椎名純平BLOG
gooブログ
 
Weblog / 2005-10-11 11:03:02

いや終わりました。
去年も凄かったが、今年は強力だったねぇ~。

何はともあれ、トラブルなく終える事が出来て良かった。
事前の準備から当日の8時間まで、
常に緊張を切らさずに頑張ってくれたスタッフの皆さんにこの場を借りて感謝です。

個人的には、課題が色々見つかってかなり有意義でした。
気持ちは早くも来年です…。


comment ( 3 )  |   Trackback ( 0 )

Weblog / 2005-10-07 17:58:42

一昨日、初めて他の三人のnbsaブログを見ました。
(家のパソコンが壊れているのです。今までの文は全てケイタイで書いて、
それをマネージャーにアップしてもらっています…)

いやびっくり。
皆nbsaのコトばかり書いているではないですか(当たり前ですね。そうですよね)
つう訳で今日もnbsaの話題を。

一見バラバラに見えるであろうnbsaの人々に共通するファクターが一つあります。
それは全員が‘異端児’であるコトです。

例えば韻シストやQ-illは
素直にサンプラーとターンテーブルでやればいい事をわざわざバンドでやってる。
例えば犬式は
レゲエともロックとも、ましてスカコア(死語?)やなんかとも説明のつかない音楽をやっている。
そしてSoil&゛Pimp"Sessionsは
ニホン人の 「ジャズ=レオン愛読チョイ悪オヤジが若い女子たぶらかす為のムード音楽」
というステレオタイプを爆音で吹き飛ばしてる。
あの音楽を鳴らされたらナンパなぞ出来たもんじゃない。

僕は僕で、デビュー当時から「一応R&B、なのかな?」「ソウル、かな?」
などという据わりの悪さがあり、その揺らぎのままに活動して来ました。
幸運にもヒップホップの偉人達との共演の機会に恵まれたかと思うと、
篠原涼子嬢とジャズ歌謡をデュエットし、自らのバンドで活動し、かと言って…ナドナド。
てんでバラバラなんです。
しかも自分にとってはどれもがやりたい事だから一層タチが悪い。

もし自分の感性が「レゲエ」だとか「ヒップホップ」とかの枠内ならば、
その中でひたすら突き詰めて行けばいい。(言うまでもなく、それはそれで非常に大変な事ですが)
ただ、自分の感性が幸か不幸かそういう既存の枠に納まりきれなかった場合、
何かを犠牲にして自分を枠に嵌め込むか、枠の事を忘れて‘自由’という大海原に身を投げるか、
の二択を迫られるわけです。
そしてnbsaには圧倒的に後者ばかりが揃っています。
そういう意味で僕はnbsaの人々を‘異端児’だと思うし、
nbsaの皆に親近感を持つのはその部分なんです。
「ようやく同士が見つかった」と。
安堵すると同時に、「皆凄いな。負けないように頑張らねば」と日々刺激を受け続けています。

ただ、僕はnbsaの連中が特別だとは決して思いません。
今年はたかが(?)8時間の小さな(?)イベントですが、
このうねりが波及していくうちに全国から‘異端児’の同士が集まり、
そのうちに野外で三日間なんていう規模になるんじゃあないかと想像しています。
だって、「ミスチルも良いけど、エミネムってクールだよねぇ、そういえば犬式ってバンドの洋平って人と
ソイル何とかってバンドのデブゾンビとか言う人がスペシャで番組やっててさ、
デブ何とかって人ほとんど喋らないんだよねぇ、っつうか洋平って人喋り過ぎ~」
なんていう風に音楽を雑多に浴びて育った親の子供達はきっと皆‘異端児’になると思うんですよ。

10年後辺りに、
「そういえばnbsaってあったね。今思えばあそこから始まっていたんだねぇ」
なんて評価される…てのもオシャレですな。
想像しただけでほくそ笑んでしまいます。
どうですか、10/9に一緒にほくそ笑んでみませんか?
間違いなく、この場には音楽の未来形の端っこがギラギラ見え隠れしていますよ。


comment ( 1 )  |   Trackback ( 0 )

Weblog / 2005-10-05 16:13:24

たまにはnbsaの事を書きます。

10/9に行われるnbsa vol.2の(ずっと変わらぬ)ウリの一つは
‘転換無し生音オンリー・ノンストップ怒涛の8時間’ですが、
これはどういうコトなのか?というのをちょいとばかし。
分かってる方は読み飛ばしてください。

まずは‘転換無し’という言葉の意味から入りましょうか。
ライブハウス、あるいはフェス等に行ったことある人は分かると思うんですが、
一つのイベントに幾つかバンドが出る場合、
それぞれの演奏の間にはどうしても2~30分程度の空き時間が出来てしまいます。
なぜなら、それぞれのバンドの楽器を入れ換えたり、
それに付随して音響や照明のセッティングを変えたり…といった作業が必要だからです。
この時間、この作業が‘転換’です。

各々のバンドがベストの演奏、演出をする為には転換は確かに必要なんだが、
その為にポッカリ空いてしまう時間は結構勿体ない。
お客さんとしては、前のバンドでせっかく盛り上がったのに
次のバンドが始まる頃にはまた盛り下がってしまいますよね?
おまけにステージ上は大勢のスタッフがテンパり気味(?)にウヨウヨ動いていたり、
どうにもスマートじゃない。

そこでnbsaでは転換の時間を無くしてしてしまおう、となった訳です。
バンドとバンドの間も生演奏は止めません。
どうやるのか?

まず、ステージにドラム、アンプ等の機材を2組ずつ並べます。
一つのバンドが片方の楽器で演奏している間、
もう片方の楽器では次のバンドが同時進行で準備(転換)をします。
そして、前のバンドが終わったらすぐに次のバンドに切り替わるのです。
ヒントはクラブDJのターンテーブル。
DJ達がターンテーブル2台(時にはそれ以上)を駆使して曲から曲へ繋いでいく、
あのヘッドフォンで何やら意味深にコソコソやってるアレ、
あれをo-eastのステージ上で白昼堂々繰り広げてしまおう、というのです。
どうです?伝わりましたか?
図にすれば簡単なんだが、文章で書こうとするとややこしいなぁ…。

とにかく。
10/9の15時にo-eastに足を踏み入れたなら、
そこから8時間(と少し)バンドの演奏が続くよ、という事です。
バンドの繋ぎ方にも各々趣向を凝らしています。
長くタフな一日になりますが、それだけのモノをお見せできると思いますので
楽しみにしていてください。


comment ( 1 )  |   Trackback ( 0 )

Weblog / 2005-10-03 13:49:12

さぁ、ブログの更新にも力が入って参りました。
内外から「早く更新せい」というプレッシャーがかかったから頑張っている、訳ではありません。
決してそうではありません…。

皆さんは「ヴィンテージのギターがウン百万円」的な話を聞いたことがありますか?
楽器の世界では「新品よりヴィンテージ」という価値観が確かに存在しています。
で、僕もヴィンテージの鍵盤(僕とほぼ同い年)を3台持っています。(ウン百万もしません)
ちなみにクルマも僕と同い年の太古車です。
(いすゞの117クーペというクルマです。知ってるかそこの若者よ?)

なぜIT革命だホリエモンだ株だ便利だ言ってる21世紀にわざわざ旧い(ボロい)モノを愛でるのか?
そりゃあ「好きだから」と言ってしまえばそれまでなんですが、
どうもこの感覚は女子に伝わりづらいようなので(妻の冷たい視線…)
この場を借りて説明(釈明…)させていただきたいと思います。

ピアノやハープシコード、パイプオルガンの時代から20世紀に
ムーグやRhodesなどの電子楽器が登場し、
さらに発展を重ねた結果、現代の鍵盤は「何でも屋さん」にまで行き着いています。
ピアノやオルガンは勿論、フルオーケストラからドラムからギターから、
地球上に存在する殆どの楽器の音をシンセ一台で出せるのです。
シンセの内部はコンピューターですから、パソコン等と同じ様に年々進化を重ね、
その音色はもはや本物と遜色ないところまで来ています。
プロである僕たちでも、聴いただけではホントのピアノかシンセの(ニセの)ピアノが判別出来ない、
なんてことはもはやザラなんです。

じゃあ何故ヴィンテージを?
うぅん…見た目がカッコイイから?
んん…説得力、ゼロ…ダメだ、考えれば考えるほど泥沼に…
そういえば周りでもヴィンテージから新しいシンセにくら替えする人間が増えてるんだよなぁ。
Cro-Magnonのたくちゃんとかも昔はRhodes使ってたのに
「いやぁ、軽くて運ぶの楽だし音良いし」とかほざきやがる…。
そうかぁ、音良いのかぁ、そして軽いのかぁ…。

ダメです。説明(釈明)不能です。撤収です。ではまた。



comment ( 3 )  |   Trackback ( 0 )

Weblog / 2005-10-02 16:02:19

ワタクシ椎名純平31歳、再びラジオのDJをやることになりました。
しかも再び札幌のノースウェーブです。

前回は、やたらマニアックかつ地味な選曲と適当かつ行き当たりばったりな喋りで、
相当にヒドイ番組だったと思います。
いつも収録終わりのだるま(ジンギスカン屋さん)で反省してました…。
(川上さん&西俣さん、お世話になりました)

僕のライブを観た事がある方は、二枚目イメージとのギャップありまくりのMCに驚くようです。
いわく、「もっと無口でカッコイイ人だとばかり…」
そして、レコード会社等のスタッフは「この喋りはラジオに使えるかも」と思ってしまうようです。

違うんですよ。
確かにライブのMCでは喋れるんです、適当に、その場で思い付くままに。
しかし、ラジオのDJに求められる技能は全然違うんです。
皆さんは「ラジオのDJって適当に喋ってる」とお思いかも知れないですが、
あれはあれで台本のようなモノがあったりもして、
「これこれの内容を盛り込んで3分で喋りなさい」みたいな決まりごとがあったりする訳です。
で、僕は普段ベラベラ喋るクセに、そういう決まりごとがあると途端に縮こまって、
テンパってしまうのですよ…。

…そういう訳で、やや弱気の虫もはいつくばってますが、
前回のリベンジ気分もまた盛り上がっています。
北海道の皆さんは是非(僕のテンパり具合を)楽しみにしていてく~ださ~い。


comment ( 3 )  |   Trackback ( 0 )

Weblog / 2005-10-01 14:24:48

皆さんはiPod、ないしはそれに代わるプレイヤー(ああいうのをひっくるめる言葉はあるのか?)を
持ってますか?
まだ買っていない方、「ケッ、あんなモノは」と思っている方、是非一度使ってみてください。
iPodの何が便利か?持っている人からしてみれば今更僕があれこれ言うまでもないんですが、
それは「自分が今聴きたい音楽をいつでもどこでも聴ける」ことに尽きます。
もう重くかさばるCDMDカセットなどを持ち歩く必要がないのです。
ちなみに僕は家のCDやレコードを収納の奥深くにしまい込んでしまいました。
部屋もスッキリです。

僕はiPodのおかげでかなり音楽の聴き方が変わりました。
今までならCDやレコードを聴き始めたらとりあえずアルバムの最後まで付き合ったモンですが
(レコードやCDをいちいち替えるのがメンドウだから…)、
そうしなくても良いという自由と身軽さを手に入れたのです。
トム・ウェイツを聴き始めて、「飽きたな」と思ったならミーターズに行き、
地味変聴いてからコモン、ゆらゆら帝国からフェラ・クティ、
でもやっぱりシメはビル・ウィザース…自由自在です。
iPod本体のシャッフル機能で、選曲の意外さを楽しむなんてのもまた一興で、
僕なんか最近はプレイリスト(好きな曲を集めておくフォルダ)を沢山作っておいて、
シャッフルに任せっきりです。
ウチで電車でクルマで(iPod聴きたいが為にカーステ改造しました。詳しくはまた今度…)
いつでもiPodどこでもシャッフル。快適極まりないです。
(ミュージシャンの端くれとしては、せっかく曲の流れなど考えて作ったであろうアルバムを
シャッフルでバラバラにしてしまう事に、良心の呵責を覚えないでもないですが…)
どうです?楽しそうではないですか?

そうそう、最後にウソ臭いお願いを…。
iPod等にいれる音楽はちゃんと自分で買ってね!
なるべく、なるべく…。
僕もなるべく買います…。
いや、ほとんどは買ってるんです。ほとんどはね…。
歯切れわろし。


comment ( 2 )  |   Trackback ( 0 )