弟の、通った学校の、担任の、悪い友人の、尊敬しているミュージシャンの、音楽やら政治やらの評論家の…とまぁ無数の“サングラス”を掛けています。

皆さんも、そうですよね?

友人や両親や恋人やタレントなんかの口調や文体が移ったり…なんてのは、まさにそうです。
言葉は思想そのもの。
まぁよく言われた話ですが、事あるごとに“ウザイ”等と吐き捨てるガキんちょの目には世界は“ウザイ”と“ウザくない”ものしか存在しない訳で。

話がそれた。
とにかく、そういう“サングラス”に染められた風景を、僕らはそれぞれ見ている訳です。
んで、普段僕らは“サングラス”の存在をあまり意識していないけど、不意に外れたりすると少なからず驚く。


あぁ、イイ例えが見つからないですが、そう例えば世界地図。
日本中心で描かれているそれが当たり前だと思っていたところに、例の大西洋を中心とした地図を見せられて、驚きませんでした?
これはつまり、日本人が掛けている“サングラス”ですよね。


敢えて自ら掛けるサングラスもあるかもしれない。

政治のことはよく分からないし、勉強する時間はないから、あの政治家/政治評論家の言うことを信じてみるか…

パチンコ競輪競馬その他ギャンブル諸々…やってみたら凄く楽しいんだろうけど、ハマると怖いからやめておこう

などなど…


まぁとにかくそういう訳で、僕らは様々な理由やルーツに因って“サングラス”を掛けている。

んで、ここからが大事なんですが、それに対して世間一般では
「そのサングラスは外したまえ」
っていう話が多い気がするんですね。

例えば
「欧米ではこうなのに、日本では…」
っていう物言い。
いや、事実そうであって、改めるべきは改める…ってことに異論はないんだけれど、そういうあなたは“欧米大好きサングラス”を掛けてるだけなんじゃないか?
(…っていうケチのつけ方こそ、“サングラス的”ですね…)


例えば
「シイナよ、黒人音楽好きもイイけど、そんなの売れないんだからさ、もっと色んな音楽を聴きなよ…」

…ギクっとする話であります(笑)
もちろん実話。
一度ならず、言われたフレーズです…。


「“サングラス”を外せ!」
ってのは、圧倒的な正論で、どうにも反論が見つかりにくいものです。

だから僕は、自分の趣味じゃない音楽も聴くように試みました。

けどね…と、多少歯切れ悪くぼそぼそとでも、僕は言いたい。

この“サングラス”の色、そのおかしな色合いこそが、僕なんだからさ、と…。


確かに僕は“サングラス”を掛けている。
それはちいとばかし変わった色合いで、あまりポップではないかも知れない。

でもね、本当のサングラスみたいに、シュパッと掛け替えられるもんじゃないっすよ。

確かに、“サングラス”が外れたら、世界は鮮やかに開けるかもしれない。

けど、僕は僕なりの色つきレンズで30ウン年世界を眺めてきた訳でさ、そこも尊重してよ。


僕らがどんな“サングラス”を付けているのかは、知ってるべきかもしれない。

だけど、それを外すべきか…ってのは、また別の問題な気がするんですね。


あぁ…歯切れの悪い話。
すみません長々と。
つまり僕は、今曲を書いていてですね、んでもって、うんざりしてるんです。
自分が掛けてる“サングラス”の色に…
(苦笑)

でも、僕はやっぱりこのレンズ越しにしか、世界を見られないんだなぁ…。


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Weblog / 2011-01-13 00:51:48
ふぅ。

東北ツアーの余韻にしばし浸っていたいけれど、今日から曲作りを始めた。

とは言っても、今日はあてもなくRHODESを弄っているうちに終わってしまった。

曲作りにも日々積み重ねるべき何かしらがあって、つまり、しばらくサボると下手になってしまう気がする。
やっぱり毎日ちょっとずつでもやらないとダメだな。
反省…


とは言え、まったく収穫ナシでは悔しいので、次のDEZILLE BROTHERSはどういう曲を作るべきか、ぼんやり考えてみた。


むかし、僕の担当だったひとに
「君の曲は俳句みたいだ」
みたいなことを言われて、びっくりしたことがある。

そうか俳句か。
考えもしなかったけれど…

以降、“俳句みたいな曲”という言葉は、常に僕の頭の片隅に張り付いている。

今となっては元担当氏の真意は分からないけれど、僕の中で勝手に膨らんだ“俳句みたいな曲”は…

「最小限の表現で最大限の描写」

「歌詞、メロディ、楽器が有機的に結びついた」

…そんな、いつか書きたい理想の楽曲像だ。


まぁ、そう易々と書ければ苦労はないけれど…


ともあれ、DEZILLE BROTHERSという大きな船がある今、載せる荷物はユニークであればあるだけ良いだろうと思っている。

無難なことをやってもすんなり納まるけど、
「えっ、これは載るかなぁ…」
みたいなヘンなものをこそ、みんな(特にメンバー)は求めている、気がしている。

なんなら原油
なんなら原石
ドロドロ、ゴツゴツ、むしろ上等。

…考えすぎかな。


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Weblog / 2011-01-11 21:55:52

来週からの、小沼ようすけ君とのツアーの詳細です。
ここでも沢山の出会いがあるのだろうな。
楽しみだ。
出会いましょうぜ。


01/20 Thu 大阪/ミスター・ケリーズ
◎ 小沼ようすけ feat. 椎名純平
出演: 小沼ようすけ(g)、椎名純平(vo, key)
入替制 1st OPEN/ 17:30 START/ 19:00
2nd OPEN/20:45 START/21:30
CHARGE/ 1ステージのみ¥4,200、通し¥6,300
問: 06-6342-5821
>>詳しくはこちら

01/21 Fri 広島/Speak Low
◎ 小沼ようすけ feat. 椎名純平
出演: 小沼ようすけ(g)、椎名純平(vo, key)
OPEN/ 17:30 START/ 18:30
CHARGE/ テーブル席¥6,000 立見席¥4,000
問: 082-545-3960
>>詳しくはこちら

01/22 Sat 下関/Billie
◎ 小沼ようすけ feat. 椎名純平
出演: 小沼ようすけ(g)、椎名純平(vo, key)
OPEN/ 18:00 START/ 19:00
CHARGE/ 前売り¥4,500 ディナー付¥6,000
問: 083-263-6555
>>詳しくはこちら

01/23 Sun 倉敷/shuby
◎ 小沼ようすけ feat. 椎名純平
出演: 小沼ようすけ(g)、椎名純平(vo, key)
OPEN/18:30 START/19:30
CHARGE/ 前売り¥4,500 当日¥5,000
問: 086-434-8155
>>詳しくはこちら


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